知らないと恥をかく世界の大問題 (7) Gゼロ時代の新しい帝国主義 (角川新書)

著者 :
  • KADOKAWA/角川書店
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感想 : 58
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  • Amazon.co.jp ・本 (287ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784040820637

感想・レビュー・書評

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  • 新書でシリーズ第7弾とはすごいなぁ……。TV・新聞・ラジオで流れる時事問題一つ一つについて、100年くらい時代を遡って解説していく。どんな事柄でも、「何も無い所から突然あらわれる」などということはあり得ず、過去を遡ると必ずそこに至る土壌がある。そんな厳然たる真理を、つくづく感じるのであった。

  • 304||Ik

  • 歴史で因果関係を学ぼう。相も変わらず分かり易くて面白い。

  • シリーズ7冊目

    ・昨今の難民はスマホを持ていて、GPSを駆使して大移動をしている。
     充電を無料でさせてくれる場所があるなど、支援する側も昔とは全然違う。
    ・アメリカの大統領選挙の予備選挙の方法など興味深い。
     共和党と民主党では、予備選挙のやり方も違う。
    ・日本も難民問題について考えるときだろう。
     しかし、仕事で留学生の世話をすることがあるが、まるで日本人とは違う彼らとどうやって向きあっていけばいいのかいつも考えている。口で言うほど簡単ではないと思う。国としての制度を整えるだけでなく、受け入れる自治体や近所の人たちの協力についてもきちんと考えないとうまくはいかないだろうな…(*_*)

  • 毎度毎度、1年の世界の動きについてよくまとめてくれていて、知識の整理に役立つ。

  • とにかくわかりやすい。物事の構造を単純化、可視化しやすく説明されています。全シリーズ読もうと決めました。

  • 池上彰の第七弾

    自分は6から読み始めてます。

    今回もイスラム、中東の話題が多く取り扱われている気がしますが
    それだけ重要ということでしょう
    でも馴染みがなくて難しいんですよね、特に宗教がからんでくるから… 苦手…

    そんな中で今回分かったこと

    サウジアラビアはなんだかヤバそうな国だということ

    サウジアラビアは、国家という概念とは違い
    サウド家が支配しているアラビアの敷地内に国民を住まわせているという発想で
    教えの内容はイスラム国とほぼ同じで、公開処刑なども行っているということだ。



    もうひとつ勉強なった事

    やはり日本はアメリカの思うままに動いているということ

    アーミテージ・ナイ報告書についてだ

    アメリカのリチャード・アーミテージとジョセフ・ナイ
    二人は日本をよく知る知日派。
    日本に大変な影響力を持っているので、ジャパンハンドラー
    日本を操る人と呼ばれているそうだ。

    安保関連法は4年も前から彼らにより提案されており
    安倍政権はその提言通りに動いている。

    また、武器輸出3原則の緩和もアーミテージ・ナイの提言

    こちらは言葉のマジックを使い

    武器→防衛装備

    輸出→移転

    と言い換え、武器輸出 → 防衛装備品移転にした。

    武器輸出という言葉だと死の商人ってイメージだから言葉を変えた騙しです。

    ここでも我々はバカにされ、見下されてますね。



    最後にTPP

    最近騒いでないと思ったら…


    関税撤廃の効力が発生する条件として、GDPの合計が85パーセント以上を占める
    6カ国以上が合意する規定があるらしい。

    つまり、アメリカか日本のどちらかが欠ければ発効できない仕組みになってる。

    そして次期大統領候補のヒラリーもトランプもTPPには反対してる。
    だからもう話題に上がんないのか…

    中国経済に貿易の主導権を握らせない様に包囲網の一環だったということだから
    これで中国は経済でも世界の頂点に立つのかもね。

    さて、これから世界はどう動いていくのでしょうか!

  • 難民問題、IS、リーダーの暴走…。世界に潜む新たな衝突の種を、池上彰が相変わらずのわかりやすさで解説する。

    プロローグ 新しい帝国主義時代の到来
    第1章 大転換の中心「イスラム世界」の変化と世界への波及
    第2章 ヨーロッパは受け止めきれるか?
    第3章 内向きになるアメリカの苦悩と巻き返し
    第4章 したたか中国の戦略と東アジア
    第5章 せまりくる人類共通の大問題
    第6章 安倍政権の「世界の大問題」への対処
    エピローグ 近代文明の逆走を止められるか

  • <読んだ日>
    20160520

    <内容・感想>
    2015年~2016年にグローバルで話題になっている事象について、その背景を含めわかりやすくまとめている本。

    池上彰らしく、概ね中立的な立場からあまり著者の主観を交えずたんたんと背景を説明している部分は良い。一方、かなり幅広い事象について取り扱っているので個別の案件いついては、やや詳細が怪しい部分もなくはない。

    特に安全保証については、やや著者の主観が入っているか。

    <行き先>
    Amazon

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著者プロフィール

池上彰(いけがみ・あきら):1950年長野県生まれ。慶應義塾大学経済学部卒業後、73年にNHK入局。記者やキャスターを歴任する。2005年にNHKを退職して以降、フリージャーナリストとしてテレビ、新聞、雑誌、書籍、YouTubeなど幅広いメディアで活躍中。名城大学教授、東京工業大学特命教授を務め、現在9つの大学で教鞭を執る。著書に『池上彰の憲法入門』『「見えざる手」が経済を動かす』『お金で世界が見えてくる』『池上彰と現代の名著を読む』(以上、筑摩書房)、『世界を変えた10冊の本』『池上彰の「世界そこからですか!?」』(以上、文藝春秋)ほか、多数。

「2023年 『世界を動かした名演説』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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