竜退治の騎士になる方法

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著者 : 岡田淳
  • 偕成社 (2003年11月1日発売)
  • Amazon.co.jp ・本 (109ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784036460106

竜退治の騎士になる方法の感想・レビュー・書評

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  • 信じてなかった子がだんだん本当って分かってくるのが面白かった。
    騎士の自己紹介がスゲえ面白いんだよ。
    これさ、読んでると僕の近くにもいるんじゃないかって考えちゃって、ちょっとこわい。S10

    Sが「こそあどの森」を読破したのに気をよくして、岡田淳パンデミック。
    この長さならMに読み聞かせてもよいかも。
    家族で語れる本になりそう。

    保育園から一緒に育った優樹といつの間にか話すこともなくなったある日、バッタリ出会ったことで学校に二人で忍び込むことになる。そんな教室で二人がであったのはドラゴンと戦う騎士だった。

    竜に騎士ときたらどこかに旅立つのでは、と思っていたら全くちがってビックリ。
    でも、私もまずはスリッパをそろえるところから始めよう。という気になる。
    さらりと読めるのに考えることが多い本。
    チビちゃんも是非騎士を目差していただきたいもの。

  •  これは強烈に面白かったです!!これまで子供に読み聞かせを3年半続けて古今東西の名作を読んできた中で一番面白かったかもしれません。少なくともうちの子のウケという意味では最高でした。分量が適度に短めというのもあるけれどとにかく面白いものだから途中でなかなか切り上げることができず4晩で読み聞かせ終わってしまったほどです。物語に演劇がひとつの要素として出てくる通り、ちょうど少人数の劇団の舞台を見ているような感覚がありました。軽妙な関西弁の会話(子供に特にウケた)と、劇団風の芝居がかった台詞、激しいアクションシーンがあることもあって、音読をしていても自分が劇団員になったようですごく楽しくて、音読し甲斐がある作品でした。子供向けの教訓も確かにメッセージには含まれているのですが、それが押し付けがましくなく、だけれどとてもインパクトがあるフレーズで頭にしっかり残るように書かれています。きっと明示的に教訓を垂れるよりもこれの方がよほど子供の頭に残ることでしょう。ただし本書はファンタジーはファンタジーなのですが、同じ著者の作品と比較すると本書には「びりっかすの神さま」要素もちょっと入っていて、「二分間の冒険」や「選ばなかった冒険」ほどファンタジーや冒険物語のテイストは強くないのでそういう本だと先入観を持って期待して読むのはやめた方がいいです。

  • この本を読んで竜退治の騎士になろうと思ってもう15年も経つ……ずいぶん遠くまで来てしまった。

    10月の夕暮れ、優樹とぼくは、忘れたプリントを学校にとりにいった。
    そしてぼくたちは出会った。
    ぼくたちの運命を変えることになる「竜退治の騎士」に。

    「そら、きみらのかたよった考えや。きみらかて関西弁しゃべってるやないか。自分を育ててくれたことばに、ほこりを持たんでどうすんねん。ええ?竜退治の騎士が関西生まれやったら、こらどないしても関西弁やないか。生まれ育ったところによってやな、〈竜ば退治しよります〉ゆう騎士もおるやろし、〈竜サ退治するだよ〉ゆう騎士もおるやろ。」

    ジェラルドのセリフに笑い転げたっけ。
    いま読み返しても愉快な人だ。
    竜退治の騎士になるための修行は、一応、続けてます。

  • 「正解はひとつとはかぎらない。」
    ージュラルド


    いつどこで竜があらわれるかもしれない。
    退治出来るように靴を揃えることから始めよう。

  • 二番目に読んだ岡田淳。これも、長男が寝る前の読み聞かせに用いた。

    岡本淳の代表作をいくつか読んだ後であらためて思い出してみると、この作品は時期的に見て、それまでに描かれた岡田作品のある意味、集大成的な位置づけができそうに思われる。
    僕の考える岡田さんの基本テーマとは、「みんなの心がばらばらの状態であっても、決してあきらめず、まず一人から行動をはじめれば、
    みなの心に共鳴現象が起こり、今までの日常からは考えられないような、不思議な一体感が芽生えてくる」、
    というものだ。この作品は特に、ひとりでの日常の地味な「戦い」を、ファンタジー世界での冒険になぞらえるというところに重点が置かれた作品になっている。

    こどもの日常における、なかなか得難い、しかしだからこそ輝かしい経験というものは、こういうものではないか
    と信じる作者が、それをファンタジーというかたちで疑似体験させながら、日常そのものを変えていこう
    という作者の信念が伝わってくる作品群である。

    それをより日常的な世界として描いたのが古田足日であれば、もはや日常の世界として描くのが難しくなり、ファンタジーの世界に仮託して描かざるを得なくなったのが岡本淳なのではないかと思われる。

  • 竜騎士になる方法。

  • 主人公のヤっちゃんこと康男くんと優樹は放課後の教室で自らを竜退治の騎士ジェラルド(ジェリー)と名乗る、バリバリ関西弁の男に出会う

    うーん教訓じみた話だったなぁ

  • 仲が良かったのに、いつの間にか、話さなくなった友達関係がある。 たまたま、街で出会って、一緒に忘れ物を取りに学校に忍び込む。すると、教室には衣装を着た男。「竜退治の騎士やねん」と答えた男はジェラルドと名乗った。どうみても日本人どころか関西人。どうやったら竜の騎士なれますか?の質問に「トイレのスリッパを揃える」それも本気で。どんどん惹きこまれていく会話。とうとう、本当に竜との闘い。某バンドの歌詞「胸の中の洞窟に 住みつく魔物と対峙していけるかな」を連想した。本当の竜は心の中にいるんではないだろうか?

  • 2013年10月24日

    装幀/渋川育由
    本文デザイン/田中明美

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