- Amazon.co.jp ・本 (199ページ)
- / ISBN・EAN: 9784035309307
感想・レビュー・書評
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素敵な創造力の物語。物にはそれにまつわる物語と人の思いがある。物を大切にする事は巡り巡って人を大切にするということ。物にまつわるその人の思い出を大切にすること。相手の気持ちになって、大切な物にまつわる話を聞いてみたい
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高田さんのお店にある骨董品はどれも不思議なものばかり。小学1年生のレンちゃんにお話するていで、骨董品にまつわる冒険譚が語られます。どの逸話もあり得ないお話ばかりで、息子は「ほら吹きばあさんだなぁ」と言って楽しんでました。挿絵が美しいのも魅力です。
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外国を感じた!!楽しかった
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骨董屋・銀杏堂の女主人である高田さんが、小学校に上がったばかりのレンちゃんに話す冒険のお話。
売られている品の1つ1つに、高田さんの冒険のお話が詰まってます。
高田さんの作り話なのかとも思ったけれど、そうとも言えない品もあるから、やっぱり本当にそういう冒険をしたっていうことなのかしら。
レンちゃんが賢くてかわいい。
イラスト、めっちゃ雰囲気に合ってると思う。
若いころの高田さんもカッコいいけど、今の着物姿の高田さんもいい。
そんで、レンちゃんもかわいい。 -
私にとっては久しぶりの、数年ぶりに新しく見つけてすごく惹かれた児童書。
手に取って、ページをめくってみてふわりと香った真新しい本の、インクの、紙の匂いに、心が躍りました。
掌編がぎっしりとつまっていて、(児童書だと思ってよんでいるから、というのも勿論あるとは思いますが)さらさらとなんのひっかかりもなく自分の中に流れ落ちてきて、満たしてくれる感じ。不思議な世界とお話がすとんと落ちてきて、純粋に素敵だなぁと、何度も思いました。
「朝つゆのクモの巣ネックレス」「親指のんだくれ猿」「サバンナの逃げ水」「文字虫」「ぼたもちお手玉」そして「エピローグ」が私はお気に入りです。
読了直後の気分が盛り上がった状態で今これを書いていますので、自分にしかわからないレビューになっていること間違いなしですが、
作者様自身が描かれたイラストのその色合いや筆遣いが、この世界観をより豊かにしてくれているような気がします。 -
冒険する骨董屋さん!
12篇の物語があっという間でした。
最後のラクダに乗る高田さんの絵が本当に素敵。終わりなのにいちばんワクワクした瞬間!
装丁はもちろん、全ページの紙質が触り心地良かった。
ほとんどカラーの挿絵もとても綺麗。
作者の方が挿絵も描かれているので、まさにこれがこの本の世界なんだなぁと感じられました。 -
<Ginnando>
裝幀/原条令子 -
骨董品の収集にまつわる思い出を語るファンタジー世界。銀杏堂の店主は各世界を巡って集めた骨董品に価値がないと悩んでいたが小学生のれんちゃんの人形を持って避難するという言葉に生活必需品は大切だけど精神的に必要なものもある事を教えてもらい自信を持つ。
孫ほどに離れていても教えられる事、友だちになれる事ができると教えてもらえた。