うす灯(あかり) (偕成社コレクション)

  • 40人登録
  • 3.68評価
    • (4)
    • (6)
    • (8)
    • (1)
    • (0)
  • 9レビュー
著者 : 田村理江
制作 : 東 逸子 
  • 偕成社 (1995年2月発売)
  • Amazon.co.jp ・本 (218ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784037440909

うす灯(あかり) (偕成社コレクション)の感想・レビュー・書評

並び替え:

表示形式:

表示件数:

  • 再読。骨董屋〈うす灯〉が呼びかけてくるので扉を開いた。ロイド眼鏡の主人と骨董品のささやきに耳を傾けていると、そのときの私に必要なものを与えてくれる。憂悶の蔓や感傷の殻を、解いて、砕いて、心のいちばんやわらかな部分に触れてくる物語がある。

    今回私が特に丁寧に読んだのは【重たい鞄】。
    少女の持つ鞄の重さは罪の重さ。失ったものの重さ。
    毅然とした態度は弱さを隠すため。大人びた容姿は内面の幼さの裏返し。無関心と無表情を装っているけれど、ほんとうは誰よりも寂しがりな「小さな小さな女の子」。温かな涙をこぼす彼女を抱きしめてあげたいと思う。

    『だけどもう、解放されても許されるかな、と思ったの。あの店に売ってしまえば、わたしはもう一度、やさしい人間になれるかなって。』
    新しい鞄にやさしい愛をめいっぱい詰めこんだら、あの人に会いに行きましょう。

  • いろいろな「愛」が描かれた7つの短編集。
    心がほわっと温かくなる話が多いけど、なかには切ない話も。
    ほのかな灯に包まれるような、不思議な雰囲気をまとった物語たちでした。
    もう絶版なのがもったいない。。

  • 【収録作品】第一話 赤いタイプライター/第二話 重たい鞄/第三話 影のない町/第四話 お茶を飲んで、そして……/第五話 肖像画家の館/第六話 セルロイドの恋/第七話 幻想ワイン

  • 不思議な骨董屋を訪れた人々が何かの幸せを見つけていく話。連作7編。子供のころから何度も読んだ。すき。絶判らしく表紙が無くて残念。私が持っているものの表紙は東逸子さんの幻想的で美しい絵、挿絵も素敵です。

  • 何度でも読み返したくなります。

  • 小〜中学生のころ、すきでした。
    よく通った地元の市立図書館にひっそり置いてあって、
    何回も読み直したっけ。

    おとなになって、急に思い出した。
    いまどこにあるのかな。読みたいな。

  • 百円で売っていたのをゲットしてきました。
     まず、この雰囲気がすばらしい。
     偶然に見つけた骨董屋。ただ座り誰かを待つようなロイド眼鏡の老人。その店には自分を必要としてくれる人々が現れるまで待つ、品物たちが眠っている……。
     短編集ではありますが、一つ一つの物語を終える頃には、きっと貴方はこの本を手放せなくなるでしょう。一押し。

  • 今読んでも大好きな本。もう絶版らしくて、図書館くらいにしかないらしいんですけど、本当にステキな話ばかり詰め込んであります。仄かな灯がともる感じがしますよ、本当に。

全9件中 1 - 9件を表示

田村理江の作品

この本を読んでいる人は、こんな本も本棚に登録しています。

有効な左矢印 無効な左矢印
ピエール ルメー...
三浦 しをん
三浦 しをん
森 絵都
荻原 規子
有効な右矢印 無効な右矢印

うす灯(あかり) (偕成社コレクション)に関連する談話室の質問

うす灯(あかり) (偕成社コレクション)はこんな本です

うす灯(あかり) (偕成社コレクション)を本棚に「読みたい」で登録しているひと

うす灯(あかり) (偕成社コレクション)の作品紹介

あなたの「愛」もきっとここにあります。七つの愛の物語。

ツイートする