スレイヤーズ16 アテッサの邂逅 (ファンタジア文庫)

著者 :
  • KADOKAWA
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  • Amazon.co.jp ・本 (292ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784040729053

作品紹介・あらすじ

魔王との壮絶な戦いを乗り越え、故郷へ向かっていたリナとガウリイ。その途中で立ち寄ったアテッサでは奇妙な野盗騒ぎが起こっていた。案の定リナは用心棒を頼まれるのだが、その騒動は恐るべき危険をはらんでいた!

感想・レビュー・書評

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  • ──我と汝が力もて 等しく滅びを与えんことを!

    遥か彼方の児童期に、初めて文庫に触れたのがスレイヤーズだった。従姉が読んでいたのだった。
    本編完結までは追いかけていたけど、短編の方はどこまで読んだかもはっきりしない。
    正しく中高生向けの元祖ライトノベルなので正しく卒業したとも言える。

    なんと本編の続編が出る、という話題は目にしていたけど特に食指も伸びないままだったのが、さらに第2部(3部?)として正式にスタートするというのでちょっと読んでみた。
    キャプテン翼の続編とかドカベンプロ野球編とか、おじさん向けの無理やりな続編とどう違うのかというと大して変わらないかもしれないけれど、楽しめたので良かった。

    学生時代の友人みたいなもので、会えばその当時に戻ってしまうのでしょう。

    「ザナッファー」、懐かしいわ~。

     ダグ・ハウト    
    「地撃衝雷」、
    ヴ=ヴライマ
    「霊呪法」、
    ラグナ・ブレード
    「神滅斬」、
        ドラグ・スレイブ
    そして 「竜破斬」。

    な、懐かしすぎる・・・。林原めぐみの声が聞こえる・・・。

  • 途中まで読んでいて放置していたのを、先日読了いたしました。
    スレイヤーズは15巻までは読んでいなかったのでどうだろう……分かるかな……とちょっと心配していたのですが問題なかったです!
    それにしてもアニメの影響はすごい。リナのセリフは林原さんの声で聞こえるし、ガウリイもゼルもアメリアもちゃんと脳内再生されるんですよね。すごい。
    登場人物が多くて、ちょっとわちゃわちゃする感はあるんですが、まあそれがスレイヤーズのいいところなのかも。

    何年経ってもリナとガウリイの、兄妹のような親友以上恋人未満のような、背中預け合ってるな~って感じの関係は大好きだなと思いました。
    1巻どこに仕舞ったかなあ~。

  •  平成最後の秋に復活を遂げたライトノベル界の金字塔的作品の最新刊である。
     本編完結からずいぶん経っての新刊であるが、やはりなんと言っても天下のスレイヤーズ。反響が凄まじいことになっていたのは、さもありなんであろう。

     内容的には同窓会的ニュアンスが強いというか、第一部主要メンバー勢揃いのオールスターな展開となっている。
     15巻直後の、帰郷中のリナ(とガウリイ)がアテッサの街で謎の野盗と対峙していく物語であるが、物語のテンポや掛け合いの軽妙さなどはさすがの一言。
     何より、我々ファンにとってはもはや主要な登場人物が公式に会話し、行動を共にしているというだけで「尊い……!」の一言で、ちょっと冷静に評価ができないところはある。

     というわけで、どうしたって星五つ以外の評価などできやしない一冊である。
     物語のテーマとしてみても、やっぱりスレイヤーズらしいなあと思うのが、どうしたって対立は免れえない難しい状況を設定している点である。
     そうしたテーマに簡潔な答えを提示しているのがリナの凄さであり、神坂先生の凄みだと個人的には思う。
     教育的要素を含んだ、本当に正統派のライトノベルだなと思うところだ。この辺は、ファンとしての思い入れをおいても評価したい部分である。

  • 20年ぶりのスレイヤーズ!
    キャラクター勢揃いで感動した。。。
    ボスの武器?とか、すっかり忘れてたけど、wiki読んだら思い出しました笑

  • 久しぶりのスレイヤーズ、リナ、お帰り。

  • 久しぶりのスレイヤーズ。懐かしい軽妙な文体。これぞ旧きよきライトノベルという感じ。

  • 豪華キャストでよかった。ゼロスまで出てくるなんて。ストーリーはちょっと昔みたいにのめり込むことができなかった。でも面白いよ!

  • 【チートな主人公の哲学】
    中高生時代、まったく本を読まなかった自分が唯一読んでいた小説(ファンタジー小説ではあるが)。

    スレイヤーズ

    その長編が18年ぶりに発売。
    『スレイヤーズ16 アテッサの邂逅』

    美少女天才魔導士の主人公リナ・インバースの活躍を描くファンタジー小説。

    主人公は今でいうところのチート。
    「最初から超強力な魔法が使える」「頭がキレる」「伝説の武器を持った強い仲間が一緒」などなど。
    18年前はなかった言葉だが、自分の中ではリナ・インバースに一番しっくりくる言葉だと感じている。

    一日が一年間になる部屋で修行するとか、不思議な力が働いて覚醒するとかもない。

    久しぶりに読んでみて、懐かしさ込み上げてくる一方で、自分なりの魅力を再確認できた。
    その魅力とは、2つ。

    ひとつめは頭脳戦。
    剣と魔法でドンパチではなく、ブラフをかけて相手の出方をうかがい、自分にあるものを組み合わせて戦う。
    そこにワクワクを感じる。

    ふたつめは主人公リナ・インバースの発言や生き様から見える哲学的なところ。
    作中のリナの言葉

    「どうやってもわかりあえないことや、説明しきれないことってあると思うの」
    「けど、完全にわかりあうことが不可能でも、わかろうとすることはできるし、わからないけどそういうものだと認識する、ってことはできるはずよ」
    今回はこの言葉にグッときた。


    次の新刊がでることを切に願う。

  • 懐かしのスレイヤーズ。戦力低下しても態度は大きいリナ。内容はファンサービスです。笑いは少なめかな?
    でも、くもりのない性格というのは読んでいてもスッキリします。

  • 懐かしい。声まで思い出せた。
    しかし、おほほさんがおらんかった。

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著者プロフィール

「第1回ファンタジア長編小説大賞」で準入選した「スレイヤーズ!」でデビュー。ほかに「ロスト・ユニバース」「クロスカディア」「アビスゲート」など著作多数

「2019年 『スレイヤーズ17 遥かなる帰路』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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