- Amazon.co.jp ・本 (293ページ)
- / ISBN・EAN: 9784036315208
作品紹介・あらすじ
アナベル・ドールは八歳の女の子。百年前にイギリスで作られた、小さな陶製のお人形です。四十五年前のこと、アナベルとその家族がすむドールハウスからサラおばさんがこつぜんと姿を消しました。残された日記の発見によって、アナベルは、おばさんのゆくえをさがす決意をします。新しくやってきたプラスチック製の人形、ファンクラフト家のティファニーとともにアナベルの勇気ある冒険が始まります。小学中級から。
感想・レビュー・書評
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アナベル・ドールは、100年前に作られた小さな陶器人形だけど、ちゃんと生きている。でも、動いているところを人に見られたらアウト。「永久お人形状態」になって、もう生き返れない。
(『キラキラ子どもブックトーク』玉川大学出版部より紹介) -
ドールハウスの人形の女の子が主人公のお話。人形のアナベル・ドールが、45年前に突如姿を消したおばさんを探しに冒険に出ます。人形が動くという設定は想像力を掻き立てられておもしろい‼︎トイストーリーや借り暮らしのアリエッティと似たワクワク感が味わえました。挿絵も多いので、読んでいて楽しめる1冊です。
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トイストーリーの要素と
床下の小人たち(アリエッティ)の要素が混ざったような設定で、子供たちが喜びそう。
ドールハウスにある陶器の人形たち!
ちょっとしたミステリーあり、冒険あり。
挿絵が可愛くてにこにこしながら読みました。 -
娘に前に買ってあげたんだけど、ようやく自分も読了。
100年以上前に作られたドールハウスの人形一家のお話。現在の持ち主の女の子は4代目、というその古さと、一体一体手作りの、手と顔がビスクドールで、きっと服なんかも繊細な手作りで、家具も手の込んだ木製で……と、そのあたりだけでも羨ましい。
で、そのお人形一家の女の子、アナベル・ドールが主人公で、もう50年近くも前に忽然と姿を消したおばが残していた日記を発見し、おばを捜し始める、という冒険もの。
途中で登場する、新しい(近代的な)ドールハウスの一家が、全然雰囲気が違って面白い。二人で共同執筆しているというそのツートンカラーがそのままお話に出ているようで。
お話も面白いけど、挿絵も素敵。 -
「外国の本っておもしろい! ~子どもの作文から生まれた翻訳書ガイドブック」の「3. ファンタジー・冒険」で紹介されていた10冊のうちの1冊。
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個人的には、トイ・ストーリーがお好きな方はきっとこの作品も好きになる!…と勝手に思っております(笑)
100年前に職人の手によって制作されたアナベルと、つい数週間前に工場で製作されたティファニー。外見も性格も何もかもが見事なくらいに正反対な二人。
そんな二人が力を合わせて困難に立ち向かうのだから、面白くないわけない!
挿絵も繊細かつビューティフルなのでいつまで見てても飽きないのだ。 -
ドル人形の冒険の話
おばあちゃんは屋根裏部屋だ?