放課後の怪談〈8〉3分の1の魔法

著者 : 日本児童文学者協会

制作 : 日本児童文学者協会 

• 偕成社 (2010年2月17日発売)

感想・レビュー・書評

[猫武炸成さんの感想 · 2021年1月5日]

ｶﾊﾞｰﾃﾞｻﾞｲﾝ/たかのはしまいこ

[永杜さんの感想 · 2012年5月16日]

３ぶんの１なら、残り３分の２になる確率の方が高いのでは、な題名。
どちらを取って思うかで、こうも気持ちの持ちようが違う数字。
しかし、愛のある家庭です。

４つ目の話の落ちは好きです。
確かにどちらも『こっち』の住人だと思って読んでいるので
そっちだったのかｗ　という笑いが。
の前に、約束した相手かと思っていたのですけど。
まぁ最初を思い出せば、それも間違いだと分かるのですが
思い込んだらそう捨てられない回路です。

５つ目の話は…もうそう思って過ごせるなら幸せではないか、と。
己に振り回されて一喜一憂どころか、びくびくしている子供を見て
楽しんでいる母親…こういう親がいるのはぞっとします。

著者プロフィール

子どもの本の作家、詩人、翻訳家、評論家などが集まっている全国的な団体。子どもの本についての講座や、雑誌の発行、作品募集などの活動を行っている。毎年夏には、幼児から中学生を対象とした「子ども創作コンクール」も実施。

「2020年 『物語は４つの顔をもつ』 で使われていた紹介文から引用しています。」