チェインクロニクル 暁の流星 (ドラゴンブック)

著者 : セガ Enbos

• KADOKAWA (2016年12月20日発売)

作品紹介・あらすじ

アニメ化を前に原作公式ノベライズが登場！　突如現れた暗黒の魔物たち「黒の軍勢」により、世界は滅亡へと歩み始めた。だが、その運命に抗うべく、 ひとりの名もなき戦士が義勇軍を結成して立ち上る！

感想・レビュー・書評

[瀬田宗次郎さんの感想 · 2020年9月21日]

チェインクロニクルの世界観を丁寧に掘り下げるお話でした。ゲームとはややストーリーが異なるものの、ユーリ(主人公)達が生きる過酷な状況や取り巻く環境がとても分かりやすかったです。文章も軽快で読みやすく、キャラクターの心情もとても伝わってきました。
個人的に、終盤の絶望するフィーナを諭して勇気づけるユーリの様子に、フィーナだけでなく私もじんわり涙が出ました。彼の接し方が、ゲームではわからない分、胸にひびきました。
次は聖都へ、ということですが、出版は平成28年、続編はもう厳しいのでしょうか。可能なら続きも是非読みたいです。

[tankoburinさんの感想 · 2017年1月15日]

ゲームをやっているともっと深く知れるし、最初から書かれているのでゲーム知らなくても気になっている！という人にもオススメしたいなー。
ゲーム好きだとな色んなキャラが生き生きと動いているので、なお楽しい！

副都編。続きが出て欲しいな！と思います。

[やおさんの感想 · 2016年12月22日]

"「やってくれるかい？」
ギルバートは再び聞く。ユーリは目頭にこみ上げてくる熱い塊をぐっと堪え、不敵な笑みを浮かべるとこう言った。
「ええ。そのための義勇軍です」"[p.158]

めちゃくちゃ良かった！
話はゲームをなぞりつつ義勇軍初期メンバとの出会いから副都を旅立つまで。
容姿や表情の描写とか隊長の考えとかゲーム上では明示していない表現がたくさんあってめっちゃ嬉しい。挿絵もめっちゃあって嬉しい。
マナの表現は特別無かった(はず)けれど、攻撃方法がスキルを擬えてて格好良かった。
赤い布を締め直す表現好き。
絶対買うので続きがでますように。