鬼ぞろぞろ (赤羽末吉の絵本)

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著者 : 舟崎克彦
  • 偕成社 (1978年9月発売)
  • Amazon.co.jp ・本 (40ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784039630407

鬼ぞろぞろ (赤羽末吉の絵本)の感想・レビュー・書評

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  • う~ん、これも面白い!
    【今は昔のこと。】で始まる、中世説話文学の最高峰と言われる「今昔物語」の中のお話(巻十六の三十二話)を、絵本化したもの。
    舟崎克彦さんと赤羽末吉さんというと、以前こちらで紹介した「日本の神話」のコンビでもある。
    歯切れの良い文章と、味わい深い挿絵は相変わらずで、鬼は最初にしか登場しないが、その迫力も見所のひとつだ。

    鬼に唾を吐きかけられたために透明人間になった男は、はじめのうちこそ元の姿に戻りたいと観音様にお祈りするが、そのうちに悪心が芽生えてしまう。
    このあたりを読むと、「安きに流れる」のが人の常かと情けなかったりもするが、その業の深さがユーモラスでもある。
    ひとたび悪心に取り付かれてしまうと、そこから自力ではい出すのがいかに困難か、読むとよ~く分かる。
    いよいよというところで良心に目覚めてくれたので、「心の中の鬼退治」とでも言えば良いのだろうか。

    ところで、海外のひとに「鬼」を説明しようとすると、案外手こずる。
    それは男か、女か、複数の時は「 s 」を付けるのかどうか。demonとは違うのか。
    いえいえ、自分の心の中の悪いところが、形になると鬼のようなんですよ、と言いながら(当時は赤羽さんの絵本の存在を知らなかったので)自分の頭の後ろから指で角を立て、目をむいて歯をむき出して見せたあげく「oh!funny!」なんてよく笑われたものだった。
    この作品を読んでみて、自分の解釈は間違っていなかったことを再発見。
    げに恐ろしきは人の心なり。
    この男、鬼よりも恐ろしいではないか。

    透明になった男は、赤一色で表現されている。
    俯瞰した絵は絵巻物を見るようで、ちょうど物語の場である京都は、今祇園祭の真っ最中。
    鬼がぞろぞろいた昔は、「鬼がまだ威勢が良かった頃」であり、一度は逢ってみたかったいう気持ちにもさせる。
    約10分。これも【鬼が出た】を先にカンニングすることをお薦めします(笑)

  • 昔話。鬼のつばで姿が消えてしまうなんて、面白い

  • 絵素敵

  • なかなかの恐ろしさ。絵もお話も。少し大きい子か大人向けかな。

  • 赤羽さんの絵は素晴らしいし、読みごたえのある話でした。

  • 28年度(3-2)(4-2)(6-3)
    26年度(5-1)

    11分

  • 赤羽さんの絵を活かすには、
    やっぱり横長絵本のほうがいいな
    和紙の雰囲気がわかるような感じだと
    もっといいのに

    透明になっちゃう工夫が
    金赤一色ってすごいよね

    文字のない部分が迫力を持って伝わってくる
    文字を追うだけでない絵本の魅力ですねっ

  • 次の展開に読み手も聞き手もドキドキするお話

  • ことばが難しく説明しながらなので、絵にもっと魅力がないと小さい子には退屈かもしれない。

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