びりっかすの神さま (偕成社文庫)

  • 314人登録
  • 4.39評価
    • (58)
    • (26)
    • (18)
    • (0)
    • (0)
  • 32レビュー
著者 : 岡田淳
  • 偕成社 (2006年4月1日発売)
  • Amazon.co.jp ・本 (185ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784035509608

びりっかすの神さま (偕成社文庫)の感想・レビュー・書評

並び替え:

表示形式:

表示件数:

  • 小学校中学年ぐらいから大人まで、
    非常に楽しく読めます。

    そして、「人に勝つこと」「1番を目指すこと」について
    全く逆の見方をしてみることのおもしろさに気づきます。


    まずは、物語冒頭の母の言葉と、中盤の母のひと言。

    ==============================
    ・母「そんなことでは ひとには勝てん、
       お父さんの口ぐせだったわ。

       でも、人に負けないように仕事をするって、
       そんなにいいことだったのかしら」

    ・母「おともだちができるって、いいことね。

       一番になるためにがんばるよりも、ずっと いいことだわ、きっと」
    ==============================

    この、「おともだちができる」にいたるまでに
    非常に痛快な、びっくりするような友だちの増え方が
    描かれるのですが、それは本書を読んでみて下さい。

    最後に、主人公が「がんばる」にも2種類あることに気づくところから。

    ==============================
    ・あのとき、みゆきたちが、がんばれといってくれた。
     先生にいわれたときとちがって、きょうのがんばれは、いやじゃなかった。
     どうしてかな、と始(はじめ)は思った。
    ==============================

    「がんばること」について考えさせられたシーンです。

    作者の岡田先生は実際に西宮市で小学校の先生をされていたそうで、
    学校のシーンは非常に生き生きと描かれ、ひきこまれます。

    「がんばること」
    「1番になること」にこだわっているときに、
    読んでみたい本です。

  • びりにならないと見えない神様。
    びりになるために協力する…
    その中で子ども達が人の痛みや思いやりを学び取っていく。
    競い合ってではなく、協力しあって
    互いの力を高めていくのだけど、
    競い合う事が悪い事だと言っているわけではない。
    (競う事がなければびりになる事もないわけだから)

    真剣にぶつかりあい、対等な関係を結ぶこと。
    それぞれの違いを理解しあい、気遣いながら助け合うこと。
    “違い”があるのだけれど人としては“同じ”であること。

    設定のおもしろさはもちろんだけど、
    ぽろぽろと鱗がはがれ落ちていくような、
    心が広がっていくのを感じられる。

    子どもも大人も心が成長する一冊。

  • 神様には見えないけど、やっぱり神様だと思う。とっても面白くて、大好きです。

  • 学校の先生に、薦められて読みました!!
    絶対1度は読んで下さい!!
    「なんでこんなにも、面白い作品をつくれるのだろう・・・。」
    とおもうほどの面白さです!!
    ぜひぜひ読んで下さい!!

  • 本気で、走れよ。
    (びりっかすの神様)

    設定が面白い。
    順位より自分がどれだけ本気で頑張ったか。

  • 設定が面白く、子供達の気持ちがつながっていく感じのストーリーもいいんだけど、今大人の自分が読むとだいぶ違う感じで読めてしまい、素直に感嘆できないところがありました。というのは、この教室で起きている状況が授業中にSNSへのアクセスを認めることにした、という状況を連想させるからです。本当にそれに近いので、もうそれだと思ってしか読めない感じです。そうすると変にリアリティを意識してしまうので、そういうチャネルが開いたとしても会話の内容はそんな風にまとまるかな..といった余計なことを考えてしまってどうしようもありません。読んだのが今だというのが残念です。逆に言うと、著者の想像力に技術が30年かかって追いついたということで、素晴らしい想像力だったと言えると思います。
    そんな大人の感想はさておき、小2の子供は普通に楽しんでいました。不思議な設定と展開に頭をひねり、次にどうなるか楽しみにしていました。競争、努力、フェアネスというような少し難しいテーマについては、彼にはまだ早かったのでしょう。伝わった感じはしませんでした。

  • 「本気で、走れよ。」
    びりっかすさん。
    考えさせられる本
    だったなあ。

  • 小学生の頃に大好きだった本。
    やたらと生徒を競わせ、成績順に座らせる先生と、ビリの子だけが見ることができる「びりっかすの神様」。どんどんみんながビリになりたがる大逆転の発想が面白い。
    クラス中がびりっかすさんに夢中になったと思ったら、わざとビリをとることに後ろめたくなったり、追い詰められる先生を気の毒に思ったり。
    こどものやわらかい心と一緒になって、大人も喜んだり考えたりできる本。

  • 1988年の出版
    すごいね!岡田淳さん
    びりの神さま
    でもただびりというだけでは見えない
    ワクワクさせながら一気に読ませます
    四年生の教室で起こるふしぎなこと
    たくさん読んでほしいです
    ≪ 競争だ はずかしいよね びりっかす ≫

  • 2015.11.7読了。びりの人だけに見える小さな人という設定が面白く、競うこととがんばることについて説教くさくならないところで考えさせてくれる。岡田淳式エブリディマジックのお話。

全32件中 1 - 10件を表示

岡田淳の作品

この本を読んでいる人は、こんな本も本棚に登録しています。

有効な左矢印 無効な左矢印
有川 浩
森 絵都
有効な右矢印 無効な右矢印

びりっかすの神さま (偕成社文庫)に関連する談話室の質問

びりっかすの神さま (偕成社文庫)を本棚に「読み終わった」で登録しているひと

びりっかすの神さま (偕成社文庫)を本棚に「積読」で登録しているひと

びりっかすの神さま (偕成社文庫)の単行本

ツイートする