雪女 (日本の童話名作選シリーズ)

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著者 : 小泉八雲
制作 : 伊勢 英子  平井 呈一 
  • 偕成社 (2000年1月1日発売)
  • Amazon.co.jp ・本 (35ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784039637406

雪女 (日本の童話名作選シリーズ)の感想・レビュー・書評

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  • 小泉八雲の「怪談」の一編。伊勢英子(いせひでこ)による絵本化である。

    木こりの老人、茂作とその弟子の巳之吉は、ある夕暮れ、山から帰る途中でひどい吹雪に遭う。小屋に逃げ込んだ2人は、寒さにふるえながらも眠りに付く。
    ふと目を覚ました巳之吉は、白い服を着た女が茂作の上にかがみ込み、息を吹きかけているのを目にする。
    そう、女は雪女。怖ろしい目をした、しかし、非常に美しい女だった。
    女は「おまえもこの老人と同じ目に会わせてやろうと思ったけれど、かわいそうだからやめた。でもこのことは決して人に話してはならない」と告げて去る。
    女が立ち去り、我に返った巳之吉が茂作を呼ぶと、老人は冷たくなって死んでいた。

    おなじみの「雪女」である。
    伊勢の絵は美しく、硬質だけれども繊細な雪の結晶の描写がすばらしい。
    秘密を漏らされ、怒りに震える雪女の白い姿に、わずかに紅が差す。怒りか、哀しみか。その瞬間、永遠に冷たいはずの雪女の体内を、あるはずのない赤い血潮が駆け巡ったようにも見える。その壮絶なまでの美しさ。

    雪女は恋した男の元に嫁ぎ、10人もの子をなしたのだという。
    それでもなお、その子らを捨て、本当に帰らねばならなかったのだろうか。
    そのまま人間になってしまうことはできなかったのだろうか。
    去った雪女の行方は杳として知れないという。

    *8月10日記。何か、このころ、暑かったので、雪女が読みたくなったのでしたたw

  • 978-4-03-963740-6 35p 2012・11・? 6刷

  • 怖いです。
    挿絵が、さらに怖さを増してくれます。
    「絵本なんて…」
    などといいそうな高学年におすすめ。
    小泉八雲の話もしてあげながら、すすめると良いかと思われます。

  • 怖いです。
    挿絵が、さらに怖さを増してくれます。
    「絵本なんて…」
    などといいそうな高学年におすすめ。
    小泉八雲の話もしてあげながら、すすめると良いかと思われます。

  • 雪女は、美人でないとね。
    このお話の雪女は、結婚して子どもも10人いて、幸せそうなのに、正体がバレると、やっぱり出て行かないといけないなんて、切ないです。

  • 伊勢英子さんの絵は文句なく美しい。しかしせっかく小泉八雲の作品なのだからもう少し丁寧に話を追って欲しいと思うのは大人のわがままかな?小さい子でも分かる、絵を楽しむという目的には十分叶う優れた「絵本」ではある。

  • 話のオチを知っていたのだけど、雪女が初めて登場するシーンの描写が生々しく怖かったし、お雪のいなくなるシーンも印象的に表現されている。童話にしては少し官能的だと思う。
    5分ぐらいで読めるのでおすすめ!

  • 読み聞かせ13分。冬にぴったり?5年生にしました。字がよみづらくて大変でした。光村の教科書に載っている松谷みよ子文のものより、言葉はやや難しいですが、これでも小泉八雲著を子ども向けに訳したものだそう(あとがきより)私はこちらを読み聞かせに使っています。

  • 何年か前、ソウルにある大学付属の語学堂で韓国語を勉強していた時のことである。母国の昔話を韓国語で紹介するという課題が出た。原作を確認しないまま、頭の中にあった「雪女」を元に「もうひとつの雪女」と言う題で創作昔話として発表した。今回、日本語の授業の副読本として久しぶりに読み返してみたが記憶違いの多さに唖然とした。でも、「もうひとつの雪女」もなかなかの出来栄えだったと思うのだが・・・自画自賛。(^^ゞ 『水準別 日本語 多読 ライブラリー 雪女』より

  • 冬の日に、ゆっくりこどもに読んであげたい。
    こわそうでつめたそうで、でもどこかあたたかい雪女。
    妖怪だけど魅力的な女性です。
    イラストが悲しい恋の昔話のイメージそのままで
    見惚れます。
    お雪の、愛しているけれど、命をうばうべきか、
    それとも助けてやればいいのか、
    とまどう心情が伝わってきました。

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