あしながおじさん

  • 偕成社
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本棚登録 : 81
感想 : 12
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  • Amazon.co.jp ・本 (317ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784038500503

感想・レビュー・書評

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  • 孤児院で育ったジュディは、評議員の支援により、大学へと進学する事が可能となった。
    その代わり、評議員宛に手紙を書くことがその条件となる。名前も顔も知らない評議員をあしながおじさんとして、また家族として思い描きながら、ジュディは大学生活を送る。

    始終、ジュディの手紙で物語は進んでいく。
    あしながおじさんからの返事はなく、ジュディがひたすら大学生活の報告と、雑談を交えながら書かれた手紙は、
    外国の女性ってこんな感じなのかな?と思わせるほどに、開け広げで大らかで、我が強くもあり。
    もしこれが日本人だったら、なかなかこういう手紙にはならないかもしれない。

    それはそうと、あらすじを知った状態で読むと、あしながおじさんの奮闘が見え、ちょっと面白くなってくる。
    あしながおじさんの視点からの物語があればさぞ面白かろうに。

    なんで手紙だけの、しかも自分からは返信しないって条件にしてしまったんだ‼︎とか思ってそう。笑

  • 父の本棚で発見。
    小学校に上がる前に読もうと手に取り、いまいちよくわからなくて避けていた思い出が。
    手紙を書いているジュディの年齢と読み終わった今の私は同じくらいで、私自身と比べると、ジュディはなんて純粋で明るくて勉強熱心なんだろう!と感心してしまった。

    「人間は結婚によって堕落する」、なんて書いてあるジュディからの手紙を受け取った時のぼっちゃまの顔を想像すると愉快ですね!

  • 初めて読んだのは、小5。以来、再読する度、視点が変わる。自分も年を重ねて、いろんな見方ができるようになってるんだと、感じた。

  • 手紙なのに日記のような楽しさもあって、素敵な生活を送ったのだなあと感じ取れます。最後の展開は予想外できゅんとしました。

  • 学費を出してくださっている方への手紙が、そのまま作品として成功したかのような錯覚を覚える。日記のようでもあるが、読み手を意識している。しかし、書いている相手は、誰だかよくわかっていない。
    それでも、誠実に、あるときは怒りを込めて書き綴っている。
    学校生活の様子が手に取るように分かる。
    孤児が作家になるという筋書きは「赤毛のアン」と似ている。
    アンはまず教師となり、ジュディはまず作家になったという違いがあるのかもしれない。

  • こどもの頃に何度も何度も読んだ本。
    最近ちょっとしたきっかけでまた手にとって読み進めている。この訳本でなんども目にしてきた言葉の調子は、わたしの中にふかーく染みついているものという気がする。
    大好きな読み物。

  • 一番好きな本!もう何回読んだか分からない位好き。
    ジュディの辛くても前向きな姿勢にいつも励まされる。人生はマラソンに似ていて~っていう所がすごく心に響いて、私も日常の小さなことに幸せを感じられるようになりたいと思った。
    当時の女子大生の生活も知ることができてとても面白い!

  • 読書好きの祖母からもらった小学生くらいからの愛読書。
    手紙形式になってるのもおもしろくて夢中になって何度も読んだ。
    たぶんこの本がなければこんなに本を読むことはなかったと思う…本を読む気力を取り戻したい時はこの本を適当にぱらぱらめくって、そうすると不思議と自分もジュディを真似てなにか読みたくなる、大好きな作品。

  • あしながおじさんの正体を知ってからまた読み返すと違った楽しさが生まれます!

  • いろんな版がありますが挿し絵そのほか一番翻訳物の中で忠実だと聞いた覚えがあります。
    何度も読み返した大好きなお話。

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著者プロフィール

ジーン・ウェブスター

「2004年 『あしながおじさん』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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