異世界拷問姫 (MF文庫J)

著者 :
  • KADOKAWA/メディアファクトリー
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本棚登録 : 179
感想 : 9
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  • Amazon.co.jp ・本 (294ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784040681177

作品紹介・あらすじ

「我が名は『拷問姫』エリザベート・レ・ファニュ。誇り高き狼にして卑しき牝豚である」死後、異世界転生した瀬名櫂人の前に現れたのは絶世の美少女・エリザベート。彼女は『拷問姫』を名乗り、従者として自分に仕えるよう櫂人に命じるが――「断る」即答する櫂人にエリザベートは『拷問』か『執事』かの二択を突き付ける。あえなく陥落した櫂人はエリザベートの身の回りの世話をすることになり、咎人たる『拷問姫』の使命――14階級の悪魔とその契約者の討伐に付き合わされることになるが……!? 「あぁ、そうだ。余は狼のように孤独に、牝豚のように哀れに死ぬ。たった一人でだ」綾里けいし×鵜飼沙樹! 最強タッグが放つ異世界ダークファンタジーの最高峰!

感想・レビュー・書評

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  • イラストレーターさんで興味を惹かれ、作者さんでさらに興味を惹かれ、タイトルで買ってみようと決意しました。拷問系の本を読んでいたので、わりと「あ、あの拷問道具のことか」ってなりました。
    おもしろかったです。こう・・・すっごく残酷な設定のお話しなのに、主人公たちの会話がめっちゃほのぼのしてて(苦笑) そういうギャップというか、温度差がとても好きです。
    続きが出れば買います。こういう系のお話の続編はどきどきしますね。

  • なかなか強烈なヒロインとダークな世界観のファンタジー作品。
    異世界転生譚でもある。

    とにかく”拷問姫”のキャラクターが強烈。
    自らを”誇り高き狼にして卑しき雌豚である”と宣い、大量虐殺の咎で火刑にされることを良しとするその気高さと人に対する傍若無人さ、そして時に見せる無邪気さに否応なく魅せられる。
    衣装も唆るものがあるよね^^

    彼女の従者に転生させられ悪魔との戦いに巻き込まれる主人公の不運は実はすごく幸運なのじゃないかと思う。
    この巻ではほとんど闘う力はない主人公だけど、この先、覚醒めいたこともあるのかな。
    まあ、闘うメイドのヒナがいれば無くても大丈夫か?

  • 主人公のとってつけた感がすごい。流行ってるし異世界に転生させとくか〜って感じ。続きはもういいかな。。

  • グロいし話の趣旨についていけないし主人公の行動も意図や心情が描かれないので薄っぺらい。

  • ボロクズのように虐待されて殺された主人公が拷問姫ことエリザベートに異世界召喚され、執事として食事を作ったり付き添ったり戦闘に参加したりする話。戦闘器具が拷問具だったりグロい描写が出てくるので食事時に読むことはおすすめしない。拷問耐性がないとキツいくらいの描写なので、途中で読むのをやめようかと思った。ヒナが出てきてからはコメディ成分多めになり大分読みやすくなった。エリザベートは訳ありに思えたしその過去に納得したけれど、いくら叔父を倒すためとは言え罪もない城下の人々を大量殺戮するのはどうかと。ゴシックと拷問が嫌いじゃないならいけると思うが趣味がよいとは言い難い。イラストの可愛さに大分救われている。

  • ゴシックホラーなラノベ屋さんが今流行りの異世界モノを書いたらこうなりました、って感じの内容。誇り高き乙女は何をやらせてもカッコいい。色々な誘惑を光の速さで断ったかと思いきや、なんだかんだで優柔不断なカイト。ヒナがMVPではなかろうか。

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著者プロフィール

2009年『B.A.D ―繭墨あざかと小田桐勤の怪奇事件簿―』(刊行時『B.A.D. 1 繭墨は今日もチョコレートを食べる』に改題)で第11回エンターブレインえんため大賞小説部門優秀賞を受賞し、翌年デビュー。主な著書に「異世界拷問姫」シリーズ、他多数。

「2022年 『偏愛執事の悪魔ルポ』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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