Another(下) (角川文庫)

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著者 : 綾辻行人
  • KADOKAWA (2011年11月25日発売)
  • Amazon.co.jp ・本 (384ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784041000007

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Another(下) (角川文庫)の感想・レビュー・書評

  • 夜見北中学の不思議…その発端は26年前に起きたある生徒の事故死にあった。

    「死」に近づいてしまった三年三組では、その後度々関係者が連続死することに…
    「ない年」と思われていた今年も「それ」は始まってしまった…

    自覚なき「死者」が紛れ込み、皆の記憶も記録も改竄され…そして、、、

    いつの間にか増えた1人の代わりに「いないもの」の役割をあてられていたミサキに話しかけ、「おまじない」の効力をなくしてしまった榊原。

    始まってしまった「それ」を止める方法がOBの残したカセットテープから明らかにされるが…

    球体人形や眼帯、義眼など氏の偏愛嗜好は健在ですね。

    「呪い」とは違い、悪意のない超常現象としての禍が描かれますが「そんなはずない、糸を引く人物がいるはず…」と勘繰ってしまうのは、それで納得したいからでしょうか。

    説明のつかない現象ゆえの不気味さ。夜見=黄泉の世界に引きずり込まれるぞわりとした感覚。

  • 死者の正体についてはやっぱり驚いたものの、ある意味非常に綾辻サン的。
    アニメどうするんだろう・・・と思ったけれど(笑)
    (そのあとさらに「映画?・・・どうするんだよ?!」と思うことになるとは。映画は観てないのでどうしたのかは未だに知らないけど)

    災厄については・・・
    結局「今」乗り切っただけで根本的解決に至っていないのが残念。
    あんなに被害が出たのにー。

    ばたばた人が死んでいく割には怖くはなく、球体関節人形やら出てくる割には妖しさも物足りなく・・・
    サカキくんの語り口調が軽すぎるせいか。

    綾辻さん=叙述トリック、と思っていても「やられたー」となり、文句言いつつも楽しめたので、☆3つと迷いながらも贔屓で☆4つ。

  • こういう結末でしたか。やられましたね。で、最後までホラーなのかミステリーなのか境界線を行ったり来たりしていたと思います。終わりまで読んでも、すっきりしない部分が多いのでホラーとして読むのが良いのかな。もう少しヒントのようなものを示してくれていれば、推理しながら読めると思うけど。なので、ラストのどんでん返しという点においては大成功してると思います。あとがきにあった外伝のような後日談とかがあると面白いと思うんですが、事件の記憶はどんどん薄れてしまうので、恒一や鳴の事件に対する記憶が薄れる前に出してくださいね。

  • 2017年5月6日 上巻 読了
    2017年5月7日 下巻 読了
    冒頭部分をアニメで見たことがあったため想像しやすく、読みやすかった。
    ある中学校の3年3組に起こる「呪い」の物語。
    用事があったので日にちが開いたけれど、
    先はどうなるの?と気になり、
    読もうと思えば一気に読めてしまうと思う。
    作品としては本編と、エピソードSだけのようだけれど、話の起源的なものや、その後もし呪いが解かれる時があるとすればその話などもあると面白そうだなぁと思った。
    ただただ続けていくと理不尽な王様ゲーム化しそうなので、これはこれで終わりとしてもいいのかもしれはいけれど笑
    学園ホラーということだったけれど、
    そこまでホラー感が強いわけではなく、
    怖いものが苦手な人でも読めると思う。
    しかしながら、3組に起こる話を呪いとするのではなく「現象」と捉えることで一気に怖さが半減してしまう。
    ホラーの意味はあるのだろうか……。
    また呪いの起源である亡くなった生徒の意思はあまり重要ではないのも確かに呪いとは言い難い。
    どうしてこんなことになったのかという事が曖昧のまま「これはそういう現象だから仕方ない」と言い切られてしまうと何も言えないが、なんとなく腑に落ちない感じは残る。
    それがホラーといえばホラーなのだろうか(理屈では説明できないという意味で)。
    もう終盤に近いところで、突然見崎鳴の能力が明らかになり、クラスで起きていることより何よりその方がトンデモになっていて、なんとなくご都合感は否めない。
    最後のトドメは、「信じよう、信じたい」だけで行われるのは結果的に正しかったとしても勅使河原がやったこととなんら変わりなく、それでいいのか……という気持ちになる。

    叙述トリックに関しては、さすがミステリを書かれているだけあってとてもうまいと思う。
    九官鳥の名前で「ん?」と思うことはあったけれど、流石にそこまでは思いつかなかった。

    以前読んだ「最後の記憶」というホラー(私からすると全くホラーではない)同様、怖くない、先読みがしやすい、ホラーになりきれていない感じが勿体無いなと思う作品。
    アニメと実写で映像化してるようだけれど、印象がラノベ寄りなのかなと思ったのでアニメ版は良さそうだなと思う。

    エピソードSがあるようなので近日中に読む予定。

  • ミステリーやなくてホラーやからしゃあないけど、なんか納得がいかなかった。『そんな上手い事いく?』と思ったけど、この上手い事いった理由はホラー的要素の記憶の改ざんにあるって事やろうから納得せんとしゃあない。 3年に進学する前に皆でワンピースの腕に『×』みたいな事をやるって示し合わせておいて、始業式の日に実行したら1人を炙り出せる気がするんやけど、結局示し合わせた事を忘れさせられたりしてアカンねやろなぁ。

  • 三年三組に起こっている現象の謎が少しずつ解明されていきますが、
    上巻とはまた違った種類の怖さがぞわぞわと。
    <死者>は誰だろう?と、疑心暗鬼のまま怒涛の終盤へ!
    もう、読み始めたら止まりませんでした。
    ラストにはびっくり!そうきたかー!という感じで。
    でもよくよく考えると、実はなんにも解決していなくって。
    最後までぞわぞわさせられました。

    ホラーでミステリでジュブナイル、みたいな独特の雰囲気が
    とても良かったので、
    夜見山を舞台にした別の話も、いつかまた読めたらいいなあ。

    (2011年12月19日購入、2011年12月21日読み始め・読了)

  • 上よりサスペンスっぽくなってきた★文ならではの最後だった★

  • 結局、オカルトですが
    なかなか、面白いラストでした

    映像版も見て見たいですねぇ〜

  • 最後までホラーっぽさはあまり感じなかった。
    これがホラーだって言う意味は分かる。分かるんだけど個人的にはホラーな感じがしなかったので、多分好みの問題…か?
    でもこれ何にも解決してないよね?来年からまたビクビクしながら過ごすの?3年3組は。

  • 綾辻さんといえば、『十角館の殺人』なんですが今回はそういった本格とは一線を置いたホラーミステリー。
    まさか綾辻さんまで女子中学生と転校してきた男子中学生が昼間からイチャイチャするものを書き始めるとは。まぁそうやってイチャイチャできるのもこの話の中心である"夜見山北中学校三年三組”の何かのせい。それを中心として主人公・榊原恒一と見崎鳴の余りにも不可解な物語は動いていきます。
    何が一番いいかと言われても答えられない、全てがいいんです。確かに伏線ばかりかもしれませんけど、この世界にとにかく魅了されるのだと僕は思います。九十年代という閉塞に満ちた死の恐怖と隣り合わせの時代を舞台に描くっていうのは案外こういうものだと。「もう始まってるかもしれない」と最初に言われたときは何かと思った。けどこれも伏線だった、なんて誰が気づくか。「じゃあね、サ・カ・キ・バ・ラ、くん」なんて凄い思わせぶりな台詞じゃないか。と思いながらこれを読み終えました。最高ですよ‼

  • インコの口癖の違和感が拭えて満足。

    読み終わりは、なぜか、すっきり。

    たくさん人は死んでるのに、不思議だ。

  • 設定の時点からおやっと思っていたけど最後までそれを引きずり、結果あ~あという感じで終わった
    クラスから死者が出てしまうという事件をそういう現象だからという説明だけで片付けてしまう
    この時点で若干納得がいかない
    確かに世の中には未だ説明できていない現象というものはあって、この事件もそんなこともあるかもねという風には思うんだけど、落ちとして叙述トリック的などんでん返し(個人的には全く響かなかったけど)をもってくるなら設定の段階からもっとちゃんと説明できる世界の中で展開してほしかった
    クラスの関係者が次々と死んでしまう事態を現象で片付けられてしまう不思議な世界で、三神先生は怜子さんでしたとか言われても不思議な設定の登場人物の一人が実は一致してたというだけであぁそうですかという感じ
    なんていうんだろう
    そういう立ち位置で読んでないというか、不思議な現象の上に現実的なトリックを持ってこられても違和感を感じてしまう
    うまく言えないけど、面白くなかった
    綾辻さんみんなこんな感じ?

  • 驚いた!!
    そうだった。そうだった。つい忘れてた。
    綾辻氏は最後に【驚愕の一行】をもってくる事を。

    犯人が誰かと推理に夢中になるより、燃え盛る炎だとか、暴風の音
    沢山の死体や怪我人の状況ばかりイメージしながら読んでたので、
    死者があの人だと判明した時は、「ええっ!」と驚いてしまった。

    確かに。
    上巻から何やら訳ありな感じだったけど、それも最後まで読んで思うこと。
    結局 今後も三年三組には「ある年」が続くのか?
    【完】ではなく【了】で終わらせるあたり、余韻もたせるねー!

  • 面白かった…かなりっ!!

    綾辻さん学園ものとかも書くんや…て最初はビックリ!!

    読み終わるのが残念になるくらい面白かった♪


    あーー面白かった!!←しつこいwww

  • 前回のレビューを書いたあと、何故『死者は誰か』を知ることが必要なのか?……という疑問に遅まきながら気づいたのですが。
    ははあ。こう繋がってゆくのねと、納得しました。
    面白かった。


    それにしても見事に作者の思惑通りリードされたような気がします(笑)主人公を死者だと疑ってみたり、母親にも疑いをかけてみたり……。まあだからこそ楽しく読めたのですけれど。

    死者が判明する展開については、意図的に情報が伏せられていたりしてちょっと「む」となりましたが、所々に散りばめられていた情報をかき集めて考えると『その可能性』に行き当たるんですよねぇ。そこがやっぱりミステリだなあと実感。いやはや参った。


    気になるのは来年の三年三組のこと。ちょっと残念なことは、この作品では、あくまで『今年の災厄を止めた』ことまでしか書かれていないんですよね。
    このまま災厄が起こらないようになっていけば、超自然現象的なこの災厄は消えてゆくのかな……。

  • 面白かったー!綺麗なホラーだった。。今まで読んでた綾辻作品はグロテスク系ばっかりだったので、意外な1冊。これはこれでありだと思いました。文庫化待った甲斐があった!

  • 下巻に入りどんどん面白くなってくる。意外な事実も判明し、一気読みだった。

  • やっぱり綾辻さんです~、見事に驚きました。

    ジャンルとしてはホラーなので、超常現象的な事はあるんですけど、それでも本格の要素(謎解き)もあって、とっても面白かったです!

    読み返すとおそらく、すごく伏線があったんだと思われます。
    上巻ではさほど人が死ぬ事もなく(って何人か死んでますけど)、あっさりしてるなぁと思ってたら、下巻でわんさかお亡くなりにヽ(;´ω`)ノ
    これでこそ綾辻さんと思っちゃいました(笑)

  • まさか!のラスト。これは小説ならではのトリック。
    映画化されていたのをたまたま見たが、この物語は文字でのみ成立する。
    たらたらと続く恋心が逆に心地よく物語に引き込まれた。
    お見事!

  • 【あらすじ】
    奇妙な「二人だけの孤独と自由」を過ごす中で、恒一と鳴、二人の距離は徐々に縮まっていく。第二図書室の司書・千曳の協力を得つつ、“現象”の謎を探りはじめるが、核心に迫ることができないままに残酷な“死”の連鎖はつづく…。夏休みに入ったある日、発見させる一本の古いカセットテープ。そこに記録されていた恐ろしき事実とは!?―ゼロ年代の掉尾を飾った長編本格ホラー、驚愕と感動の完結巻。

    【感想】

  • 一気に読み終えてしまった……
    完全に生徒の誰かだと思ってたからああくるとは思ってなかった……
    現象については分かったような分からないような……結局なんだったんだろう……
    千曳先生が途中怪しいな~とも思った時があったけどそうじゃなかった……??あとお母さんも。
    個人的に気になったのは8月9日と15日もかな~特に意味はないのかもしれないけど……
    あのあとどうなったのかすごく気になる。カード残額余ってたのとお安くなってたから軽い気持ちで買ってみたけどちゃんと紙で買えばよかった。他のも早く読みたい。

    上の時にも思ったけど電話しててノイズが入るのって今だと余計怖いなって。普通に繋がるのが当たり前だし。私が経験してないだけかもしれないけど。

  • まさかあの人だったとは…
    伏線に全く気づけなかった

  • 面白かった。
    厄災が終わるのを待つのではなく打って出る。
    死者が誰なのか最期にわかるが、叙述的なトリックもあって、二重に驚きがあった。

    ラストの選択肢が究極すぎる。確証のないまま取り返しのつかない方にするのか、リスクはないが厄災が続く方を選ぶか。

    終わり方もよかった。

  • いや~面白かった!
    全然予想できなかった。
    よくできてるなぁ。

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奇妙な「二人だけの孤独と自由」を過ごす中で、恒一と鳴、二人の距離は徐々に縮まっていく。第二図書室の司書・千曳の協力を得つつ、"現象"の謎を探りはじめるが、核心に迫ることができないままに残酷な"死"の連鎖はつづく…。夏休みに入ったある日、発見させる一本の古いカセットテープ。そこに記録されていた恐ろしき事実とは!?-ゼロ年代の掉尾を飾った長編本格ホラー、驚愕と感動の完結巻。

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