ぼくのお姉さん (偕成社の創作)

著者 :
  • 偕成社
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本棚登録 : 105
感想 : 8
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  • Amazon.co.jp ・本 (182ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784036353101

作品紹介・あらすじ

ダウン症のため、17歳なのに赤んぼうのようにしかしゃべれないお姉ちゃん。そのお姉ちゃんがはじめてのお給料で、ごちそうをしてくれたお話。ほか、さまざまな障害をもった子どもにまつわる、心あたたまる物語5編。

感想・レビュー・書評

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  • なかなかな衝撃作だった。ちょっと重松清さんの作品にも似た感じも覚えるが、重いものが残る。リアルだ。この作品を書かれた当時は、現役の養護学校の先生だったらしい。実際の生徒さんのことを作品に昇華されてるのかと思う。
    障害を持った人々の環境は、書かれた当時より良くなっただろうか。残念ながら差別や偏見はなくなっていないようだ。
    より多くの方に読んで欲しいと思うが、この作者のメッセージをちゃんとみんな受け止めてくれるかという不安もある。

  • もうね、ダメ。泣けて泣けてしかたなかった。親の目線で読んでしまうから、胸が痛くてせつなくて。心のやわらかなうちに、たくさんの子どもに読んでほしい。たくんさの母親たちにも。

  • 養護学校教師だった経験から、障がい児の周りの問題などを取り上げている。日常、あまり関わりがないと目を背けがちだが、大切な事と思う。小学生にも読みやすく、高学年には必読書としたいくらい。

  • 感動の涙、悲しい涙を読みながら流しました。子どもたちにぜひ読んで欲しい本です。私も子どもたちに紹介したいけれど、どんな風に紹介したらいいものか。

  • この本は子供たちにぜひ読んでもらいたいです。障害のある人たちへの健常者から見た誤解や偏見に気づくことができます。短編がいくつも入っていますがどれも考えさせられます。
    数年前子供の小学校で丘修三さんの後援会があり、喜んで出掛けました。作品と同じように温かい語りですっかりファンになってしまいました。

  • 何らかのハンディーを負った人と接する時、自分の中にある光と陰の部分をしっかり見つめておかないと、いつしか偽善との戦いになる。

  • なんか、こんなに差別するか?
    みたいでなんか、身の回りと
    全然離れた話だと思う。
    障害者にひっかけたりするのなんて、小5のコ達頭おかしんじゃない?とか思うわー
    ハナシの流れが微妙ぅ・・・

  • 大人が読んでも子どもが読んでも「名著」

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著者プロフィール

【丘修三・作】  1941年熊本県生まれ。「ぼくのお姉さん」で児文協新人賞、坪田賞受賞。「少年の日々」で小学館文学賞受賞。

「2015年 『おばけのドロロン』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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