校閲ガール

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著者 : 宮木あや子
  • KADOKAWA/メディアファクトリー (2014年3月14日発売)
  • Amazon.co.jp ・本 (222ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784040663630

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校閲ガールの感想・レビュー・書評

  • ○○ガールにちょっと食傷気味なこの頃だったが、まさか「校閲」を持ってくるとはね!しかもヒロインの名が河野悦子(こうのえつこ)って(笑)縁の下の力持ち的な「校閲」という仕事、ファッション誌の編集に行きたくてうずうずしている24歳のオシャレ大好きヒロイン。この相容れない感じが面白い。悦子がまた物怖じしない娘で、歯に衣着せない物言いでベテラン大御所作家だろうと先輩社員だろうと、ズケズケ本音をぶつけまくるところが気持ちよくてね。(こんなにタメ口でいいのと不安にもなるけど、宮木作品の女子って結構そうか。)
    思い入れが強すぎるあまり、つい越権行為してしまう若さと言うか青さも、理解できるなぁと思ってしまった。
    そして、友情出演的に時々現れる、近所の不動産屋に勤める娘は宮木作品のレギュラー。「セレモニー黒真珠」「憧憬☆カトマンズ」でおなじみのあの人この人のその後がさり気なくわかるのもファンには嬉しい。「婚外恋愛に似たもの」の「ディセンバーズ」ネタもちょっぴり登場。
    「校閲」の仕事がどんなものかを詳しく知ったのは、実はつい最近のこと。誤字脱字を校正するだけじゃなく、内容を読み込んで展開に矛盾はないか、丹念に調べぬく。本当に細かい作業だ。いくつかの章の初めに、悦子が校閲する小説の一部分が載っているが、誤字脱字に全く気付けなかった。斜め読みしたからとはいえ、あまりに目が節穴でした…(汗)悦子の同僚が校閲の仕事を「ホテルのルームメイクっぽい感じ」と言っていたが、そうかもしれない。校閲さんの陰の努力があって、私達はたくさんの書籍や雑誌を、違和感なく安心して読むことが出来るのだとしみじみ思った。
    購入するきっかけとなた茶谷怜花さんの表紙イラストもとてもキュート!宮木さんのお仕事女子ものの装画は、勢いを感じる瀧波さんのイラストや、ワカマツカオリさんによるクールな雰囲気のものが主だったが、今回のかわいさは意外さがあってまたよかったかもと思う。そのかわいい表紙をはがしてみると、初校の原稿!?こんな感じに赤が入るのねと色々納得です。
    フィクションとはいえ、この版元やこの作家がモデル?とうっすらわかるところも面白い。

  • 可愛いお仕事小説。
    大好きなファッション誌を作りたかったのに校閲部に配属されてしまった主人公が奮闘する。
    校閲の仕事って本当に難しそうだ。
    でも読んでる分には面白い。
    もっと知りたい。

    テンポがよくて読みやすいし、仕事のこういうところは楽しいよねという前向きな気持ちにもなれる(長続きするかは分からないけど)。
    そんなお仕事小説は大好きだ。

  • 大好きなファッション誌の編集者になる!と夢見て受けた出版社、無事に内定をもらったものの、配属された先は校閲部。
    全く希望と違う部署に配属されながらも、日々仕事に向き合いながら、事件に巻き込まれながら、仕事におもしろさを見出していく。

    心のビタミン剤的に、読むとすっきりスカッとするワーキングエンタメです。
    こんな風に言いたいことをずばっと言えたらどんなにいいか!と思う程、主人公はずけずけとモノを言う。
    そんな、しょっと常識的な社会人とはズレているように見える主人公ながら憎めない、どころかカッコイイ、好きだと思ってしまうのはきっと好きなものへのひたむきな愛情とか、筋を通す芯があるところとか、案外やさしいところがあるからかもしれない。

    登場人物もこれまた魅力的で、ぜひとも続編を読んでみたい。
    彼らの恋の行方も気になる!
    宮木さんの本は初読みでしたが、読んでいてすごく楽しかったです。
    こんな風なワーキングエンタメ、いいですね。仕事への活力になります。

  • ファッション雑誌の編集者になるために出版社に就職したのに、
    なぜか配属されたのは文芸書の校閲だった悦子。
    ファッション部門への未練は断ち切れず、
    校閲の仕事でも度々ご法度を犯し、周りに怒られる日々…。
    それでも持ち前の強さで乗り切り、少しずつ校閲の仕事を理解していく。働く女子の成長物語。

    校閲という超裏方に、スポットを当てたのは斬新ですね。
    こんなに細かく確認しているのか!と、純粋に校閲という仕事に驚く部分もあり、
    本作りに携わっているすべての方に感謝の気持ちでいっぱいになりました。

    悦子、あなたはできる子だよ。
    ポリシーなく仕事している人はこの世の中にごまんといるもの。

    自分も頑張らなきゃなーとサラッと思える
    ワーキングエンタメです。

  • 校閲のこと(編集者の裏側)を知りたくて買ったのですが、なかなか大変だにゃ~とよくわかったにゃん
    また、その世界を描くのも、とっても大変じゃなかったかと思うにゃん
    宮木あや子さんて、知らなかったけど(花宵道中は知っていても)これ読んで、他の作品も読んでみたくなったにゃん

  • 【図書館】ドラマで知って図書館から借りました。ドラマはドラマとして、本は本として楽しめました。

  • ファッション誌が大好きで出版社編集部に
    就職した河野悦子。しかし、配属されたのは
    文芸校閲部だった…

    アンソロジーに収録されていたのを読んで
    面白かったので読んでみました。
    明るくカラっと楽しめるお仕事小説。
    ちょっと装丁、表紙で損してる気が…
    明るくてポップなのは合ってますが
    文庫ではもっとおしゃれになるといいですね…

    主人公、悦子の物言いがすごくきつく、
    ファッション以外のことに対して
    あまり敬意を払わないですし
    物おじしないので短編集の時点で
    ちょっと苦手だったのですが
    色んな側面から通して読むと
    悦子のファッションに対する情熱はすごく、
    満足はしていないものの
    仕事だから、と自分が納得するまで
    物事に取り組む姿勢は読んでいて楽しかったです。

    個人的に章と章の間にある悦子の研修メモが
    好きでした。そうなんだ~っていうマメ知識と
    本に携わってないとこういう風に思うのね…
    という面白さがあって…

    【文芸誌】小説がいっぱい載ってる別マみたいなもの。

    って…説明が雑すぎる!(笑)
    実写化に向いてそうな感じ。
    校閲の仕事ってこんななんだ~と興味深かったし
    続編が出たら読んでみたいです。

  • ファッション誌の編集に憧れて出版社に入った河野悦子。しかし彼女は、「コウエツ」の名前のせいだけで(?)、校閲部に配属されてしまう。
    書籍や雑誌の文字や内容をくまなくチェックするその部署は、悦子の抱いていた出版社のイメージとはかけ離れた場所。それでもいつか憧れの編集部に入るため、ブツクサ言いつつも日々の仕事には懸命に取り組んでいく。
    悦子の、周りの男性をズバズバ斬っていく行動や冷静な視線が気持ちいい。あの行動力があれば、きっとこの先、どこに行ってもやっていけるんじゃないかな。
    続編も十分ありそう。期待して待ちたいと思います。

  • 出版社に就職した主人公・悦子は華やかなファッション誌部門を希望しながらも、興味の湧かない文芸書の「校閲部」に所属となる。仕事仲間や小説家たちと送る、真剣な、時にドタバタな日々を描いたお仕事小説。

    文芸担当でありながら小説は読まないとハッキリ言い、どんな相手にも物怖じせず、良く言えば素直、悪く言えば容赦ない悦子ですが、任せられた仕事はきっちり全うする姿は好印象です。軽く読める上に、ストーリーのなかで校閲という仕事の面白さと大変さに触れることもできます。おかしいと感じる箇所に気付く力や、その矛盾点を事実と照らし合わせ論理的に指摘する様、文字一つ一つと向き合う根気や集中力など、職人のような後ろ姿を想像しました。

    悦子は校閲部は性に合っていないと感じながら日々仕事を捌いていきます。しかし、人との関わりや自分のやるべきことをやる過程のなかでふとした瞬間に自分のやりがいをそこで見出す様子は、仕事をしている人にとって少なからず経験があるように思います。
    どこで目にしたか忘れましたが、個人的に好きな言葉をふと思い出しました。
    「自分のやりたいことをやるのが仕事ではない 与えられた仕事を自分らしくやるのが仕事だ」

    明日も頑張ろうというエールをもらった気分に。

  • せっかくの校閲の話なのにところどころ送りがな間違いがあってちょっと惜しかった。
    「喉の奥なら~」と全然違う雰囲気。しかも2chを思わせるスラングまで出てきて、この人本当に何者ですか。ファッションの描写とかすごいし。おしゃれな方なんだろうなあ。
    続編があるなら是非とも読みたいです。むしろ買って読みます。好きな作家さんがまた一人増えた。

    「校閲ガール!?」時刻表ミステリ読んだことないからこんなにあっさり時間のミスってわかるもんだろうか。主人公の悦子が一発で大好きになった。エロミスとか嫌すぎる。
    「校閲ガールと編集ウーマン」すごい好き。正反対の二人が関わり合いになる瞬間、好き。めでたしめでたしじゃなくてなんなのよあんたのせいで浮いちゃったじゃないのー!な終わりも好き。米岡のセクシャリティに言及しないところが良い。
    「校閲ガールとファッショニスタとアフロ」「うるせえマジ往生しろ荼毘に付されろこの野郎!そんで解脱できずに三悪道ばっかし永遠に輪廻するがいいわこの下品下生が!」←これがパッと出てくる頭になりたい。ネオ仏教小説とか読みたすぎる。編集部には怒られた悦子の越権校閲だけど、本当に二十代の女性を思いやった眼差しに感謝した。私は就活の経験ないんだけど、就活も何かのひらめきというか、かちっとはまった何かによるんだなと思った。
    「校閲ガールとワイシャツとうなぎ」雑誌の星占い笑った。「胸と股間膨らまして」とかキレッキレすぎる。バレバレなエロミス作家笑える。モテ期キタコレな悦子可愛いな。
    「校閲ガール~ロシアと湯葉とその他のうなぎ」フクロダケにクラスチェンジしたエリンギで吹いた。めでたしめでたし。藤岩さんも良かったね。内面さえ良ければ~のところはちょっとドキリとした。
    「エピローグ 愛して校閲ガール」みんな仲良ししてるところがなんだか心が温まった。良い。ファッションのことわからんし自分にはいらないと思ってたけど、ちょっと考えが変わった。オチww

    10月にドラマ化だそうです!楽しみ!

  • 【あらすじ】
    ファッション誌の編集者になる! という夢を抱えて出版社に就職した河野悦子(こうの・えつこ)が配属されたのは校閲部だった!
    担当する原稿や周囲ではたびたび、ちょっとした事件が巻き起こり……! ?
    読んでスッキリ、元気になる! 最強のワーキングガールズエンタメ☆

  • ファッション誌が好きで出版社に入社。
    でも、入社してみたら校閲担当だった。
    なかなか思い通りの部署に配属されるということにはならないよね〜。
    それにしても、好きなものに対する恐ろしいほどの記憶力。掲載された号や表紙まで覚えているなんて、それは凄いことだと思う。
    校閲という仕事もおもしろそうに思う。
    誤字・脱字だけでなく、内容の正確さなども細かくチェックされているのね。ふーむ。

  • タイトルと表紙で借りるのを決定。
    この作家さんは初めて。

    サクサクっと読めた。
    あんまり難しい物語じゃないしね。
    登場人物も多すぎず、少なすぎず。
    主人公も魅力的だし。
    ただ、終わり方がなぁ。
    続きが気になります。

  • ダヴィンチでおすすめ本として紹介されてたから図書館で借りました。うーん、ランチのアッコちゃんと似た印象。最近こういう女性像好きだよね。口は悪かったりでもスパッと物事を切る、仕事は一生懸命で恋愛も頑張ってるというかときめこうとしてるというか。
    おすすめランチ頼んで和食定食だと思ってたらキッシュのランチだったそんな感じ。オシャレで読みやすいし面白い。でも和食定食を期待してた。

  • ファッション雑誌をこよなく愛し、その勢いで出版社に入社した河野悦子。しかし、配属先は地味な文芸の校閲部署だった。口は悪いがストレートな悦子にグレーゾーンのお洒落男子、友人?ライバル?な社員に囲まれ、日々仕事に取り組んでいる。校閲はなくてはならない業務ですね。誤字や誤用、文章の破綻、気をつけなきゃと思います。文芸に全く興味を持てなかった悦子が、次第に校閲のおもしろさに目覚めます。笑えて元気になれるお仕事系エンタメ小説。

  • ファッション誌の編集者になる!
    という夢を抱えて出版社に就職した河野悦子が配属されたのは校閲部だった!
    担当する原稿や周囲ではたびたび、ちょっとした事件が巻き起こり……! ?
    読んでスッキリ、元気になる! 最強のワーキングガールズエンタメ☆

  • 仕事がんばろ、って思った

  • 面白かったー!

    校閲部の河野悦子と女子っぽい人米岡。
    アフロくん。
    編集の森尾と藤岩、受付の今井。

    自分も学生の頃から雑誌が大好きで、更に学生の頃は自分の年よりも年上ターゲットの雑誌を読むのが好きで、めちゃめちゃ懐かしい気持ちに。

    勢いと突き抜け感が好き。
    上司にタメ口って、あたしにゃありえんが、表紙の絵のお陰でアニメちっくな風に救われて。

    本郷先生が実在の作家さんに似すぎで少しニヤリ。

  • 悦子のファッション誌への愛情はちょっと共感した。中学生の頃からずっとCanCamやJJを読んで、将来はこんなお姉さんになりたいって憧れてたな。私の場合は憧れだけで、悦子みたいに実際に着飾ったりはほぼしなかった(今もしてない)けど。
    それにしても悦子の記憶力は羨ましい。
    口の悪さには若干イライラしたけど、サラッと読めたし全体的には面白かった。
    何より、ファッションと校閲を結びつける着眼点は勉強になった。私は、校閲の必要性は感じてもファッションや美容にはズボラなところがあるから。

  • 宮木さんのお仕事ガール小説はパワフルで、でもちゃんと仕事していて(普通ではないこともしているけれど、いつ仕事してるの?という感じではなくその前にやるべき仕事はやっていることが伝わってくるのがいい)、読んでいて元気が出ます。
    自分を卑下せずに、素直に下の位置に置いて考えられる主人公がいい。

  • 職業小説としての面白さ満載。しかし校閲って大変だわ…。
    途中主人公の若さゆえの傲慢さみたいな部分が鼻についたあたり、私も年を取ったなと思うけど(・_・;ファッションへの情熱はすごかった。脱帽。あと見た目が大事!ってことが何を意味するか…みたいなとこにはなるほどと思わされた。

  • 実は去年の9-12月のクールのドラマでいちばんは『逃げ恥』ではなく、『校閲ガール』だと思っていた。ファッション好きの石原さとみも本好きの出版社にまつわるお話も最高で、一年近く経って、原作を手に取る。
    シナリオとして、ドラマはよく練り込まれていたことに感心する。原作の設定は河野悦子は入社2年目だが、アラサーの石原さとみをキャスティングした以上、このままではイタイので、中途採用に変えたり、同期入社の森尾を高校の後輩(本田翼)にしたり、と換骨奪胎のシナリオが素晴らしい。また景凡社は光文社でとかパズルを解くように実名を当てていくのも楽しい。悦子の目指すLassyはClassyでC.CがJ.J。コミックスをやらない総合出版社って、間違いなくそう。ハズレの本を途中パタンしていた読書の夏バテ的だった僕には最高の1冊だった。

  • 面白かった! 悦子、好きじゃない仕事も全力で頑張ってるし、前向きだし、ちゃっかりしてるし、好きだわーo(^▽^)o それにしても興味無いこと覚えられるってすごいなσ(^_^;)

  • ドラマが面白かったから読んでみた。
    これは、ライトノベルという分類なのだろうか。
    やたらセリフが多い読み物でした。

    ストーリーはドラマほどの痛快感はない。
    石原さとみがおしゃれしてキャーキャー言ってる姿を見た方が、わたしとしてはおもしろく、心も満たされたな。

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