囚愛契約 (フルール文庫 ブルーライン)
- KADOKAWA/メディアファクトリー (2015年4月15日発売)
- Amazon.co.jp ・本 (304ページ)
- / ISBN・EAN: 9784040674971
作品紹介・あらすじ
「一週間、あんたの身体を俺にください。大丈夫、ちゃんと快楽を仕込んであげます――。」それが、コピーライターの長嶺祐也が宮本高良の勤める広告会社・鳳翔堂の社運をかけたプロジェクトに協力する条件だった。かつての後輩の手に、道具に焦らされ、高められて初めて知る絶頂に戸惑いながらも溺れていく高良。だが、「好きなんです」高良に触れながら苦しそうに言う長嶺の真意が読めなくて――。
感想・レビュー・書評
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【電子書籍】
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・タイトルの印象よりも明るい読み口
・それは受が楽天的だから
・それは攻が粘着質変態だから -
会社の元後輩×教育係だった先輩。後輩の長嶺は先輩高良が好きすぎて会社を辞め、独立することに。自分はゲイ、先輩はノーマルしかも女の子とのつきあい方が酷い、とくれば気持ちを知られるわけにはいかないよねぇ。なのに先輩が仕事を一緒にしてくれ、と打診してきて…。1週間の契約、長嶺による数々のプレイ、すごくマイペースながら長嶺への気持ちを自覚する高良。高良の言動にいちいち振り回される長嶺。どれだけ高良のことが好きなんだ〜(ノ≧∀≦)ノ
すごくおもしろかったです。 -
コピーライター×彼の元先輩である広告代理店社員。お仕事もので年下攻めでした。
長嶺は高良のデキる後輩だったけれど、恋心が本人にバレて会社を辞め独立し成功してる身です。独立の理由は、絶対に叶わない恋心を高良に知られてしまって、一緒に仕事し辛かったからでしょうね…
長嶺は、束縛契約を迫ったりして強気に見えるけど、決定的な態度はとれない優しいヘタレわんこな部分があって、心底酷いヤツじゃないのがいいです。
お道具プレイにも愛が感じられますw
高良はそんな後輩の恋心に最初とまどって距離を置いてしまいますが、いざとなるとどんと肝が据わるタイプでした。
外見は美形だけど、心はとっても男前!
始めのうちはガサツでデリカシーゼロだったのに、長嶺に束縛されて身体を開発されるうちにだんだんとかわいく変化。
男同士なんてありえないと思ってた高良がいつの間にか絆されて、長嶺がなくてはならない存在になっていく様子がよかったです。
SMちっくだけど、全然痛くなくて。むしろ、長嶺の心の痛みの方が強く伝わってきました。
一週間だけ自分の思い通りにしたいなんて、よく考えたらめちゃくちゃ健気ですよね…泣ける。
高良だって嫌いじゃないから何でも応じていたのにそんな自分の気持ちに気付かずに長嶺とずっと過ごしているなんて、ほんとにじれったかったです。
別れてからやっと気付く…って、ほんと高良らしくてww
契約終わってからの流れが面白かったです。
エロ的にはかなりすごいことをしているはずなんだけど、高良のノリのよさ?で軽い感じの仕上がり。楽しめます。
書き下ろしはその後のヘタレ大型わんことかわいい天然小悪魔cpが、甘くてラブラブでごちそうさまというかんじでした! -
安定のナツ之先生節!
教育担当と新人から密の濃い時間を過ごして、新人だった攻めが気持ちを拗らせる感じとか、執着っぷりとか良かった!
教育担当の受けがどうしてそこまでライトだったのかなぁと思ったけど、読んでいくうちにそこはあまり深堀しなくてもいいんだって思った。
7日間の契約の最後の日の苦悩やその後の二人の気持ちのすれ違いとか、切なくなりつつそこはナツ之先生の文章でクスっと笑ってしまったり。
気づいてからの受けが男前で良かったです!