僕とやさしいおばけの駅 (富士見L文庫)

著者 :
  • KADOKAWA
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本棚登録 : 38
感想 : 6
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  • Amazon.co.jp ・本 (224ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784040721071

作品紹介・あらすじ

母親の都合で引っ越すことになった優太。「お化けが出る」と噂されている駅で出会ったのは、しゃべる動物や謎の駅長さん。人とあやかしが再会できるという駅で、駅長さんの手伝いをすることになった優太だけど……?

感想・レビュー・書評

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  • お化けが出る駅で、人とあやかしの再会を手助けする事になった優太くん。
    短くてすぐ読み終えてしまいましたが、続きがあってもいいなと思うくらい優しい話でした。
    最初こそ優太くんは色々馴染めず、誰にも悩みを相談出来ずでしたが、駅でのお手伝いをして少し成長したようで微笑ましいです。
    この駅を利用している間だけなので、いつかは別れが来るのでしょうが、ずっとこのままであってほしいです。

  • 離婚して、母親の故郷へと転校した。

    使うのは自分と母親だけやもしれない、という駅から
    脅しが聞こえればびっくり、です。
    穏やかな駅長、わらわらと出てくる妖怪
    唯一の人間は売店のおばあさんだけ。

    遊んでくれるというか、遊ばれる主人公と
    見守る大人もいるので、過ごしやすいかも?
    子供は子供同士で放りこまねば、どう対処すべきか
    考える頭がなくなりそう、ですが。

    飼い主と飼い犬と。
    約束をした先生と生徒と。
    じんわりとした気分にはさせてくれますが
    最大の謎、片親は? は解けずに終了。
    ヒント下さい! でした。

  • sg

  • 主人公は小学5年生の高梨優太。
    母子家庭で、親戚も無い。
    秋のある日突然引っ越すことになった、母の実家。
    今回初めて、そこが母の実家であることを知った。
    群馬県横川駅から少し歩いて別の駅から一両編成の電車に乗った。…こんな電車って、本当にあるんですか?
    ブザーを押して降りるのを知らせて小竹ノ駅で降りる。母の子供のころからすでに利用者のほとんどいない駅。…この駅はそりゃ創作でしょうが、ブザーで停車してもらう電車ってあるんですか?
    とにかく、そんな田舎の駅を中心に起きる、人と妖の不思議で優しい出来事を通じ、成長する男の子のお話。
    児童書の文庫化なのかと思ったのだけれど、この作者さんのほかの本の表紙とか見てると、この本だけ、異色なんだろうか。まあ、いいお話です。

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著者プロフィール

第24回ファンタジア大賞にてデビュー。硬軟織り交ぜた小説表現を得手とする気鋭の書き手。主な著作に『お後は笑顔がよろしいようで』(富士見書房)、『天空監獄の魔術画廊』(角川書店)などがある。

「2016年 『僕とやさしいおばけの駅 』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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