窒息死に向かう日本経済 (角川新書)

著者 :
  • KADOKAWA
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感想 : 2
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  • Amazon.co.jp ・本 (168ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784040822280

作品紹介・あらすじ

働き方改革のもと、政府は「多様で柔軟な働き方」を打ち出しているが、残業代ゼロ法案や高度プロフェッショナル制度など、政府が企む裁量労働制の拡大は、国民を際限なく働かせ、とにかくGDPを上げようとする魂胆によるもの。国の借金は膨れ上がるばかりで、株式市場も日銀と年金資金の買い支えによる張りぼて状態。モノづくり国家の「攻めのガバナンス」のプレッシャーで、大手製造業には不祥事が相次ぎ、年金をはじめ将来不安に怯える国民は、さらに縮み込むばかり。カネ(資本)もモノ(企業)もヒト(国民)も、まさに呼吸困難だが、どうしてここまでひどい状態になったのか。窒息死に向かう日本の現状を分析し、窒息死しないための打開策を探っていく。

感想・レビュー・書評

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  • 結局、何が言いたいのだろう。批判の矛先は理解できるが、では何をやらなければならないのか。特に働き方改革に対してはマスコミでほとんど語られない多くの問題点があると考える一方で少子化の中での方向感でマクロ的にはどんな代替策があるのか、そこまで突っ込んだ内容を読んでみたかった。

  • アホノミクス最終論。このかた、ネーミングはつくづくうまいと思った。

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著者プロフィール

1952年生まれ。同志社大学大学院ビジネス研究科教授。
主著=『新・国富論――グローバル経済の教科書』(文春新書、2012年)、
『老楽国家論――反アベノミクス的生き方のススメ』(新潮社、2013年)。

「2014年 『徹底解剖国家戦略特区』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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