お後は笑顔がよろしいようで (富士見L文庫)

著者 :
  • KADOKAWA/富士見書房
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本棚登録 : 74
感想 : 6
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  • Amazon.co.jp ・本 (252ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784040706801

作品紹介・あらすじ

落語家一門、久条亭には二人の弟子がいる。お調子者の朱雲と、クールで堅気な蒼雲は、いつもの如くケンカしながら、ある日高座で万引きを捕まえた。ところが犯人は意外な人物で、ワケありの悩みを明かされて……!?

感想・レビュー・書評

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  • 面白くてさくさく読めます。落語の知識がなくても楽しめます。読んで落語に興味が出てきました。兄弟弟子二人の掛け合いが好きです。

  •  
    どのサゲも秀逸でしたが、個人的には「紺屋高尾」と「たちきれ」のツートップです。

  • 表紙ホイホイ
    落語すきなので読んでみました~

    んーと
    んーーと

    表紙のふたりが弟子で前座で兄弟弟子なんだけど、
    往来で口喧嘩したりおうちに手料理食べに行ったり
    ほかの人には見せない面をお前だけには見せる的な
    狙ってるのかなんなのか
    作者は女性なのかなんなのか
    仲が良くて(一見悪いんだけど)にやにやする

    落語の改作人情噺はまあうーん
    そんなにわ~!とかならなかったけど

    タイガー&ドラゴンが好きすぎるので
    >>>>>越えられない壁>>>
    みたいな

    でもまあほっこりいい話でよかった
    今頭が近年まれにみるBL脳になってるせいかなー
    ふつうの感覚がわからない><笑

  • 横浜桜木町が舞台と知り、本書を手に取った。寄席の見習いこと前座である、人情派の朱雲と天才肌の蒼雲の二人が、お客さんや師匠の困りごとを解決していく人情話。短編が4つ程収録されており、登場人物のキャラも立っており、読みやすい。まとまっている印象はあるものの、飛び抜けた何かがあるわけではないのが残念。

  • 初めて読む方。
    落語かーと思いつつ手に取ってみたのだがなかなか面白かった。饅頭こわい、くらいしかわからない私ですが本筋と落語の妙技はいい感じに心あたたかにしてくれたよ。
    続きがあるならばちと読みたいかもしれぬ。

  • 落語家“九条亭”の2人の兄弟弟子、朱雲と蒼雲のイメージが、もうまさに表紙イラスト通りww。やんちゃな朱雲とクールだけど根は面倒見の良い蒼雲の凸凹具合に好感が持てます。一見才能無しと思われてる朱雲の才能が花開いていく様を今後見られるのでしょうか?落語の題材が各話に織り込んであるので元の落語にも興味をそそられます

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著者プロフィール

第24回ファンタジア大賞にてデビュー。硬軟織り交ぜた小説表現を得手とする気鋭の書き手。主な著作に『お後は笑顔がよろしいようで』(富士見書房)、『天空監獄の魔術画廊』(角川書店)などがある。

「2016年 『僕とやさしいおばけの駅 』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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