教えてみた「米国トップ校」 (角川新書)

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著者 : 佐藤仁
  • KADOKAWA (2017年9月8日発売)
  • Amazon.co.jp ・本 (256ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784040821641

教えてみた「米国トップ校」 (角川新書)の感想・レビュー・書評

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  • 2020年の大学入試改革制度を考える上でも参考になった。
    米国のトップ校が「人を見る」入試を実施しているのに対し、東大は学力を筆記試験のみで判定する点で偏っていると批判されることが多い。
    しかし米国の事情を詳しく調べる過程で、筆記による学力試験の方が透明性の高い、公平で、比較的安上がりなシステムであると考えるようになった、と筆者。

    高校時代に教科書を一度も開いたことがない市川海老蔵氏が入れるとすればハーバードではなく東大。

    東大は受験科目のみ突破できるだけの学力を持っていれば合格できる。その分、面白く、片寄った学生が入ってくる。

  • 現代の高校生のうち1%に満たないトップ層は東大を滑り止めにし、米国や英国の大学進学を目指している。
    また東大がアジアNo.1の地位から転落して久しい。
    このような状況から東大よりアイビーリーグ、英国トップ校の方がなんかすごいという感覚が私にもあった。
    だがそれぞれの大学を中から眺めることのできる筆者には大学のあるべき姿から逸脱しているトップ校の現状が肌で感じられたようである。
    とても読みやすい良本。

  • 著者の実体験を踏まえたアメリカ大学レポートであり、とても興味深く拝読した。最後の指針については、大学運営・管理に関する点として示唆があると感じた。

  • 世界大学ランキングの盲点
     学費 米国トップ校 年間500万
        国立大学4年間で250万

    教員学生比率 1:7 イエール 1:4
    ただしアメリカは、学部生向けの広義は若手研究員や大学院生

    米国 教員が入試にほとんど関与していない、卒業生の面接をうける、
    フィーダースクール 
    8%の私立校出身者が合格者の40%

    レガシー入学 寄付金を期待

    1920年代 ラテン語などの伝統的な学問の到達度から、リーダーシップや人格といった全人的な側面に入学者選抜の基準を移行 ユダヤ人学生の数を抑制するため

    当時 ギリシャ語ラテン語を教えていた孝行はほどんど私立 学費の高いトップ校がもともと白人富裕層のための学校として作られていた

    プリンストン 男女比 1:1

    イーティングクラブ 食事を介した社交 高い入会金 70-120万

    給料は日本の国立大学の2倍以上

    夏目漱石 最近の東大生は英語ができない 1911のエッセイ 語学養成法
    英語で行われなかった授業を日本語に置き換えることができたという誇りの裏返し

    プリンストン 毎年100名前後の日本語履修者がいる

    複雑な近代科学を論理的に書き記すに足る語彙をもっている非ヨーロッパ言語というのは非常に少ない

    思考のベースとなる言語一つをまず洗練しなければ、文系学問の営みはなしえない

    何語ででなく何をかくか

    私たちは言葉を介して外界の物事や人物との距離を理解する。だとすれば、言葉の数だけ「真実」があるということに「なる

    非英語圏に生まれた私たちの仕事は、英語圏が圧倒的な力で押し付けてくる真実に、日本語に根ざす違った真実を指し示すことで、世界の多様性を守ることにある

  • 2017/9/14 メトロ書店御影クラッセ店にて購入。
    2017/10/8〜10/14

    東大とプリンストン大という日米のトップ校で教授経験のある筆者の日米大学比較論。要するにどちらも良いところも悪いところもある、ということだが、良くある米国大学礼賛ではなく、日本側にやや分があり、というところが本書の特徴であろうか。
    何でもそうであるが、形だけ模倣して日本に取り込むことはほんとに辞めた方が良いと思う。取り入れるのであれば、その文化的背景も取り入れないと絶対に失敗する(法科大学院のように)。山にたとえれば、アメリカは連峰型、日本は独立峰(富士山)型である。企業の分布も同じ。(日本は東京一極集中。アメリカはいろいろな州に大企業がある)国民の意識もそういう風潮があるのだから、そこんとこ良く考えないとどんどん改悪されていくと思う。

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教えてみた「米国トップ校」 (角川新書)はこんな本です

教えてみた「米国トップ校」 (角川新書)の作品紹介

研究でも教育でも羨望の眼差しで語られることが多い米国トップ校。だが、その一つであるプリンストンで教えるようになった東大教授は、日本に蔓延する幻想に疑問を投げかける。語られなかった「白熱教室」の内実。

教えてみた「米国トップ校」 (角川新書)のKindle版

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