魔弾の王と戦姫〈ヴァナディース〉10 (MF文庫J)

著者 :
制作 : よし☆ヲ 
  • KADOKAWA/メディアファクトリー
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本棚登録 : 138
感想 : 7
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  • Amazon.co.jp ・本 (319ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784040671246

作品紹介・あらすじ

エリザヴェータの力を借りバーバ=ヤガーを退けた"ウルス"ことティグルだったが、その矢先に魔物の力で見知らぬ森の中に飛ばされ、ムオジネル人ダーマードと出会う。ティグルの消息を探るダーマードに剣を突きつけられ、ティグルは絶対絶命の危機に。一方、エレンの命令を受けたリム、マスハスとティッタの三人はついにルヴーシュの公都にたどり着いた。同じく公都に帰還したエリザヴェータは、あらためてバーバ=ヤガーと戦うことを決意する。さらにガヌロンが暗躍し、ブリューヌとジスタートに新たな動乱の火種を撒く。混沌が加速して世界が人知の及ばない狂気を帯びていく中、時代が、英雄の復活を待ち望んでいる-大人気美少女ファンタジー戦記、第10弾!

感想・レビュー・書評

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  • やっと記憶喪失が治った。
    こんな引っ張らんでも良かったのにな。

  • ネタバレ 第二部ティグル放浪譚終幕。エレンによるティグルの記憶回復のシーンをラスト近辺に持ってくることを念頭に置いて、第二部は物語を紡いできたのだろう。そういう意味で一区切り感とある種のカタルシスはある。ただまぁベタすぎる本編よりは、リムとティッタとがティグルを目の当たりにしたようなコメディテイストの場面での記憶回復の方が個人的には好みかも。メインヒロイン+コメディテイストはやはり困るのだろうが…。二部の種まき具合からして、第三部はジスタート内乱の最中、ブリューヌにて漸うガヌロンら化物どもの暗躍が表面化するのか…。
    期待して待ちたいが、TV放映で著者の知名度は上がったのだから、編集者外周りが余計な口出しをしないことを切に願うところ。

  • リムの好感度が一番高いのでは。

  • ………あっ。
    何か違和感あるなと思ったら、主人公いるからだ>表紙

    というわけで第2部クライマックス(というか第2部だったんだと初めて気づいた)。
    結論から言うとティグルが記憶を取り戻す、定番の展開です。

    …と言ってはみたものの、「記憶喪失の男」の人格や人生、選択を尊重するような展開というのはなかなかないような気がします。
    特に「ティグルヴルムド・ヴォルン」という人格は多くの人から慕われ、求められているわけですから、それをどうにか取り戻したいと思うのが当然だとすら思うのですが。
    逆に言えば、そういう私情を押し殺してまで相手(の幸せ)を尊重してしまうほど、赤毛の青年が思われていたという事かもしれません。
    で、読んでるこちらとしても、「ウルス」としてエリザヴェータと共に過ごす日々は魅力的だったりするわけで…心苦しいところです。
    ある意味、ラブコメ的葛藤に近いものがありますが(そうか?)、非常に上手く落とし込んだと思います。安易にフラグ残しまくりにするよりはよほど美しい。

    それからマスハス卿大活躍で嬉しい限り。ラッキースケベもいいけれど、やはり男連中が頑張ってこそこの物語は面白いと思うわけで。
    何気にダーマードとの因縁も面白いというか今後が楽しみですしね。


    えぇと…とりあえずボルス伯爵は噛ませ犬ご苦労様でした(^_^;

    というわけで第2部完。
    恐らく第3部では魔物達の暗躍、王国の陰謀、神話と伝説の謎…話は広がり、深まっていくのでしょう。
    個人的には"煌炎"の次の主が気になりますけれども。
    サーシャがお気に入りだったもんで、似た感じの戦姫だといいんですけどねぇ。…そしてエレンと敵対する、と(ひでぇw

  • 表紙のエレン&ティグルのペアが凛々しい。ちょっとストーリーに無理矢理感があって、最後のモブキャラ戦なんか消化試合も甚だしいけど、エリザはいいキャラだったのでよしとしよう(何様)。ちょっと覚えにくいカタカナ名が増えてきて容量オーバー気味。

  • ウルスがティグルへ戻ったところで第二部完結。エリザヴェータも境遇とか考えると悪くないんだけど、やっぱりティグルの隣はエレンであって欲しいからようやくしっくりきた感じです。記憶喪失の方はさておき、本編的には謎の要素がまだまだ残っての第三部突入のようなので、それぞれをどう回収していくか注目したい。そういやポルス伯はヴァレンティナの勢力拡大だけのために出てきてすぐ退場しただけだったなぁ(苦笑)

  • 相変わらず、戦闘シーンはあっさりざっくりと終わる。それ以外が面白いからいいか。

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著者プロフィール

2006年、第18回富士見ファンタジア長編小説大賞にて「戦鬼」で大賞を受賞。

「2015年 『魔弾の王と戦姫 8』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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