かりんちゃんと十五人のおひなさま

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  • 偕成社 (2009年1月1日発売)
  • Amazon.co.jp ・本 (181ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784035283706

かりんちゃんと十五人のおひなさまの感想・レビュー・書評

  • お雛祭りに読む。
    チビちゃんたちは長くて飽きてしまい、結局一人で読了。

    かりんちゃんへひいおばあちゃんからお雛様が届く。
    古いけれどお道具の細工も素敵な段飾り。今まで狛犬雛だけだったかりんは大喜び。
    さてその夜、目が覚めたかりんが台所で出逢った人は…。

    小学生でも女は女っていうちょっと怖いシーンがあり、とくに「すごいって本当にそう思ってる?」とか言わせる必要あったのか。トゲも感じる。

    お雛様は守り子のために存在して人知れず、形代としてその子の代わりに災厄を引き受けている。
    真新しい豪華な雛飾りも、手作りの内裏雛も。
    雛祭りを考えるのにとても良い本。
    チビちゃんたちにもう一度読ませたい。

    お雛様と人との関係が温かくて、我が家のお雛様をまじまじと見つめてしまった。
    昨年「みてー!」の声に振り向いたら、チビ兄ちゃんがマジックハンドで女雛の顔を掴んで持ち上げていて、その時の額の傷が痛々しい。
    でもこれもきっと兄妹ゲンカでMが大きな傷を負っていない代わりなんだ。と思うことにした。

  • この本を読むと、おひなさまに対する考え方が変わります。
    おひなさまの役割や、それぞれの家庭にあるおひなさまがどのような想いで家にやってきたのか。
    お恥ずかしいことに、そんなことを真面目に考えたのは、この本を読んでからでした。

    私は男なので、本来ならば、兜やこいのぼりがあるはずだったのですが、そんな裕福でもなかった私の家には、どちらもありませんでした。
    二人の妹も同様に、自分のおひなさまはなかったように記憶しています。

    「十五段飾り」とか「人形は顔がいのち」というような高価なおひなさまを宣伝するCMがありましたが、よくよく考えてみると、実は各家庭によって、「うちにあるおひなさまは小さいんだ」とか「二人しかいないんだ」というような『おひなさま事情』というものがあるのではないかと思います。
    もし、今の自分のおひなさまに満足していない女の子がいたら、せひ読んでもらいたい本が、この『かりんちゃんと十五人のおひなさま』です。

    おひなさまは、その持ち主の子どもを守ってくれているのだそうです。そのおひなさまを贈った人の願いが込められているのだそうです。だから、おひなさまが大きいとか小さいということではなく、贈ってくれた人が自分のことをどんなに想ってくれているのかということに、気もちを向けて欲しいと思います。

    ありがたいことに、我が娘には、祖母(私の義母)の手づくりの木目込みのおひなさまがあります。毎年、おひなさまを出すことを楽しみにしています。
    娘もこの本を読んだので(この本を読んだときは小6)、おばあちゃんの気もちをきっとあらためて受け取ったのではないかと思います。私も感謝の気もちでいっぱいです。ありがとうございました。

    小学中学年から読める本です。今の女の子も、昔女の子だった人にも、ぜひ読んでもらいたい一冊です。

  •  かりんちゃんと、かりんちゃんがひいおばあちゃんから引き継いだおひなさまたちのお話。
     ひな人形たちが動き出す設定はよくあるけど、このお話ではキャラがみんなよかったな。
     かりんちゃんたち人間サイドも、小学生女子らしくてよかった。

  •  おひなさまを持っていなかったかりんのもとへ、ひいおばあちゃんからおひなさまが送られてきた。少しきずやよごれがあるけれど、上等なもの。おひなさまを飾ったその夜、不思議な夢を見て目を覚ましたかりん。水を飲もうとキッチンに行くと、小さな話し声が聞こえてきた。

  • 衣装や道具の豪華さで決まるのではない、それぞれのお雛様の価値。この本を読むと、自分のお雛様がいっそう大切に思えます。
    自分のモノと他の人のモノとを比べてうらやましくなったり、妬ましくなったり…そんな気持ちを頭から否定するのではなく、やさしく諭してくれるようなお話しでした。

  • 三月三日、ひな祭り。この時期、女の子のいる家には華やかな雛飾りが飾られます。
    主人公のかりんの家にはひな飾りがなく、毎年悲しい思いをしていましたが、今年は違います。なんてったって、おばあちゃんが使っていた立派なひな飾りをかりんに送ってくれたから。

    美しいひな飾りに心浮き立つかりん。その夜ふいに目が覚めて、物音に気がついて台所に行くと、そこには動いて、喋っている三人官女がいて!

    ***

    行事を題材に扱った小説という時点で、学校図書館には置きやすいと思います。展示などで使えますね。また、内容的にも起承転結ハッキリあって面白かったです。
    おひな様たちそれぞれが個性豊かで、起こる事件と解決の糸口の伏線もきちんと回収できていて、とても良かったです。
    親が子供の幸せを願う気持ちが、受け継がれていく感じ。大事なのは豪華な飾りではなくて、込められた気持ち。ちょっとウルウルしてしまいました。オススメです。

  • かりんちゃんは おばあちゃんから古いお雛様を譲り受けました。ずっと欲しかったお雛様。
    赤い毛氈の7段飾りで、たくさんの細かなお道具もあります。
    その日、かりんちゃんは お雛様たちが 動きだし、しゃべりだすのを見てしまいます。なんと、お雛様たちは かりんちゃんを見守ってくれているのだといいます。

    お友達と おひなさまめぐり。
    あやめちゃんの、新しく 豪華な、おばあちゃんからの気持ちのこもったお雛様たち。
    ななこちゃんの、古いけど、 おばあちゃんが 大事な帯をといて 手作りで心をこめて作ったお雛様。


    ウチのお雛様も 古いです。もうそろそろ人形寺に供養に・・・なんて思ってましたが、やっぱり、大切にしたい。飾る時から 気持ちを伝えていけたらいいな。

  • 小学生のかりんちゃんと、ひいおばあちゃんから譲られてかりんちゃんの元にやってきたひな人形たちとのファンタジー。楽しくて温かくて、大人が読んでもきゅんとなるお話しです。
    この本を読むと、ますます自分のひな人形が愛おしく感じるようになると思います。小学生の女の子に、そして昔女の子だった人たちに、是非読んでもらいたいです。

  • 小2の娘が本屋さんで自分でえらんだ本。
    おひなさまを持っていなかった小学生のかりんのところに、ホームに入ることになったひいおばあちゃんから年代物の雛飾りがとどきます。そのおひなさまたちとの交流をとおして、おひなさまの意味や古来からの形代、たましいの憑依などを知り、小学生のおともだち同士での気持ちの行きちがいなども上手にからませ、人形たちに込められた思いや物語に気がついていきます。おひなさまたちの性格づけやせりふ回しも楽しく、女の子には一度は読んでもらいたいファンタジーだと思いました。

  • 女の子なら一度は考えるんじゃないかな。
    お雛様とお話ができたらいいなって。
    それがかなった気持ちになりました。

  • ひいおばあちゃんからもらった古いおひなさまを飾った日、かりんは不思議な夢を見て目をさましました。すると、キッチンから明かりが見えて、のぞいてみると、なんと、三人官女がおしゃべりしているではありませんか! かりんとおひなさまたちの、小さな大冒険が始まります!

  • 「ここでおこることの半分は、かりんちゃんの夢。
     あとの半分は、わたくしたち ひなの夢。
     ほかの人びとには わかっていただけないことですから、
     お話してはいけません」

    小さなおひなさまたちが活躍する 雅でポップなファンタジー。

    たまには181ページの童話の世界に浸ってみませんか?

    児童書を中心に翻訳者、作家、画家として活躍されている なかがわちひろ(中川千尋)さんのちょっと長めのおはなし。

    たまには童話で、しあわせの魔法にかかってみてください。

  • 2009-11-158
    野間児童文芸賞受賞作。
    謎解きも楽しみながら子供のころに飾っていたお雛様を思い出しました。
    いい話。

  • 雛人形が動きだすだけじゃないのがいい。現役女子だけでなく元女子だった人にもおすすめ。

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かりんちゃんと十五人のおひなさまの作品紹介

それは、しあわせの魔法。「ここでおこることの半分は、かりんちゃんの夢。あとの半分は、わたくしたち、ひなの夢。ほかの人びとにはわかっていただけないことですから、お話してはいけません」。小さなおひなさまたちが活躍する雅でポップなファンタジー。小学校中学年から。

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