- Amazon.co.jp ・本 (116ページ)
- / ISBN・EAN: 9784035010203
感想・レビュー・書評
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[並み木クリーニング店にきた、8人のへんなお客。セーターの洗い方をねっしんにきく、ひつじくん、一年ぶりにあずけたワンピースをとりにきておいて、もんくをいう、むすめさん。くまさんは、大きなみどりのカーテンを背おってきて、いそいであらってほしいといいます。クリーニングやさんは、一年じゅう大いそがしです。]
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洗濯してくれと真っ黒な雲を持って来たこどもがテルテル坊主であったというオチと、もうすぐ毛を刈られる羊がウール製品のお手入れをメモって帰って行った話が好きです。その羊が表紙の右端にいます。おちゃめなキツネもかわいい!
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子ども向けのファンタジーだとしても、もう少し無理のない設定にしてほしい。「不思議な」と書けば何でもすまされるものでもない。
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クリーニング屋さんが不思議なカレンダーを店にかけると、不思議なお客さんが次々やってくる。自分の毛で編んだセーターの手入れ方法を尋ねる羊、巣をどう洗ったらよいか悩む蜘蛛、寝癖に悩む狐など。
クリーニング屋さんの回答が、ちゃんと洗濯の知識に基づいているので、ちょっとためになる。
ほのぼのとしたエピソードに和む。
まあ、読んで三年も経ったら忘れそうな気がするけど。 -
雰囲気は安房直子に非常に近い。
作者さんもそーいうのを描きたいというか、目指してるんじゃないかなという印象。
でも何か物足りんのは何でなんやろうか。話の筋だけを楽しんでる感じ。 -
並み木クリーニング店の前に、汚れた布のようなものが落ちていました。
店長さんが拾って洗濯をしてみたら、今年のカレンダーでした。
お店に飾っておけば持ち主がわかるかなと思って、飾っておきました。
ある寒い日、ひつじが「セーターの洗い方を教えて欲しい」
と言って来たので、店長さんはていねいに教えてあげました。
春が近いある日、若い娘が去年あずけたワンピースを持ちに来ました。
でも、小さくなってて着られないと泣いて戻って来ました。
それは娘さんがちょっと太ってしまったからと、店長さんは娘さんに
お店で働くことをすすめてみました。
いろいろなお客さんが来店しますが、そのお客さんたちは
あのカレンダーと関係がありそうで・・・。 -
やさしくて、ほんわかあったかい話。
クリーニング屋さんにいろいろなお客さんが、変わった依頼をしていきます。
一年を通したクリーニング屋さんの話だけでも面白いのですが、ふしぎなカレンダーの不思議なしかけが、ただの「不思議」じゃ終わらない予感がして、ステキです。