ホラー作家・宇佐見右京の他力本願な日々 (富士見L文庫)
- KADOKAWA/富士見書房 (2014年8月9日発売)
- Amazon.co.jp ・本 (293ページ)
- / ISBN・EAN: 9784040703039
作品紹介・あらすじ
宇佐見右京。二十九歳、ホラー作家、超がつくほどの遅筆で、〆切り破りの常習犯。そんな彼の担当編集者である青鬼修輔は、今日も今日とて、右京の家に押しかけて原稿の催促をしていた。…もちろん原稿は書き上がっていない。かくしてダメ作家にネタを提供すべく、青鬼は東京・中野の雑居ビルにいる占い師のもとへ右京を連れ出した。だが、そこは「呪いのビル」と呼ばれていて…!?
感想・レビュー・書評
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仄々としたミステリー。特に、小説家右京が可愛らしく、淡々と読める作品でした。
ところで、ウサギ先生といわれれば有名なBLマンガを思い出すのは私だけではないでしょう。どうしても最初はそちらに入ってしまってはいたのですが、それ以上に強烈なキャラクターで埋められて純粋にこの作品を楽しむことができました。でもまぁ、ライトノベルだなと。テンポよく、キャラクターの口調や文章がそこから外れない。私としてはそこから外れた作品を求めていたらしく、ちょっと不完全燃焼でした。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
いやーなんというか、キテるね。好きですよ、結構。
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面白い!小説家と編集者、素晴らしいコンビ。それに絡んでくる大人から子ども、その他も…愛すべき人々。
野菜の散歩については納得させられたし掃除機の話はあり得ると思いました。面白おかしい中に説得力ある斬新な考え方が挟み込まれ、そして最後は少しカーブした家族愛にホロッときた作品。
この方の他の小説を読めばこの小説の登場人物の背景が膨らむのかも。
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タイトルに「ホラー」とありますが、ギャグ寄りです。
一応ホラーぽい要素もあったけど。
話としては、全体的にバタバタしていて纏まりがない。
キャラも中途半端だし。
青鬼さんもドSキャラと言いながら宇佐見さんにすぐ絆されてるし、宇佐見さんもこれで29歳とか……ドン引きでしかない。
伏線ぽいのも、ただの思わせぶりだった。 -
編集者とホラー作家が取材を通じて事件に巻き込まれる。ラノベのドタバタしたノリながらも面白く読んでたら終盤にホラー要素が強くなってちょっと引いた。
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そんなにどSじゃないやろ!!?
むしろデレてるぞ青鬼さん……おいおい……
ややホモくさいと思ったらそういう小説書いてる方なんですね -
ちょっと登場人物(主に主人公)の性格が好きになれず…。
立野さんもいまいち感情移入とかできないままラストになったのでなんだかなあという。
野菜を飼う話はちょっとおもしろそうな気もした。 -
面白かった。青鬼も宇佐見兄弟も好き。