北欧女子オーサが見つけた日本の不思議3 (メディアファクトリーのコミックエッセイ)
- KADOKAWA (2017年3月16日発売)
- Amazon.co.jp ・本 (176ページ)
- / ISBN・EAN: 9784040691855
作品紹介・あらすじ
北欧女子オーサの「日本の不思議」探しは止まらない!
野宿から心霊スポット巡り、そば打ち、サラリーマン体験まで、ますますディープな日本に飛び込みました。
スウェーデン人漫画家による日本再発見コミックエッセイ、初のオールカラーで描く待望の最新作!
【目次】
自己紹介
第1章 現代文化チャレンジ編
第2章 伝統文化チャレンジ編
第3章 スウェーデン文化と帰省編
第4章 日本人の不思議な習慣編
第5章 やっぱり不思議な日常編
あとがき
感想・レビュー・書評
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スウェーデン人女性によるコミックエッセイシリーズの第三弾。
今回は日本での様々な体験が書かれてあって、知らないことが多かった。
今回は朝日新聞で掲載された漫画も収録されてるということで、新聞で見た覚えのあるやつも。
ゴキブリがいると分かっている場所での野宿なんてよくできるなぁ。こうやって都会の真ん中で趣味で野宿する人っているのか。結構、衝撃。
立ち飲み屋は、前職で何回か連れられていったことあるけど、いまいちシステムがよく分からなかった。酒飲んで適当につまみとってダベってるという、よくこんなのでなりたってるなと思う空間だった。
後、LGBTの話とか。スウェーデンは同性愛が普通に行われてるけど、フィクションでは同性愛の話がないうえに、長い間キリスト教のせいで同性愛は罪だったらしい。たいして日本ではBLや百合などのフィクションではLGBT作品が多いし、歴史的にも男色なんてことがあったというのに、同性愛は少数、大っぴらにするのに抵抗があるという。この対比は面白いなと思った。
ちょっと驚いたのがスウェーデンの公衆トイレについて。税金が高くて大学が無料だったり、福祉もいいのに、公衆トイレは数が少ないうえに、あっても有料なうえに汚いらしい。日本でもたまに有料の公衆トイレはみるけど、さすがにキレイではあるんじゃないかと思う(入ったことないから分からない)。
後、消せる蛍光ペンなんてものがあるのを初めて知った。ちなみに、消せるボールペンで履歴書を書くのはNGらしい。確か、自分はフリクションで履歴書を書いていたような……(だから落ちまくってたのだろうか……)。
ちょっとよく分からなかったのが心霊スポット巡礼ツアー体験について、漫画では夏に行ったと書かれてあって、その時の誓約書にも心霊スポット巡礼ツアー期間(平成28年7月24日~平成28年9月4日)と書かれてあるのだけど、欄外コラムには「10月だったから、ちょっと夏は過ぎてしまっていた」と書かれてあったこと。いったい、どっちなんだ。 -
日本の「マンガ」に惚れ込んで、やってきた漫画家さんが、日本の日常を観察したエッセイマンガの第3巻だけど、間に別の外伝っぽいのも挟まっているので4冊目かな。
監修者目線で読んで、その解釈もちょっと違う気がするなぁなんて思っちゃう部分まで含めて面白い。
四コマ。
オールカラー。
文化と安全。
エッセイじなく、スウェーデン流でもない、彼女流の日本式マンガも読んでみたい。 -
日本の会社の内装がグレーなの私も嫌!と思いながら読んだ。
グレー+蛍光灯はほんとに精神が死ぬ…
創造性のために、とインテリアを変えられるのはすごく羨ましい。
経験してきた会社は飲食だけど、お洒落なカフェでもバックルームは殺伐とした雰囲気ってとこ、全然あるからね…
機能性、利便性に心とか精神面が全く含まれていないのが悲しい。
男女の差はどの国でも問題になるんですね…
誰かが言ってたけど、日本は女性に男性の負担を負わせようとする(女性が働く)けど
男性に女性の負担を負わせようとした方がいいんじゃないか?(男性の家事育児)
という意見に近いのが出てて納得。私もそう思う。
男女平等の価値観が当たり前のスウェーデンでも現実は違うなら、この差を埋めることってめちゃくちゃ先のことになるのかも。
そしてそば打ちや白塗り、茶積みなどやったことのない体験を沢山されていて羨ましい。楽しそう。
漫画家さんほどこういう普通の人がやらないようなことやってるイメージがある。偏見? -
今回はオールカラー。
取材がほぼメイン。
ゴシックメイクや肝試しに挑戦したり。
スウェーデン帰国編はスウェーデンのクリスマスなどが日本と違って面白かった。
あと男女平等のイメージが強くなっていたけれど育休はやはり女性が多いそう。
親の介護について素直に「どうして協力しないの?」と聞くオーサさんが素晴らしいと思った -
不思議に思うことがたくさんの日本にて
今回は色々体験してみる。
白塗りやら、サンプル制作やら。
驚いたのは、茶摘みの背負う籠。
大きいのだろうな、とは思っていたのですが
ここまで大きいとは…。
三人入るって、どれだけ摘まねばならないのでしょう?
肩が壊れそうです。
逆に驚きなのが向こうの食事支払い事情。
何故そこまで時間がかかるのかを聞きたい。
メモってない、という事なのか…。 -
北欧女子シリーズの第三弾!まさかの路上寝を体験してた(笑)なんでも果敢に挑戦と体験をする人なんだなぁ。やっぱり日本人の文化である「おりがみ」は、外国の方に難しいんだなって思った。まぁ、日本人でもおりがみが苦手な人もいるから、人によるってことだよね。
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朝日新聞の連載がスタートして、楽しそうな(時に怖そうな)体験記エピソードか増えて面白さが多角的になってる!と感じました。
日本人でもなかなか知らないこと・世界があって、さらには見方が自分とは違ったりもしてとても面白かったです。
あと、ちょこちょこ下ネタ挟まれてるのも今までと違った感じでクスッときました(前もあったかもしれないけど記憶がないからたぶんほとんどないはず…) -
<b>ちょっと最近はやりの日本礼賛バラエティのような内容</b>
工場夜景、野宿愛好者、会社員体験、ゲイバー、ホラーツアーなど、ずいぶんと作り込んだネタが多い。
スウェーデン編はやや興味深かった。
書かれているのと逆に、クリスマス料理は、随分と質素にみえた。
ワークシェアリング、男女共同参画など、日本がかなり遅れていると上から目線で述べてくる。
「意識高い系」の価値観押しつけ型と似ている。
個人主義が極大化した北欧らしさ=意識高い系なのかもしれない。
日本ではそのままでは、受け入れられませんね。
使用済み傘袋の連想をストレートに表明されるのは、さすが北欧女子と感服。 -
借りたもの。
オーサさんの異文化・ニッポン体験第3弾。
第一章では現代日本文化体験。原宿で白塗り体験、合羽橋・食品サンプル作成、ペットと保護動物問題……
世相を反映したようなLGBTへの理解(当事者でも悩ましい一緒くたにされる問題)、働き方改革への言及に、折り紙や将棋、茶摘みなどの伝統?文化まで。
動物カフェへの疑問はわかるけれど、ストレスが無いように頑張っている人たちもいるから、そういうところは応援したいのが私の意見。
食肉用の家畜に関しても…温室効果ガスの発生原因の一つとして理解できるけど、それを理由に食肉そのものを否定する理由にしたくないのだと思う。
食肉そのものは罪なのか?
野宿体験というものに驚いた…いくら日本は治安が良いといっても、安心できない……
日本の働き方改革もあって、スウェーデンのそれには関心が高く、読んでいて興味深かった。
スウェーデンの権利の考え方、家事と仕事のシェアの仕方(そもそもスウェーデンの人たちは家事と仕事を分けて考えていなさそう)に、理想と現実があることも、赤裸々に描いている。
心霊スポット体験は興味深かった。私は行ってみたいけど行きたくないものなので……
日常編?も面白い。
味噌汁のなめこのぬめりを「ATフィールド」と表現するオーサさん、ナイス!!b
いつもカワイイ絵で読んでいてほっこりする。 -
白塗りメイク体験が面白い!
スケキヨとか 呪怨の男の子とか
ホラー系しか知りませんでしたが
カラフルな白塗り(変な感じ)もあるんですね
結構 いいと思いました。お人形さん系です
思わず笑ってしまいました( ̄∀ ̄)
立ち飲み屋、私はあまり行ったことがないので、もしよろしければ今度一緒に行...
思わず笑ってしまいました( ̄∀ ̄)
立ち飲み屋、私はあまり行ったことがないので、もしよろしければ今度一緒に行きましょう。
※本の感想に対するコメントゼロでスミマセン(汗)