ポケモンの神話学 新版 ポケットの中の野生 (角川新書)

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著者 : 中沢新一
  • KADOKAWA (2016年10月20日発売)
  • Amazon.co.jp ・本 (184ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784040821160

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ポケモンの神話学 新版 ポケットの中の野生 (角川新書)の感想・レビュー・書評

  • 神話学の話はそこまで多くない。ポケモンがなぜここまでヒットしたかが理解できた気がした。

  • 丁度一年前(2016)だと思いますが、ポケモンGOというゲームがダウンロードできて多くの人がやったと思います。ポケモンというのは長寿のゲームで、娘も以前、やっていたのを記憶しています。

    説明してもらった限りでは、ジャンケンをかなり複雑にしたゲームだと思いました。ジャンケンはツールが3つしかありませんが、ポケモンには多くの属性があり(この本で、それが15であると知りました)相手と戦う場合に、その属性を考慮した上で、戦略を練るそうです。

    そんな私が本屋さんで、この本をネットで見つけました。ポケモンの裏話でも書いてあると思ったら、思いのほか難しい内容でした、でも、私がイメージしていた、ポケモンのバトルは、ジャンケンの複雑化したもの(本では五行説についても引用していました)であることが説明されていて嬉しかっです。

    ゲームは多くの人が楽しめますが、多くの人が楽しめるゲームを設計するには、複雑な頭が必要なのでしょうね。

    以下は気になったポイントです。

    ・水辺でおたまじゃくしやザリガニ取りをしながら、片手でゲーム機のポケモンと遊ぶ少年たちがでてくる、というイメージは、20年後に、そっくりの光景がAR(拡張現実)を使った最新テクノロジー(ポケモンGO)によって再現されている(p5)

    ・ポケモンのアイディアのもとになる体験は、小学生時代に通過してきた世界から来ていることが多い(p18)

    ・ポケモンプレーヤーの最終目標は、生息するすべてのポケモンを採集・記録した図鑑をつくることにある(p94)

    ・ポケモンは、たとえ相手と戦ったとしても、相手を弱らせたり殺すことが目的ではなく、新種のモンスターを捕獲・採集することが目的とされているので、図鑑に生きたまま集めていくことに重点がおかれている(p103)

    ・ポケモンには15の属性(ノーマル、火、水、電気、草、氷、挌闘、毒、地面、飛行、エスパー、虫、岩、ゴースト、ドラゴン)のうち、1つか2つの属性を持っている(p128)

    ・ポケモンゲーム最大の特徴は、交換にある。自分が捕獲したモンスターを他人のゲーム機に送り込んだり、もらうことができる(p139)

    ・自分の大切にする対象をトレードに出すという行為を通して、友情の結びつきをつくりだそうとしている(p150)

    2017年5月1日作成

  • 中沢新一といえば中学校くらいで虹の理論を読んで
    こういうモノを書いて見たいと思わせつつも、
    あまりにも胡散臭すぎて直視するのが恥ずかしいそんな作家であった。

    今回もポケモンの神話学ということで
    胡散臭さは満載ではありますが、
    率直に言って氏がポケモンを満喫しているのがよく分かってわりとなごむ。

    おおむねフロイトの話で目新しさはないものの、
    ゲームとデータで構築された世界に文化としての意味を与えたのは
    ひとつの道しるべとして評価できるかもしれない。

    消費される対象というだけではなく、
    生産される場としてインベーダーゲームから辿っていくのは、
    いかにもアカデミズムの手つきだが、
    この人は根が山師だからまぁ、いいんではないか。

  • 対象a、野生の思考については一読しただけではその意味するところが掴めたようでいていざ言葉にしようとすると曖昧となる。贈与論はまさにその通りで、田尻さんのインタビューから交換ありきで生まれたと知って驚いた。

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ポケモンの神話学 新版 ポケットの中の野生 (角川新書)の作品紹介

子どもたちの「野生の思考」は、電子ゲームの世界にこそ息づいている――。大ヒット作「ポケットモンスター」の分析により、現代人の無意識と野生に迫ったゲーム批評の金字塔。新たな序文とともに新装復刊。

ポケモンの神話学 新版 ポケットの中の野生 (角川新書)のKindle版

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