海は知っていた (現代の翻訳文学(29))

  • 偕成社
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感想 : 5
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  • Amazon.co.jp ・本 (330ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784037262907

感想・レビュー・書評

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  • 家族の個々の問題あり過ぎね…
    1981年ニューベリ賞

  • 原書を読んだときとほぼ同じ感動が得られて満足です!

    会話は多少古めかしい感じもしますが、この物語の時代設定にはあっているので違和感ありませんでした。

    自分に自信をもてないで迷っている人に是非読んでもらいたい本です。

  • しばらく前に読了。
    思っていたより読みごたえがあっておもしろかった。終盤にさしかかるまでの、これでもかとルイーズを追い込んでいく描写がすごい。ルイーズの気持ちはいつもいつも踏みにじられ、しかもそのことがほとんど知られずに葬り去られ、知られたときには嘲笑われる。その手抜きのない感じに圧倒されたからこそ、終盤への移行のあっさりさには違和感があった。ルイーズが島を出ていけなかったのは、恐らくルイーズのせいだけではない。それをずっと描いてきたのだと思っていたのに、母との和解でそれをあっさりと放棄してしまった印象があって、そこからあとの展開は何だか腑に落ちなかった。
    読み終わったときに何となく「獣の奏者」を思い出したのだけど、ルイーズの職が医療系だったのと、短いけれど「青春」のその後が描かれているところが似ていたからかしら。

  • カキ漁やカニ漁が盛んで自然豊かな小島を舞台に双子の姉・ルイーズの青春を描く。妹・キャサリンはその美貌と音楽の才能で、ルイーズから両親や親友の愛情や進学の道さえ奪っていくが―。ルイーズは葛藤の中で必死に自立への道を見つける。ニューベリー賞受賞作!(院生アルバイトスタッフ・コーディリア)

  • 傑作中の傑作。★が10以上あってもいい感じ。 とにかくいい。 ルイーズは劣等感を抱えていたけれど、私から見ると、かしこくて強い、考慮深い、信頼できる女の子。 助産婦となって山奥で働いているとき、とある男性と出会ったところが、本当にすばらしい気持ちになる。 この本を読んで、人生がとても意味のある、深みのあるもののように感じられた。この本に出会えてよかった。

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