アガサ・クリスティ推理・探偵小説集 1 (偕成社文庫 3136)

制作 : 各務三郎 
  • 偕成社
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本棚登録 : 69
感想 : 2
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  • Amazon.co.jp ・本 (247ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784036513604

感想・レビュー・書評

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  • コナンくんに慣れているイマドキっ子には、薄味過ぎるんじゃないかな…というのが正直な感想。読者の知らない情報が深く関わっていることが謎解きの段階で明らかになる事件もあり、現代の推理小説に慣れていると拍子抜けする部分も。全体的に優しい話を選抜した感がある。 私自身は普段、推理小説はあまり読まないので(英ドラマ版派)、むしろ楽しく読めた。犯人探しやトリック解明に煩わされず、探偵の謎解きに耳を傾け(?)られるのが面白かった。やや翻訳調の強い文なのが、好みの分かれる部分になりそう。

  •  クリスティといえば、エルキュール・ポワロやミス・マープルが有名です。
     しかし他にもシリーズがあったんですね。
     本書ではポワロもの3篇のほかに、ハーリ=クィンもの2編、
    パーカー=パインものが1篇収録されています。
     第2巻も併せて読めば、クリスティの色々なシリーズものを楽しめるという素晴らしい企画です。
     各務三郎さんの解説も的確。(早川のクリスティ文庫はあぐらをかいていずに解説に力を入れろ!)
    (以下、 https://diletanto.hateblo.jp/entry/2018/12/12/210124 へ)

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著者プロフィール

1890年、英国、デボン州生まれ。本名アガサ・メアリ・クラリッサ・ミラー。別名メアリ・ウェストマコット、アガサ・クリスティ・マローワン。1920年、アガサ・クリスティ名義で書いたエルキュール・ポアロ物の第一作「スタイルズ荘の怪事件」で作家デビュー。以後、長編ミステリ66冊、短編ミステリ156本、戯曲15本、ノンフィクションなど4冊、メアリ・ウェストマコット名義の普通小説6冊を上梓し、幅広い分野で長きに亘って活躍した。76年死去。

「2018年 『十人の小さなインディアン』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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