- Amazon.co.jp ・本 (252ページ)
- / ISBN・EAN: 9784040706801
作品紹介・あらすじ
落語家一門、久条亭には二人の弟子がいる。お調子者の朱雲と、クールで堅気な蒼雲は、いつもの如くケンカしながら、ある日高座で万引きを捕まえた。ところが犯人は意外な人物で、ワケありの悩みを明かされて……!?
感想・レビュー・書評
-
面白くてさくさく読めます。落語の知識がなくても楽しめます。読んで落語に興味が出てきました。兄弟弟子二人の掛け合いが好きです。
詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
どのサゲも秀逸でしたが、個人的には「紺屋高尾」と「たちきれ」のツートップです。 -
横浜桜木町が舞台と知り、本書を手に取った。寄席の見習いこと前座である、人情派の朱雲と天才肌の蒼雲の二人が、お客さんや師匠の困りごとを解決していく人情話。短編が4つ程収録されており、登場人物のキャラも立っており、読みやすい。まとまっている印象はあるものの、飛び抜けた何かがあるわけではないのが残念。
-
初めて読む方。
落語かーと思いつつ手に取ってみたのだがなかなか面白かった。饅頭こわい、くらいしかわからない私ですが本筋と落語の妙技はいい感じに心あたたかにしてくれたよ。
続きがあるならばちと読みたいかもしれぬ。 -
落語家“九条亭”の2人の兄弟弟子、朱雲と蒼雲のイメージが、もうまさに表紙イラスト通りww。やんちゃな朱雲とクールだけど根は面倒見の良い蒼雲の凸凹具合に好感が持てます。一見才能無しと思われてる朱雲の才能が花開いていく様を今後見られるのでしょうか?落語の題材が各話に織り込んであるので元の落語にも興味をそそられます