神装魔法少女ハウリングムーン 1 (ドラゴンコミックスエイジ)

著者 : 佐藤ショウジ サイトウ・ケンジ

• KADOKAWA (2018年8月9日発売)

作品紹介・あらすじ

『トリニティセブンシリーズ』サイトウケンジ原作×『トリアージX』佐藤ショウジ作画の超強力タッグによる鮮烈魔法少女バトルアクション、始動！！

秘密結社ミレニアムによって魔法少女に“変身”する力を与えられた女子中学生、輝井カグヤは、邪神が地球を狙っていることを知らされる！そして邪神に魔法少女の力を与えられた大親友のヒマワリと相対することに――！

感想・レビュー・書評

[電子王さんの感想 · 2023年11月10日]

ややヴィラン寄りのダークヒーロー的魔法少女。
ダークプリキュアが嫌々正義に目覚めさせられ戦う、ちょっとエッチに。
と表現すればわかりやすいのか、わかりにくいのか、難しいところですが
1巻目の時点で、ちょいとキャラクターを一気に出し過ぎて
ぎゅうぎゅうになっている印象はあったものの
名作になる可能性はあったのですがあっけなく3巻で打ち切り。
一応第1部完という扱いにはなっていますが
長年の経験でわかります、そんなのは方便だと。
二部が始まる事は永遠にないでしょう。

そんな典型的な打ち切り中途半端詰め込み漫画ですが
極上に光る要素が１つだけありまして
魔法少女に付きものの変身シーンがとても濃厚に、丁寧に描かれているんです。
それも実に5ページ前後を使ってじっくりと。
アニメではよくありますが、漫画でそんなのは見た事がありません。
佐藤ショウジさんの抜群の画力を用いた手法、一見の価値はあると思います。

著者プロフィール

2002年 第3回ヤングキングアワーズ新人漫画賞受賞。2006年6月より月刊ドラゴンエイジにて『学園黙示録HIGHSCHOOL OF THE DEAD』（原作：佐藤大輔）を連載。シリーズ累計300万部の大ヒットとなる。他に『トリアージX』『FIRE FIRE FIRE』など。

「2023年 『トリアージＸ　26』 で使われていた紹介文から引用しています。」