「なんとかする」子どもの貧困 (角川新書)

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著者 : 湯浅誠
  • KADOKAWA (2017年9月8日発売)
  • Amazon.co.jp ・本 (248ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784040821733

「なんとかする」子どもの貧困 (角川新書)の感想・レビュー・書評

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  • 116ページ「個性を認めなきゃって言いながら、けなしてる大人。117ページの2行目「子どもがここの大学行ってくれたら鼻高々だわ」って思う自分がこっそりいたりする。って、思い当たるなぁ〜、悲しい。それからミヒャエル・エンデの「モモ」の一節の引用「将来の役に立つってことさ」これも痛いなぁ〜。ついそういう価値観に引きずられちゃんうんだよな、僕は。そして湯浅さんの「1ミリを動かす」「それは、たった1ミリに敬意を払う、私たち自身の姿勢から始まる」そうだよなぁ〜僕も、そんな気持ちにならなければ。

  • 湯浅誠さんがネットニュースに書き連ねた文章をまとめた内容だけに、雑多なテーマが並んでいます。
    これを一貫性がないと受け取るのか、バラエティに富んでいると見るのか、そこで評価が分かれると思いますが、私としては問題を表沙汰にすること自体に意味があると思うだけに、湯浅さんにはがんばってほしいです。

  • 20171029 たまたま体験農園でも子供食堂への食材のおすそ分け活動があり、孤食の事実を知った。この日本で東京都区内でも貧困はあるのだという事実。高齢化社会に向かい貧困の質が変わって来る可能性もあるのでできる事から始めたいと思っていた。この本もそんな気持ちから読んで見た。特別な人だけがなにかをできるわけではなく普通の人が目的意識からする行動が評価される世の中になるべきだと感じ、自分でできる事から始めてみようという気持ちを押してもらえた気がする。

  • 東2法経図・開架 369.4A/Y96n//K

  • 「だんだん」「わくわくエンジン」「明石市」の取り組み紹介が興味深かったです。
    課題だけでなく、解決に向けての取り組みが挙げられているのがいいなと思いました。

    「1ミリ」でも進めるために何ができるか。
    そのことを話し合える人たちが集まれたら、そして行動に移せたら。子どもの貧困を取り巻く状況が変化していきそうです。

  • 高齢化よりもこっちの方が大問題だと思う!

  •  過度の格差は、社会にマイナス。
     食べ物にも困っているほどの貧困は少ないが、居場所がない、当然の経験ができていない、教育が受けられないなどの貧困が存在する。
     大人は子どもに寄り添って、心の栄養、心の中の何かを溜めていく。あるとき、子どもの頑張るエンジン、やる気スイッチが入る。それまで、様々な体験をさせ、後押しして、伸ばしてあげる。子どものなかにしか答えはないのだから、押しつけるのではなく、ファシリテーションとコーチング「引き出す」「認める」「伴走する」。
     主体性と共動性を持たせる。
     1mmを動かす試み。正解志向から、できることをできることからやる志向へ。
     大人は時間がないのか。ミヒャエル・エンデの「モモ」に登場する時間泥棒に時間を奪われていないか。

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「なんとかする」子どもの貧困 (角川新書)の作品紹介

ある「こども食堂」での話。
今日は鍋にしようと、大人たちが鍋料理を作ったところ、高校生の女の子が「みんなで鍋をつつくって、本当にあるんだね」と言った。彼女には、その経験がなかった。みんなで鍋をつつくというのは、テレビの中でだけ起こるフィクションだと思っていた。スーパーマンが空を飛ぶように。
同様の話を、よく聞く。大学生のボランティアに会った中三生が「大学生って、本当にいるんだね」、簡単なクリスマスパーティをしたら「これって現実なのかなぁ」。中三生でも「偏差値」という言葉を知らない。高校生がテスト中に先生を呼び止めて「『氏名』ってなんて読むの?」と聞く。
「あたりまえ」の経験や知識が欠如している子どもたちが増えている。
この子たちが世の中を回すようになったとき、世の中はどうなるんだろうか?

このような状況に腐らず、諦めず、1ミリでも対策を進める人たちが、まだこの国にはたくさんいる!
「あの子はラッキー」で終わらせない。

1ミリを動かすどんな試みが巷に溢れているか。その諸相を紹介していく。
そこには、状況の厳しさと同時に、それに立ち向かう希望が示されるだろう。
子どもの貧困は減らせる。私たちの社会は、私たちの手で変えていける。
それは、たった1ミリに敬意を払う、私たち自身の姿勢から始まるはずだ。
貧困問題の第一人者が取材した、「解決」の最前線!

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