ジーク: 月のしずく日のしずく (偕成社ワンダーランド 5)

著者 :
  • 偕成社
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感想 : 39
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  • Amazon.co.jp ・本 (293ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784035400509

作品紹介・あらすじ

父アレス亡きあと、ジークは運命の糸のみちびかれるまま、都にのぼり、さまざまな仲間とめぐりあい、アーギスと宿命の対決をする…。

感想・レビュー・書評

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  • 昔読んだことがあったが話を忘れてしまい再読。王様、剣、弓、出世の秘密、、ファンタジーの王道中の王道。今でこそゲームや漫画、アニメ等で見飽きた感のある設定かもしれないが、1992年に書かれたということに驚く。今読んでも、変に凝り過ぎてなく、無駄がなくやはり面白かった。
    イッパイアッテナやテーオバルトと通ずる「忠義・友情・約束」がテーマなのかな、、なんて思いました。

  • 子供の時読んで忘れられない作品。学校の朝の読書時間が楽しみで仕方がなかった。

  • 小学生の頃の愛読書。私の原点。

  • 王道ファンタジー。読みやすいけど、言い回しが古く、イマドキではないかな。

  • 小学生でも読める、良質なファンタジー

  • 父アレス亡きあと、ジークは運命の糸にみちびかれるまま、都にのぼり、さまざまな仲間とめぐりあい、アギスと宿命の対決をする・・・子どもから大人まで、楽しく読める作品です。

  • 図書館で借りて読み進めている「白狐魔記」のシリーズがなかなかお気に入りだったので、同じ著者の他の本も読んでみたくなり、同じく図書館で借り出してきてみました。

    正直なところ、「白狐魔記」ほどは面白いと思えませんでした。  でもそれは恐らく KiKi が50代の♀だからで、小学生ぐらいの時にこの物語を読んだらそれなりに感動したような気がします。  ものすご~く王道の貴種流離譚でそういう意味では先が読めちゃうんだけど、特に第1巻ではジークを取り巻く人々がとても生き生きと描かれているので、物語世界に没入しやすい物語だと感じました。  

    ただ、第1巻に関して言うなら物語のクライマックスというか山場はアーギスという魔物との戦いの部分だと思うんだけど、そのアーギス退治の話が出てきてからがちょっと雑・・・・というか呆気なさすぎる感じがしちゃいました。  児童書のページ数ということで何等かの制約があったのかもしれないけれど、そこに至るまでの物語の書き込まれ方が丁寧だっただけに肝心なところへいってからが「およよ」と言っているうちに終わっちゃった・・・・そんな印象なんですよね~。

    第2巻の方は「戦記」を名乗る割にはちょっと食い足りない・・・・そんな印象です。  だいたいにおいてジークが出陣する前に同盟国に乗り込んでいった1万のジルバニア軍が全滅するような戦いだったにも関わらず、その後出ていったジークを大将とする1,500の軍隊の中で名もない兵士はともかくとして、ジークの脇を固める第1作から引き続き登場するメインの登場人物が全員無事というのはちょっといただけないよなぁ・・・・・。  まして、相手国の主力が「龍の起こす竜巻」といういわば超常現象というのも、「戦記らしさ」を欠く大きな要因だったように思います。

    狼猟師に育てられ、「王族」であることよりも「一人の猟師」であることを選ぶジークが自国の都や敵国で多くのことを吸収して成長していく姿には頼もしさを感じたし、軍隊の指揮経験が皆無だった彼が「狼猟」の際の経験を活かして敵陣に突っ込んでいく当たりは「なるほど」と思わされたけれど、これが普通の「戦記」という名に相応しい国同士・軍隊同士の戦いだったらこの物語のような「良かった、良かった」という結末にはなりえなかったとも言えるわけで、そういう面でもちょっぴり「これでいいのか?」と思わないでもありませんでした。

  • 出自の秘密を持つ少年が、邪心アーギスと宿命の対決をする。
    王道ファンタジーの貴種流離譚ですね。しかも暗黒部分も描かれており、それがクセの強い挿絵と相まっていいアクセントになっています。異世界ものだけど地に足の付いた話で、物語の力でグイグイと読ませます。子どもの頃に出逢いたかった1冊ですね。

  • 小学校の時、図書室で借りて読んでおもしろかったので、読書感想文に書いたらなんかコンクールに応募させられて大変な目に会った記憶が...
    今思えば周りに比べて本の対象年齢が高めだったから選ばれただけのような気がする。

  • 面白かったです。いわゆる児童文学、ヤングアダルト系なので、
    登場人物のネーミングとかは子供っぽいけど、話自体は奥が深く、
    ぐんぐんひきこまれました。
    主人公ジークという少年の冒険談の中に、出生の秘密のことや、古くからの
    その土地の信仰(神)のことが織り交ぜてあって本当に飽きずに読めました。
    大人でも楽しめます。さすが、斉藤洋さんです。

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著者プロフィール

1952年、東京都生まれ。中央大学大学院文学研究科修了。1986年、『ルドルフとイッパイアッテナ』で講談社児童文学新人賞受賞、同作でデビュー。1988年、『ルドルフともだちひとりだち』で野間児童文芸新人賞受賞。1991年、路傍の石幼少年文学賞受賞。2013年、『ルドルフとスノーホワイト』で野間児童文芸賞受賞。「どうわがいっぱい」シリーズの作品に、「もぐら」シリーズ、「ペンギン」シリーズなどがある。

「2022年 『がっこうのおばけずかん シールブック 』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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