紅霞後宮物語 第二幕 (富士見L文庫)

著者 :
  • KADOKAWA/富士見書房
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感想 : 30
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  • Amazon.co.jp ・本 (251ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784040707204

感想・レビュー・書評

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  • 軍人皇后の第二弾

    前皇帝の遺児が現れる。
    現皇帝より正統性が上。
    まあ、当然もめますな。

    後宮に入るために宦官となった元部下、
    皇后と知らずに知り合った若い三人娘、
    厳しいが頼りになる女官、
    主人公の皇后を中心にいろいろキャラクターをとりそろえて、
    人間関係が主な興味の女の子に受けるよね。
    人間関係といっても複雑にからむタイプでがなく、
    皇后を中心とした放射状のタイプ。

  • 最後の1文…2文?がすごく好きでした。破茶滅茶な運命にかき混ぜられながらも、それでも今が好きだと言える、その潔さがすごく憧れます。

  • 今回も面白かった。
    文林の心情も描かれていて、あとがきに書かれていたように"不憫な外道"ってことがよくわかった。
    あっ、"不憫でドMな外道"か。。

    第三幕も楽しみ!

  • 相変わらず面白かったです。

  • 今回も面白かった。
    キャラも話も抜群にいいんだけど、地の文のラフさがちょっと気になってしまったな……。
    ところで今回はやたらと「その後」の話が出てきたなあ。
    作者さんは2巻を書く予定もなかったそうだけど、3巻以降を書く気もなかったのかな?
    その後の小話自体は大変美味しかった。

  • 男前な皇后である小玉に対する、皇帝の文林の愛がどーやってもハッピーエンドにならないのに、それはそれで楽しめるストーリー。これって恋愛もの?
    アラフォー武官な後宮女官にお姉様と慕われる醒めてる小玉が、とってもいいです。
    "なろうサイト"から消された現代版小玉の話も出版されないか期待しています。こちらはハッピーエンドですが報われる文林も好きです。

    文林と小玉の酒の過ちによるチョメチョメがあり、仲が進展するかと思えば…。残念過ぎる。
    後宮内の陰謀がストーリーメインだが、小玉のアクションシーンがちょっとしかないのが不満。
    次は戦かな?小玉大活躍?

  • 武官として今まで過ごしてきたせいか、今一つ後宮内での立ち回りに不安がある小玉。
    それでも謀反に対する反乱軍への対処は抜群の活躍を見せ、皇帝ですら本当は今も部下として使われたいと思っているほど。
    王朝を存続させるために、誰を弑して誰を生かすのか。不安材料を排除していくのに情を素っ飛ばして処理する皇帝と情を残しながら従う小玉。
    そんな二人の気持ちは通じ合っているようで、恋愛という部分では夫婦なのに夫婦として不完全で、二巻目でも不毛なまま。ずっとこのままなのかしらね。実の子にまで嫉妬する限り、ダメな気がします。

  • 1作目に続き勢いにのって2作目もさっくり読了。面白かったです。
    魅力的なキャラクター達に元気をもらえました。
    前作と同様、やはりなぜか後半の駆け足感。もっと戦闘部分を丁寧に描いてほしいかなあ。
    陰謀ももっと深いといいけれど、ページ数の関係かしら?
    彩雲国も途中から深まっていたので、ラノベだしとりあえずは様子見かなあ。
    2016.05.23

  • 残念な皇帝夫妻が送る中華風ファンタジーの第二巻。セリフ回しのセンスの良さは相変わらずだけど、緊迫した場面の描写が淡白な割に間延びして読みにくいのも相変わらず。ここまで長短が分かりやすく相まみえる小説も珍しい。

  • 陰謀がちょっと薄っぺらい感じ。
    もっとスリリングにドロドロしてもいいんじゃないかな~と思うし、
    ストーリーにはあまり引き込まれなかったけど、
    このシリーズの何よりの魅力は小玉のキャラクター。
    1巻に比べると当然新鮮味はなくなっているけれど、
    彼女を見たくて読んでいるので、今回もおおむね満足。
    くっつくまでのやきもきではなく、
    すでに夫婦なのに恋愛関係でない、という関係を描いているところが
    他と違って楽しみ。

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著者プロフィール

2014年、『生生流転』で瑞々しい人物描写と緻密かつ魅力的な世界設定が評価され、第2回ラノベ文芸賞金賞を受賞。改題及び改稿を加えた本作でデビューとなる。

「2023年 『紅霞後宮物語 第零幕 六、追憶の祝歌』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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