初恋は坂道の先へ (ダ・ヴィンチブックス)

著者 :
  • KADOKAWA/メディアファクトリー
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本棚登録 : 155
感想 : 24
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  • Amazon.co.jp ・本 (224ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784040667430

作品紹介・あらすじ

一冊の本が届いたある夏の日、恋人の品子が失踪した。本の贈り主は彼女が以前話していた「忘れられない初恋相手」なのか?後半の仕掛けにうなること間違いなし!大注目の新人による青春小説×ミステリー。第1回ダ・ヴィンチ「本の物語」大賞受賞作。

感想・レビュー・書評

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  • タイムスリップしたのかと、、、

  • 一冊の本と共に彼女が消えた。 彼女宛にその本が送られてきたとき、彼女のちょっとした動揺に気づいた僕は、彼女とのマンネリ化した仲に迷いを感じている頃だった。彼女には初恋の人がいるとは聞いていた。しかし誰とは問い詰めたりしなかった。
    一冊の本から二人の関係が微妙に揺れていく青春ミステリー。

  • んーあまい、あまいなぁ。

  • 本の帯と表紙だけ見て、購入した本。
    1冊の本と共に消えた恋人と、その彼女との関係を改めて考え直す彼氏の話とその間に挟まる少年と少女の話。
    すごく面白い!ってほどではないけど、すっきりさっぱりしてて読んでよかったと思える作品だと思う。2つの話がどこでどう交わっていくのかも気になったし、こういう複数の物語が交互に語られて絡み合ってくのって好きだな(笑)

  • 品子としなこか…そうきましたか。すっきりしてよかった。登場人物女子のセリフがちょっと少女漫画風すぎるけど。運命の出会いかぁ。

  • 文章が合わないし読み進めるのがつらかった。つまらない。会話や行動が唐突すぎて伝わらない。

  • 微妙な違和感が最後に解けてよかった。

  • 爽やかでなかなかいいミステリ。というより恋愛?青春?
    恋愛要素が大きくて可愛くて未来は明るくてもう~~~!!ミステリ読んで嫉妬するってどういうことー!
    たまに読む分にはこういうのもいいな。ほんわかする。


    トリックがせこいので★4。話は可愛くて女子中高生にも受けそう。

  • 冒頭───

     彼女が消えた。一冊の本とともに。
     詩的に表現してみたらそんな感じで、味気なく端的にいえば携帯がつながらなくなって三日が経った。その三日目の朝、俺はテレビをつけて、星座占いを見ている。チェックするのは自分の星座である天秤座と、彼女の魚座だ。二人分の星座をチェックするのは日課となっていた。ちなみに今日は天秤座が四位で魚座は七位。この上なく微妙。俺のラッキーアイテムは大理石の椅子。どこにあるんだ、それ。魚座は、トマトケチャップ。
     朝食はスクランブルエッグに決めた。

    第一回ダ・ヴィンチ「本の物語」大賞受賞作。

    大学生研介の彼女である品子が、故郷から本が送られてきた途端、突然行方をくらました。
    いったい、何があった?

    一方、中学時代のしなこは近くに住んでいる小説家の孫海人と友達になる。
    現在の研介の視点と過去のしなこの回想。
    今の事件と過去の思い出を繰り返しながら、物語は緩やかに進んでいく───。
    と思って読んでいたのだが、最後で、隠されていた秘密が一気に明らかにされる。
    この構成は確かに上手いと思った。
    ただ、いかんせん文章が------。
    いかにも新人の書いた作品という感じで、平易過ぎて稚拙感が否めず、ヤングアダルト小説の雰囲気に近い。
    最後で明かされる秘密に至る出来事も、切迫感に欠ける。
    うーん、ダ・ヴィンチの大賞受賞作というのはこの程度か。
    さらっと読め過ぎて、物足りなかったな。

  • 恋人が、ある日送られて来た一冊の本と共に失踪して……という軽いタッチの青春ミステリー。二十代の「品子」と中学生の「しなこ」の物語が交互に語られる。
    特に誰も傷つかない読みやすい作品。ミスリードを誘う書き方に途中まで素直にひっかかり、ふたりの「しなこ」が出会う物語終盤は爽やかに読めた。

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著者プロフィール

1988年栃木県生まれ。『初恋は坂道の先へ』で第1回ダ・ヴィンチ「本の物語」大賞を受賞し、デビュー。代表作となった「今からあなたを脅迫します」シリーズは、連続ドラマ化され、奈院ゆりえにより、漫画化(KCデラックス なかよし)もされている。他の著作に、『昨日の君は、僕だけの君だった』(幻冬舎文庫)、『救ってみろと放課後は言う』(KADOKAWA)、『撮影現場は止まらせない! 制作部女子・万理の謎解き』(角川文庫)、『時は止まったふりをして』『流星の下で、君は二度死ぬ』(新潮文庫nex)などがある。

「2022年 『ネメシス7』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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