アナベル・ド-ルの冒険

  • 偕成社
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本棚登録 : 87
感想 : 15
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  • Amazon.co.jp ・本 (293ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784036315208

作品紹介・あらすじ

アナベル・ドールは八歳の女の子。百年前にイギリスで作られた、小さな陶製のお人形です。四十五年前のこと、アナベルとその家族がすむドールハウスからサラおばさんがこつぜんと姿を消しました。残された日記の発見によって、アナベルは、おばさんのゆくえをさがす決意をします。新しくやってきたプラスチック製の人形、ファンクラフト家のティファニーとともにアナベルの勇気ある冒険が始まります。小学中級から。

感想・レビュー・書評

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  • アナベル・ドールは8歳の女の子。百年前にウェザビー通り26番地に到着してから、家族も、人形の家(ドールハウス)も、少しくたびれはしましたが、ほとんど変わっていません。45年前にサラおばさんがいなくなったこと以外は。

     もちろん、ドールハウスの外の世界では、何もかもが変わりました。持ち主の少女は成長して母になり、そのお母さんから生まれた女の子もまた大きくなってお母さんになりました。

     ところが今日、サラおばさん失踪以来の重大事件が起きました。サラおばさんの持ち物をアナベルが発見したのです。それは、おばさんの日記でした。

     日記に書かれていることを頼りにアナベルはおばさんを探そうとしますが、家族の反対にあいます。
     時には持ち主の妹や飼い猫に邪魔されながらも、人間に見つからないよう行動する彼女に、ある日協力者が現れ……。

     表紙・見返し・裏表紙にも工夫が満載で、物語を盛り上げてくれます。

     続編「アナベル・ドールと世界一いじのわるいお人形」、「アナベル・ドールとちっちゃなティリー」もあります。

  • アナベル・ドールは、100年前に作られた小さな陶器人形だけど、ちゃんと生きている。でも、動いているところを人に見られたらアウト。「永久お人形状態」になって、もう生き返れない。

    (『キラキラ子どもブックトーク』玉川大学出版部より紹介)

  • ドールハウスの人形の女の子が主人公のお話。人形のアナベル・ドールが、45年前に突如姿を消したおばさんを探しに冒険に出ます。人形が動くという設定は想像力を掻き立てられておもしろい‼︎トイストーリーや借り暮らしのアリエッティと似たワクワク感が味わえました。挿絵も多いので、読んでいて楽しめる1冊です。

  • トイストーリーの要素と
    床下の小人たち(アリエッティ)の要素が混ざったような設定で、子供たちが喜びそう。

    ドールハウスにある陶器の人形たち!
    ちょっとしたミステリーあり、冒険あり。

    挿絵が可愛くてにこにこしながら読みました。

  • 娘に前に買ってあげたんだけど、ようやく自分も読了。
    100年以上前に作られたドールハウスの人形一家のお話。現在の持ち主の女の子は4代目、というその古さと、一体一体手作りの、手と顔がビスクドールで、きっと服なんかも繊細な手作りで、家具も手の込んだ木製で……と、そのあたりだけでも羨ましい。
    で、そのお人形一家の女の子、アナベル・ドールが主人公で、もう50年近くも前に忽然と姿を消したおばが残していた日記を発見し、おばを捜し始める、という冒険もの。
    途中で登場する、新しい(近代的な)ドールハウスの一家が、全然雰囲気が違って面白い。二人で共同執筆しているというそのツートンカラーがそのままお話に出ているようで。
    お話も面白いけど、挿絵も素敵。

  • 「外国の本っておもしろい! ~子どもの作文から生まれた翻訳書ガイドブック」の「3. ファンタジー・冒険」で紹介されていた10冊のうちの1冊。

  • 個人的には、トイ・ストーリーがお好きな方はきっとこの作品も好きになる!…と勝手に思っております(笑)

    100年前に職人の手によって制作されたアナベルと、つい数週間前に工場で製作されたティファニー。外見も性格も何もかもが見事なくらいに正反対な二人。
    そんな二人が力を合わせて困難に立ち向かうのだから、面白くないわけない!

    挿絵も繊細かつビューティフルなのでいつまで見てても飽きないのだ。

  • 初めて読んだのは小学校4年生の頃でした。地元の図書館で見つけて借り、夜になると人形が動きだしたり、人間に動いているところがばれてしまうと「お人形状態」になってしまうなど児童書に祖手は設定が細かく、初めて寝るのも忘れて夢中で読んだ記憶があります。この前たまたまもう一度図書館で借りて読みましたが、また夜寝るのを忘れてずっと読んでいました。三年くらい前に新作が出たそうなので早く読みたいですね。

  • 初めて読んだのは小学生のときでした。
    当時は面白くてアナベルたちの冒険にドキドキワクワクしながら一気に読んだ記憶があります。
    もちろん今読んでもとても面白いです(笑)
    今でも衝動的に読みたくなる本です。

  • ドル人形の冒険の話
    おばあちゃんは屋根裏部屋だ?

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