雪渡り (日本の童話名作選)

著者 :
  • 偕成社
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本棚登録 : 131
感想 : 21
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  • Amazon.co.jp ・本 (35ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784039634801

感想・レビュー・書評

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  • 「キックキックトントン」

    四郎とかん子の兄妹が狐と出逢い、狐の幻燈会に招かれる。キックキックトントンで始まる狐の歌が、文字を読んでいるだけなのに、まるでメロディーをともなっているかのように頭のなかで躍る。たかしたかこの絵がとてもよくマッチしていると思うし、幻燈会のあとで兄妹のポケットにどんぐりや栗をおみやげにと狐が入れにくるシーンが可愛らしい。【火星人碧、読書感想・レビューより】(23分)#絵本 #絵本が好きな人とつながりたい #雪渡り #宮沢賢治 #たかしたかこ #偕成社

  • 冒頭の雪景色の表現ったら。いちいち悶絶。そうか天才か。

  • 美しい言葉

  • 「雪がすっかり凍って大理石よりも堅くなり、空も冷たい滑らかな青い石の板で出来ているらしいのです。「堅雪かんこ、凍み雪しんこ。」四郎とかん子とは小さな雪沓をはいてキックキックキック、野原に出ました。いつもは歩けない黍の畑の中でも、すすきで一杯だった野原の上でも、すきな方へどこ迄でも行けるのです―透明・清浄な北国の冬を舞台に、人の子と狐の子との交歓を描く宮沢賢治の幻想童話。賢治に心酔する画家・たかしたかこが感性を澄ませた繊細な筆致で絵本化しました。」

  • 狐の幻燈会での子供たちと子狐たちの不思議な交流の物語
    【紙の本】金城学院大学図書館の検索はこちら↓
    https://opc.kinjo-u.ac.jp/
    請求記号:726.6/Mi89/3/E

  • 漢字多め


    レビュー登録をしたのは25日だけれど、読んだのは3月23日。

  • 宮沢賢治さんの純粋さを感じる作品です。
    人と狐、相反する立場の彼らがお互いを信じあえること。
    そんな考えを、宮沢賢治さんは世の中に広めたかったのではないでしょうか?
    偏見のない世界を求めていたように思えてなりません。

  • 以前教科書に載っていた作品。
    四朗とかん子の兄妹が、森の中でキツネにあって「キツネの幻燈会(げんとうかい)」に招待されるお話。キツネたちが繰り広げる「幻燈会」に思わず笑ってしまいますが、世の中の生き物たちは、こんなことを人間に対して思っているのかもしれないですね。

  • 以前教科書に載っていた作品。
    四朗とかん子の兄妹が、森の中でキツネにあって「キツネの幻燈会(げんとうかい)」に招待されるお話。キツネたちが繰り広げる「幻燈会」に思わず笑ってしまいますが、世の中の生き物たちは、こんなことを人間に対して思っているのかもしれないですね。

  • 堅雪かんこ、凍み雪しんこ

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著者プロフィール

1896年(明治29年)岩手県生まれの詩人、童話作家。花巻農学校の教師をするかたわら、1924年(大正13年)詩集『春と修羅』、童話集『注文の多い料理店』を出版するが、生前は理解されることがなかった。また、生涯を通して熱心な仏教の信者でもあった。他に『オツベルと象』『グスグープドリの伝記』『風の又三郎』『銀河鉄道の夜』『セロ弾きのゴーシュ』など、たくさんの童話を書いた。

「2021年 『版画絵本 宮沢賢治 全6巻』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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