- Amazon.co.jp ・本 (180ページ)
- / ISBN・EAN: 9784035507703
感想・レビュー・書評
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う~ん、先生と生徒の距離が近い!! もちろん、心理的な距離のことである。それは、深く切り込んでもいけないし、かといって放置するでもない、絶妙な日本人特有の「間」なのだと思う。
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古谷先生が給食のにんじんを食べていないことを発見した吾郎は? 先生と子どもたちの心の交流を描く。
小学2年生のとき、昭和51年度の課題図書『先生のつうしんぼ』を38年ぶりに読んでみました。すごく好きだった本ですが、読んでみたら古谷先生がにんじん嫌いだと知った吾郎はこっそり先生の通信簿をつけることにして・・・という導入部分しかはっきり覚えてませんでした、実はσ(^^;)。この本を読んで僕も担任の山本先生の通信簿をつけて3学期の修了式の日に渡したんですよねぇ。怒らずに受け取ってくれた優しい先生でした。読んでいるうちに思い出してきましたが、蚕をみんなで育てる話や、吾郎のほのかな恋心、古谷先生と白井先生が果たして結婚するのか!?といった盛りだくさんの話だったんですね。小2の僕はどんな感想文を書いたんだっけなあ? -
くもんの推薦図書や「児童文学の教科書」で紹介されていたので通読。すごく読みやすくてびっくりしました!こういう、語りかけるような文章の書き方をなんていうんですかね?昔話風?主役の吾郎が見ていることを描写しているんですけど、一人称じゃないんですよね。
吾郎につうしんぼをつけられている先生は、簡単に表現しちゃうと「煮え切らない」というタイプで、下手するとめちゃくちゃ子どもに嫌われちゃうのではと思うのですが…不器用ながら、子どもと共に「クラス」と「蚕」を育てていく様子にはなんの違和感もありません。子どもにも読んでほしいなぁ。
主役の男の子は三年生とのことで、漢字もそのくらいまでに習うものは読み仮名がありません。小学生の日常を描いたものとしてすごくおすすめしたいです。 -
児童書
くもんの推薦図書にもなっているから
子供向け、と思って読み始めたけれど、
昔の古き良き日本、というかんじで
よかった。
蚕を育てる話も、そういえば
小学校でやったなぁと懐かしくなったり。
まだ物が今ほどない時代の日本。
現代の子が読んだら
どんな感じがするのだろうか -
波瀾万丈なエピソードは出てこないが、先生と生徒の暖かい関係。
以前から気になっていた蚕が出てくる(それをちゃんと考えて弟が贈ってくれたのだが)。蚕を生で見たい!(HPの日記より)
※2001.7.2弟からプレゼント
2001.7.5読了
2008.2.11売却済み -
27年度(5-1)
7分 -
担任の男の先生と蚕を飼う話を中心に描かれるクラスの物語。
どの子もいい子で読後感は爽やか。
学校の図書室にもいれようと思う。 -
担任の古谷先生は、にんじんが食べられないし、お見合いも断られてばかり。少し頼りないけど、とても良い先生でー。
吾朗はこっそり先生のつうしんぼをつけ始める。
ほのぼのできる一冊。