すみれ島 (新編・絵本平和のために 6)

著者 :
  • 偕成社
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本棚登録 : 248
感想 : 27
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  • Amazon.co.jp ・本 (32ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784034380604

作品紹介・あらすじ

太平洋戦争がおわったのち、特攻機の飛んでいった南の小さな島にひっそりすみれが咲きます。声高に戦争反対を叫ぶのでなく、静かに、子どもたちに平和の重さ、いのちの尊さを語りつぐ絵本です。読みきかせて、理解させてほしいのは1.2.3年生。

感想・レビュー・書評

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  • 再読。特攻花について聞いた話をもとに書かれた平和の願いが込められた悲しくも美しい絵本。
    特攻の出撃前夜に子供達から届いたすみれの花ですもうをする若者達。送られたすみれの花を持って南の海に散っていった若者達。途中で故障して誰にも知られずに海や島に墜落していった若者達。その時の若者達の気持ちを想像すると胸がいっぱいになってくる。悲しい出来事だがけっして忘れてはいけないと思った。

  • 「その日から、子どもたちは、野原にすみれの花がなくなるまで、
     花たばをつくって、おくりつづけたのであった」

    日本人にとって、沖縄とは何なのだろう。訪ねたからこそ、わかる。美しい海、土、鮮やかな花、沖縄が見てきた悲しみは計り知れない。そんな歴史も、文化も、私は好き、沖縄が好き。すみれ島、ここで起きたこと、いま起きていること、大切に。大切に。(7分)#絵本 #絵本が好きな人と繋がりたい #すみれ島 #今西祐行 #松永禎郎 #偕成社

  • 子どもたちが特攻隊員に贈ったすみれの花束。それは、隊員たちを束の間癒やし、名もなき無人島に散る。そして、花を咲かせる。その島は「すみれ島」と呼ばれるようになる。

    特攻花のエピソードを基に書かれた絵本。悲しいが、美しい話でもある。平和や命の尊さを静かに伝えている。

  • 4年生

  • 良かった

  • **********
    「戦争」に。

    太平洋戦争後の元戦場の様子を静かに描いた本。

  • 戦争関連のブックトークで最後に読み聞かせ。
    戦争…重い内容が重いが、先生にしたら何でもいいから読んで知ってほしいらしい。選書で勉強していきたい。

  • 残酷な描写はないので、今年子どもに読んであげようかなと思っています。

  • 6年生への読み聞かせ本を探していて読んでみた。
    戦争の話。読み聞かせに使うことはない。

    裏表紙のカバーより
    「声高に戦争反対を叫ぶのでなく、静かに、子どもたちに平和の重さ、いのちの尊さを語りつぐ絵本です」

    特攻隊の若者も、学校の生徒たちも先生も、皆が優しく懸命に生きていたのだなと、しみじみ感じた。
    すみれの花の絵が美しい。

  • すみれの花の絵がきれい。
    おはなしで聞いた。
    戦争の話なので、語る場を選ぶ。

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著者プロフィール

●児童文学作家。1923年大阪府生まれ。早稲田大学仏文科卒業。在学中から早大童話会に属し、児童文学を志す。主な児童文学に『肥後の石工』『浦上の旅人たち』『光と風と雲と樹と』。そのほか絵本に「源平絵巻物語」シリーズ、『土のふえ』など。日本児童文学者協会賞、野間児童文芸賞、小学館文学賞、芸術選奨文部大臣賞など受賞多数。1992年紫綬褒章を受章。2004年逝去。

「2017年 『ヘレン・ケラー自伝 (新装版)』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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