- Amazon.co.jp ・本 (268ページ)
- / ISBN・EAN: 9784040677934
作品紹介・あらすじ
嬉しくても悲しくても感動しても頭にきても泣けてくるという、喜怒哀楽に満ちた日常、愛する音楽・本への尽きない思い。『サラバ!』で多くの人に「信じる勇気」を与えた西加奈子の6年分のエッセイが詰まった一冊。
感想・レビュー・書評
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2009~2015年に雑誌や新聞で連載されていたエッセイをまとめた1冊。
先日読んだ『この話、続けてもいいですか。』(筑摩書房)の余韻が忘れられず、わくわくしながら本書を読み始めました。
これらを書いたときの西さんの年齢は30代前半から後半。
ちょうど今の自分の年齢と被ることもあり、おもろい先輩の話を聞いているような親近感がありました。
20代のころのエッセイに比べて文章が落ち着いた分、随所に仕掛けられた爆笑ポイントが確実に笑いのツボをついてくるのがたまりません。
「LOOK AT ME CAREFULLY」と書かれたTシャツを着た男性を注意深く見ていたのに、彼は別段何もしなかったので腹が立った、というエピソードにしばらく続きが読めなくなるくらい笑かされました。
笑いの合間に差しはさまれる、西さんの優しさが伝わってくるしっとりとしたエッセイにもじんわり。
表紙や見返しいっぱいに散りばめられている、独特の歪みが魅力的な著者の手書きのイラストも素敵。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
エッセイ集。第1集:日々のこと、第2集:音楽のこと、第3集:本のこと、と分かれている。著者の小説は読んだことはあっても、エッセイは多分初めて読んだので、飾らずユーモアのあるお人柄が見て取れたのが嬉しかった。特に第1集は、日々のよしなし事に思う色々が書いてあり、何回もクスッと笑える面白さだった(「肉眼ではね」が一番好き)。
第2集では音楽(ブラックミュージック系)が大好きで詳しいんだなということがわかり、第3集では流石作家さん、いろんなジャンルの本も読み込んでらっしゃるな〜と思った。
そしていつも小説の装画などご自身で手掛けてらっしゃってすごいなと思っていたけど、この本にもたくさんの可愛いイラストが挿入されていて、見入ってしまった。 -
雑誌に掲載されたエッセイをまとめたもの。いや〜面白かった。雑誌の1ヶ月コーデについてとか、涙もろいことについてとか、分かる分かると頷いた。笑いました。西加奈子さんの気取らない感じが好きです。後半、他の作家の本レビューも良かった。 読みたい本が一気に5冊以上増えました。
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大好きな西さんのエッセイ集。抜群にユーモアがあって吹き出してしまうからお家でしか読まない方がいい。ケラケラ笑えたかと思うと次の章では胸がぎゅっとなったり考えさせられたりして、緩急がすごいのも西さんのエッセイならでは。豪快であり繊細である西さんの感性が本当に魅力的で、小説もどんどん読んでいきたいと思う。
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軽快で愉快。とくに1章日々のことは関西弁で西さんが喋ってくれているようにすっと読める。しかし内容もすっと忘れてしまう。自分の生活の中でも日々のたわいもない忘れてしまうようなことを、こう面白おかしく書き留めるのが作家なのだな。
久しぶりに会った友達とファミレスでこんな話をいつまでもしたいという感じ。 -
加奈子さんがこんなにせこくてこんなにかわいい人だったなんて。どんどん、好きになっちゃうじゃん。
とてもよき。 -
雑誌や新聞等で連載されていたエッセイがまとめられた一冊。
日々のこと、音楽のこと、本のこと の3章で構成されている。
今回も思ったこと感じたことをありのまま表現されていて、面白かった。
音楽のこと は、西さんと音楽の好みが違うので、よくわからず、、、サラッと流し読み。
本のこと では、作家さんのお気に入りの本や普段どんな本を読まれているのか常々気になっているので興味深かった。いくつか気になった本があったので読んでみたいと思う。 -
作品は人を表す。
西加奈子というひとは、知るほどに興味深くなる!いい意味で、頭の中がわちゃわちゃしてそう!
"失敗しても、いつかそれを肴に酒を飲もう"な~んていい言葉だろ! -
声を出して笑った。
バトルロワイヤル-
2018/03/20
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ごめんなさい。ネットバンキングは、西かなこさんの『きりこについて』の中でした!でもバトルロワアヤル、私ならなにかなあ、って考えちゃいますね。ごめんなさい。ネットバンキングは、西かなこさんの『きりこについて』の中でした!でもバトルロワアヤル、私ならなにかなあ、って考えちゃいますね。2018/03/20
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2020/06/19
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西さんエッセイ新刊。発売日にわくわくどきどき本屋さんへ♪ 手にしてHAPPY♪ 「小○製薬」さんの商品名に関するエッセイで、共感!!西さんのイラストもキュートで読めて・見られて2倍うれしいな♪