虚空の旅人 (偕成社ワンダーランド)

著者 :
  • 偕成社
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  • Amazon.co.jp ・本 (357ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784035402701

感想・レビュー・書評

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  • いやー今までとは比べ物にならないくらい面白かった!チャグムの成長ぶりとかっこよさが半端ない!シュガとチャグムの信頼関係が前より深まってた。カンバル王も闇の旅人よりは成長したのかな…?サルーナもかっこよかったぁ…!頭のキレ方がすごい。カリーナは最初良いなと思ったんだけどなー。タルサンとチャグムが仲良くなったのもよかった。チャグムとかラッシャローのスリナァはナユグが見えてるけど、生まれつきそういう体質とかなのかな?だから精霊の守り人になったのかなぁ?そのうち呪術を学んだらさらに自分の意思で行けたりするのか。ナユグの水の匂いはチャグムのときと同じだったから、卵とナルーグル・ライタの目は同じ場所に住んでるんだよね?どっかで関わりがあるのかな?この先出てきてほしい!

  • 真摯でまっすぐな王子様の成長物語には本当に心魅かれます。大好きです。

  • チャグムが新ヨゴ王国の皇太子としてサンガル王国の新王即位の礼に赴く。初任務のチャグムがサンガル王国のトラブルに巻き込まれ、星読博士シュガとともに、乗りこえる話。

    外の世界を知ってしまったチャグムは帝になる我が身を呪いつつも、自分なりの帝への道をたどる。

    サンガル王国は島々で成り立つ、海の国。
    まったく違う文化や気質を持つ、サンガル王国もこれまた魅力的。

    P217「船にのるたびに、頭にたたきこまれた言葉があるのです。難破の危機がきたら、なにかを持ちだそうと思うな。生命がたすかることだけを、ただ考えよ。
    生命さえあれば、かならず新たな道がひらけるのだから、と。」

  • 2014.08.19

  • チャグムめがっさイケメンやな……

  • 守り人シリーズ外伝。新ヨゴ王国の皇太子であるチャグムは、次は国の帝になる運命にある。彼は、ナユーグル•ライタの目と呼ばれる海の少女がサンガル王国に来る為、祝いの儀礼に呼ばれていた。そこで待ち受けるのはサンガル国王の暗殺を企む呪術師。チャグムの勇敢な冒険が幕を開ける。。。

  • 守り人シリーズ第四弾。

    今回の舞台は、新ヨゴ皇国の南にあるサンガル王国。
    元は海賊の国で海の男たちの強さや南国の陽気さを感じる国だ。
    この度、サンガル王国で新王即位ノ儀が行われることになり、新ヨゴ皇国の代表としてチャグムはシュガと共にこの地を訪れることに。

    同じ王族でありながら、温かな絆で結ばれているタルサン王子やその姉、サルーナとの出会い。
    そして、ナユーグル・ライタの目にされてしまったという幼いエーシャナのことを知る。
    また、遥か南の大陸にある国、タルシュ帝国の陰謀が彼らを襲う。


    最初は、サンガルの用語や風習を覚えるのが大変でそちらにばっかり気を取られていたのですが、頭に入ってからはグイグイ引き込まれた。
    サンガルの王家の女たちの生き方や海に暮らすラッシャローなどそれだけでも面白い。

    また、同い年の王子であるチャグムとタルサンのシーンはとても好きです。
    14歳になったチャグムは、一見、穏やかで思慮深い少年。だけど、裡に秘めた激しさもあわせもっている。
    いつか、幼い夢ではなく、本当に彼の思うような国になれば…と本当に思う。

  • 20147月6日

  • バルサが出てこなかった。チャグム主人公。

  • バルサが出てこない。なのに、めっちゃ面白かったぁ。落ちつきと幼さ、冷静さと危うさ、いろんな面を持ったチャグムがとても魅力的に描かれていて、いい帝になるなぁ。サルーナとの間に恋が芽生えるかも、なんて期待しながら読んじゃった。

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著者プロフィール

作家、川村学園女子大学特任教授。1989年『精霊の木』でデビュー。著書に野間児童文芸新人賞、産経児童出版文化賞ニッポン放送賞を受賞した『精霊の守り人』をはじめとする「守り人」シリーズ、野間児童文芸賞を受賞した『狐笛のかなた』、「獣の奏者」シリーズなどがある。海外での評価も高く、2009年に英語版『精霊の守り人』で米国バチェルダー賞を受賞。14年には「小さなノーベル賞」ともいわれる国際アンデルセン賞〈作家賞〉を受賞。2015年『鹿の王』で本屋大賞、第四回日本医療小説大賞を受賞。

「2020年 『鹿の王 4』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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