- Amazon.co.jp ・本 (146ページ)
- / ISBN・EAN: 9784035321200
感想・レビュー・書評
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小学生のとき大好きだった本。
今思えば、自我の確立とか、そういうことに関する話だったのかな。当時はこの本の何に惹かれるのか説明できず、ファンタジー寄りの小品的なところに落ち着いていた気がする。
大事な人形との対話を通して自己を確立していくのが普遍的な現象だとしたら、人形遊びをするのが日本では(というか、多くの先進国では)圧倒的に女の子、ということとの関係を、いろいろ考えたくなる。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
お人形さんと遊ぶのは、楽しいね~色々工夫もできるし、パワーも貰えるんだ~
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好き、では無かった。
でも何故か忘れられない。
私にとって「ふしぎなお人形」は、そんな本でした。
今では大切な本の1冊です。
ハードカバーの色は薄い青。
自分に自信が全く無い、末っ子でみそっかすな主人公の少女。
少女は、お人形の為に、自転車のかごを横に倒して素敵な家を作ります。
季節に合わせて、お部屋も模様替え。
苔は柔らかな緑の絨毯。
摘んできた花は、妖精のお人形の帽子にぴったり。
秋には森できのこを取って来て、テーブルにしよう。
現実と、子供らしい空想とが、優しく混ざり合いながら、
少女も少しずつ成長してゆきます。
しんしんと更ける夜、一人っきりで無性に寂しくなり、
どこか子供に戻ったかのように怯えている時
幼い頃聞いた、あの優しい音が聞こえてくるよう。
チリンチリン… -
大好きな本。
ルーマゴッテンの繊細で愛らしいおはなしです。