テラビシアにかける橋

  • 偕成社
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本棚登録 : 48
感想 : 10
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  • Amazon.co.jp ・本 (262ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784037261405

感想・レビュー・書評

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  • なんて素敵なお話なんだろうと、心のときめきに任せて夢中で読みました。

    …そして、後半の出来事に驚き、戸惑い…
    でも、こんなに素晴らしい物語ははじめて。子どもたちには、時にこういう話が必要だと思う。悲しみを乗り越え、強く心を持つお話しが。

    ジェシー、どんな知的な人々よりも、本物の優しさと想像力を持った素晴らしい男の子なんだろう。
    レスリー、素敵な両親のもとで、美しい物語にかこまれ、知的で、素晴らしい想像力を持った女のコ。気の強さも全てが愛おしい。

    この本を教えてくださった、尊敬する、素敵な本屋さんの店主に感謝しかありません。

  • 愛する人をなくすのは、悲しい事ですが、それからその人といかに生きていくかと言う事…
    1978年ニューベリー賞

  • 映画版を見て感動して衝動買い。映画では「ファンタジー巨編」という売り方をしていたが、そんな話ではなく、もっと現実的なテーマを扱っている。ラストの展開に納得行かない読者も多いだろうが、むしろあの展開こそがこの話のキモだと思うし、いかにも熱心なキリスト教徒である作者らしい決着の付け方だと思う。映画版も原作者の息子さんによる脚本なのもあって、かなり原作に忠実なのでお薦めできる。

  • 映画になるというので読んでみた。
    泣けます。

  • 高校時代に読んだ。リンドグレーンあたりを連想するような物語だった記憶。映画も見たい

  • BRIDGE TO TERABITHIA 1977
    262p 1932年生 
    引っ越してきた少女のレスリーと仲良くなった少年のジェシー。環境が違ってなかなかなじめないレスリーだがジェシーに音楽や文学のことを教えてくれる。
    レスリーがジェシーの知らないことを教えてくれる懸け橋となったからだろうけれど、ラストに二人の秘密の場所へ行くための橋を架けるのなぜだろうと思った。

  • 映画の宣伝を見て興味が沸きました。
    泣きましたさそりゃあ…。
    子どもたちと同じように、感想は「そりゃねえよ〜」。
    訳者のあとがきで納得致しましたが…。それでもやるせない。

    映画観に行こうと思いきや、大体上映終了しとる…。
    5月から下高井戸で上映開始のようで、行きたいと思います。

  • 保守的な村に住むジェシーと、都会からの
    転校生レスリーが森に秘密の国「テラビシア」を
    創ります。テラビシアで二人は王様と王妃様。
    自分達は無敵だった。死すらも自分達を
    征服することはできないだろうと思っていた
    ジェシー。しかしある日、現実が厳しくも
    ジェシーに試練を与えます。

    怖いものを、怖くないと思い込むことで
    自分を強くみせようとしていたジェシーが
    恐怖を恐怖として受け入れることで大きな成長を
    するところがこの作品の好きなところです。

    児童文学ではありますが、決して現実を回避しない、
    こどもの成長が見られる作品です。

  • 「海は知っていた」を読んでぜひとも、この本も読みたいと思った。 ジェスは本当にやさしい心を持っていると思った。 こんなにやさしい主人公を文章にできるパターソンはすごいなと思う。

  • 児童書だと気軽に読み始めたら思わぬ傑作。久しぶりに胸を打つ作品でありました。ジェシー&レスリーの出会いから始まり、家族や級友・先生など日常の出来事を見ていると、最初はほのぼのとした暖かいお話と思えるのだが、読み終えた後に初めて、現代社会への批判的な意が込められているのに気付きます。後半に突然かなしい出来事へと持っていく強引な部分がありますが、それで終わらないからこそ傑作と思えます。本当のラストの場面に人間として大切な愛が溢れています。

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