神さまのいる書店 まほろばの夏 (ダ・ヴィンチBOOKS)
- KADOKAWA/メディアファクトリー (2015年7月31日発売)
- Amazon.co.jp ・本 (233ページ)
- / ISBN・EAN: 9784040677033
作品紹介・あらすじ
魂の宿る「生きた本」たちが紡ぐ、感動の書店ファンタジー。第2回ダ・ヴィンチ「本の物語」大賞"大賞"受賞作。
感想・レビュー・書評
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タイトルに惹かれて読んでみたけど、想像以上によかった、すごく好みの本。ファンタジーだけど、現実にあったらいいなぁと思う。まほろ本に出会いたいし、まほろば屋書店にも行ってみたい。
ヨミの本に恩返ししたいって気持ち、素敵だな。出てくる人たちの、本への愛情、本が好きって気持ちが感じられて、読んでて幸せな気持ちになった。
ヨミとサクヤの今後も気になるし、ナラブさんもフミカも良いキャラしてるので、ぜひ続きが読みたい。 -
おもしろかった。自分には居場所がないと思ってる『よみ』と、自分は空っぽだと思ってる『サクヤ』が『まほろば屋書店』で出会い、お互いに素直じゃないけど好きなのがバレバレで、読んでて楽しかった。居場所が出来て良かったね。
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魂が宿る本「まほろ本」 そんな本を扱う書店『まほろば屋書店』
「まほろ本」は、魂が本来形作られるはずだった姿を幻影として現す。
豆柴だったり、ウサギだったり、蝶だったり、人間だったり、時には神さまの姿で・・・。
日々の生活の中で「居場所」を見いだせない女子高生「紙山ヨミ」
司書教諭の紹介で訪れた『まほろば屋書店』
夏休みの間 そこでバイトをするためだ。
「本に恩返しをしたい」 そんなひたむきな彼女の思いが奇跡を起こす。
なかなか ほっこり系のお話でした。
続編もあるので読んでみたいですね -
内容も文章もとても軽く、分かりやすく読みやすいストーリー。良くも悪くも。(以前読んだ同作者の別作品でも同じような感想書いたような・・・)
そして「悪くも」とはいえ、本当にあって欲しいなーなんて思えます。胸に沁みる、本に関する言葉もちらほらと。
佳作ファンタジー。 -
想うのは楽しくてふわふわして、苦しいこともたまにはあるけど素敵で幸せなことだと思う。
それ以上に想われるって嬉しい。
相手が好いている相手なら尚更。それが例え人でなくても。
感情を表現できるのは唯一人間だからちゃんと伝えなきゃって思う。
それにしても羨ましい……!! -
夏休み限定のアルバイト先。
宿る命はやっぱり本の内容にそった物が主であり、全く関係のない姿をしているのは珍しいのだろうか。
人と同じように傷をおったり生死がある中で暮らすのは、実態のない彼らからすると他人の手で触れられることはとても怖いだろうな。 -
本に魂が宿って、読者と気持ちを交わせるなんて、とても素敵♪
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書店というワードに惹かれて読みたいと思っていたので図書館からレンタル。
ファンタジーなのは承知していたけど、世界観に拒否反応もなく割と素直に読めた気がする。
『幻想古書店で珈琲を』は最初から入り込めなかったので、自分でも驚いている。同じファンタジーでもやはり文体の影響はあるらしい。
まほろ本という設定が面白く、コンプレックスのある主人公がなんだかんだ前向きに頑張るのは見ていて気持ちが良かった。ここで卑屈になられていたら多分読み通したかどうかわからない(笑)
ヨミのキャラ設定が少し大げさ過ぎるのも子ども向けの本だから(図書館ではヤングアダルトコーナーにあった)と思えば仕方ないのか?と思いつつ。
2作目もあるようなので続きを読む予定。 -
書店が舞台の本、すごく好き。今回も。珍しく人に勧められた本。ファンタジーはあまり読まないけどさわやかな読み終わりで、とてもよかった。