不思議を売る男

  • 偕成社
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感想 : 106
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  • Amazon.co.jp ・本 (333ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784035404200

感想・レビュー・書評

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  • いつ買ったのかもわからない…
    たぶん10歳か?
    何も持たない男が、古道具屋でお話を売る。
    家具にまつわる不思議な話で、客を惹きつける。

    最後の方、お母さんが「彼はきっと・・・」というところが印象的。

  • 佐竹美保さんが挿絵を書いているので読みました。

    物語の不思議さが,挿絵で印象を豊富にしてくれるので楽しく読み進むことができました。

    どんな仕事でも,その仕事を楽しくする方法があるのだということを知りました。

  • 好き。オススメ。
    骨董屋さんに住み込みで働くことになった怪しいアルバイトの男の人が、お客さんに、まことしやかに骨董品にまつわるストーリーを語って行くというお話。
    何種類ものお話を堪能できるし、嘘かまことかスレスレな不思議なお話に次第にどんどん引き込まれました。最後の謎が謎なままで気になります。わたしの解釈は合っているのか…⁇

  • 原題は「A PACK OF LIES」
    こちらの方が個人的には好きですが。
    友人のTLで紹介されていたのをきっかけに探してみたら…児童書だった
    けれど…大人がしっかり楽しめる内容
    話の雰囲気が「にいさま」を彷彿とさせる

  • 古道具屋の母娘の前に現れた不思議な男が語る、古道具たちにまつわる話。
    どんなものにも語られる話があり、誰もが話を求めている。その構成が面白いです。語られる話もファンタジー有りホラー有りロマンス有り。少し後味悪いものもあるけれど、そのさじ加減が絶妙で物語の持つ魅力を伝えてくれます。ラストの仕掛けはいかにも現代的で、こういうのも有りなんでしょうね。

  • ここ最近で一番の本!

  • 家具や雑貨を売る男の話。「人が求めるのはお話なんだよ」という言葉に深く同感。「お話」はちょっと長くてテンポ悪いかなと思うこともあったけど、あれだけのバラエティに富んだ短編を盛り込めるのはすごいと思うし、どれもある程度面白い。結構引き込まれた。

  • また、金原氏の翻訳本です。原題は『A Pack of Lies』
    さびれたアンティークショップの母娘の前に、風貌も行動もいかにも
    怪しげな男性が突然現れ、しかも成り行きで店で雇うことに…。
    困惑する部分も多々あるものの、その男性は原題にもあるように、
    本当とも嘘とも言えないような話がとても上手で、店にやってきた客に
    話を聞かせては、高額で物を売りさばいていく。
    その男性の話がつづられた短編集、のような感じの構成です。
    話の舞台は世界各国。色々な国のテイストで、とても面白い。
    最後にはその男の秘密も明らかに!
    ただ、ちょっと難しい話もあるので、中学生以上向けかな。
    大人も十分楽しめます。

  • 年齢も、名前すらわからない不思議な男が古道具にまつわるホラなのかホントなのかわからないような話を語る本。その話がどれも魅力的。寝る前に聞きたい話ばかり。
    ラストに明かされる秘密はまったく予想していなかった。

  • 初めて読んだのは小学校の時。
    図書館でたまたま見つけてあらためて読み返してみると、やっぱり面白い!
    グリム童話みたいに少し残酷な部分があるけど、すらすら読める。

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