Another(下) (角川文庫)

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著者 : 綾辻行人
  • KADOKAWA (2011年11月25日発売)
  • Amazon.co.jp ・本 (384ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784041000007

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Another(下) (角川文庫)の感想・レビュー・書評

  • 2017年5月6日 上巻 読了
    2017年5月7日 下巻 読了
    冒頭部分をアニメで見たことがあったため想像しやすく、読みやすかった。
    ある中学校の3年3組に起こる「呪い」の物語。
    用事があったので日にちが開いたけれど、
    先はどうなるの?と気になり、
    読もうと思えば一気に読めてしまうと思う。
    作品としては本編と、エピソードSだけのようだけれど、話の起源的なものや、その後もし呪いが解かれる時があるとすればその話などもあると面白そうだなぁと思った。
    ただただ続けていくと理不尽な王様ゲーム化しそうなので、これはこれで終わりとしてもいいのかもしれはいけれど笑
    学園ホラーということだったけれど、
    そこまでホラー感が強いわけではなく、
    怖いものが苦手な人でも読めると思う。
    しかしながら、3組に起こる話を呪いとするのではなく「現象」と捉えることで一気に怖さが半減してしまう。
    ホラーの意味はあるのだろうか……。
    また呪いの起源である亡くなった生徒の意思はあまり重要ではないのも確かに呪いとは言い難い。
    どうしてこんなことになったのかという事が曖昧のまま「これはそういう現象だから仕方ない」と言い切られてしまうと何も言えないが、なんとなく腑に落ちない感じは残る。
    それがホラーといえばホラーなのだろうか(理屈では説明できないという意味で)。
    もう終盤に近いところで、突然見崎鳴の能力が明らかになり、クラスで起きていることより何よりその方がトンデモになっていて、なんとなくご都合感は否めない。
    最後のトドメは、「信じよう、信じたい」だけで行われるのは結果的に正しかったとしても勅使河原がやったこととなんら変わりなく、それでいいのか……という気持ちになる。

    叙述トリックに関しては、さすがミステリを書かれているだけあってとてもうまいと思う。
    九官鳥の名前で「ん?」と思うことはあったけれど、流石にそこまでは思いつかなかった。

    以前読んだ「最後の記憶」というホラー(私からすると全くホラーではない)同様、怖くない、先読みがしやすい、ホラーになりきれていない感じが勿体無いなと思う作品。
    アニメと実写で映像化してるようだけれど、印象がラノベ寄りなのかなと思ったのでアニメ版は良さそうだなと思う。

    エピソードSがあるようなので近日中に読む予定。

  • 最後うまくつながったなとは思うが…なぜそうなる?と推理小説のように思ったらホラーはあかんのやろね。グロシーンはあまりないが、けっこう死ぬなぁ。★★★☆☆☆

  • 玲子という女性が住んでいる家の九官鳥にどうしてレーちゃんなんて名前つけるの?とか。
    恒一は転校してきたばかりなのになんで三神先生が自分達より10歳以上年上だっていうことを知ってるの?とか。
    1998年の公立の中学校に副担任なんていたっけ?とか。
    前巻で色々と引っかかるところがあったのだが…まさか本当に三神先生がキーパーソンだったとは。前巻同様いい意味で裏切られた気分。
    でも鳴の死者がわかる超能力は都合が良すぎる設定だなーと思った。
    超能力なしで解決するという話には出来なかったんだろうか?

  • 著者がお得意とする学園ホラー&ミステリー。しかも本作はホラーとミステリーの境目がどこなのか見分けが付きにくいのがポイント。中途半端にアニメ視聴していたのが悔やまれる。綾辻ファンなら必ず満足できるであろう作品。

  • 死者が幽霊ではなくて生身の人間として、三年三組に紛れている。卒業まで正体はわからない。そして、その記憶は静かに消えていってしまう。これだけなら怖くはないし、害もない。問題なのは、卒業まで毎月、生徒もしくは二親等までの関係者が死んでしまうこと。しかも、無差別だ。そこに死者の怨みや復讐はない。「いないもの」が突然、目の前に現れたり、追われたりする訳ではない。オイラが怖いと思うものとは、少し違う。いつか遭遇してしまうかもしれない死期が三年三組にいる一年間に来てしまうかもしれないという恐怖だ。その意味が、その怖さが知りたかった。

  • ミステリー寄りのホラー。ミステリーよろしく何故?そして誰が?を探っていく話ではあるが、その「何故」と「誰が」の間に繋がりはないという点が面白い。
    そして、「何故」に関しては早々に諦めざるを得ない、というか結局推測しかできないのだ、というところがなんとも真っ当なホラーである。何故か分からないことが起こるから怖いのだ。作中において、その怖さは最後まで晴れることがない。
    「誰が」、に関してはもう引っ掛ける気満々で仕込んできたな?という感想。作者ならでは、と言える。終盤、各所に張り巡らされていた糸が綺麗に繋がる瞬間に、思わず上巻から読み返したくなった。

  • 上下巻一気読みでした。
    推理して犯人を考えるミステリというより謎はそのまま残った感じなのでホラー系でしょうか。
    それにしても最後の〈死者〉にはびっくりしました。

  • 現象そのものは結局超常系だったわけだけど、どのような条件で起こるのか・誰が該当者なのか等ミステリーとしての謎解きや伏線がしっかり入り込んでいて、単純なホラーものとは違う楽しさを感じられてよかった。

  • 結末を読んで思わずそのまま二週目に突入。
    ホラーらしくていいのですが、何にも解決していないのがなあ。

  • 以下、全編通しての感想として。
    綾辻行人さんのこれまでの作品と同様、すごく読みやすい。ストーリーや人物の表情、感情がすんなり入ってくるのは、相変わらず素晴らしい。ホラー作品としてはあっさり気味だろうし、最後のオチやそれを匂わせない中間の描写はミステリ作家らしさが出ている。ただオチ自体は過去の綾辻さんでも使われた手法で、既視感があるから、その点で星ひとつ分、満点には足りないかなってところ。

    とはいえ全体には楽しめる作品だと思います。ヒロインのテンプレ感は、メディアミックスを見据えると仕方ないかなってところかな…

  • ぐいぐい引き込まれる。
    おや?と思うポイントもあって、推理が楽しい。

  • 上巻の時点では、ホラーだからうんぬんとか、超常現象はかんぬんとか書きましたが、すみませんでした。やっぱり面白かったです、最終的に。さすが綾辻行人というか、呪いというか”現象”っていう扱い方が絶妙で、そのおかげもあって、抵抗感なく楽しめた気がします。最後に虐殺の展開も待ち受けていて、手に汗握る幕切れだったし、読み始めると、やめられない止まらない状態でした。先日”エピソードS”が文庫化で出ていたけど、そっちも読んでみようと思います。

  • 初めて読んだ綾辻作品。面白かった。ホラーというジャンルがあまり好きではなくても楽しめた。死者の正体が意外だった。

  • さすが綾辻と思わせる傑作かな。
    どんなに突っ込みどころがあろうとも、有無を言わせぬ力量で読者を引っ張っていく。
    根っこはホラーだから全く非現実的で、人物も設定もあり得ないし、B級映画的なチープさも漂う。
    しかし、展開はスリリングでストーリーに引き込まれるし、クライマックスには本格の雄としての、見事なトリックが用意される。
    学園物としての、甘ったるい少年少女のハートウォーミングな関係も、驚愕の犯人(?)にをめぐる感動と悲しみも、実にいい形で結実した。
    トリックのために特殊な世界を作り出し、違和感を吹っ飛ばす作品に仕上げる。
    このパターンは、大好きだあ。

  • <災厄>の始まりはいつだったのか。
    <災厄>を止める方法を知った恒一と鳴は…。

  • 奇妙な「二人だけの孤独と自由」を過ごす中で、恒一と鳴、二人の距離は徐々に縮まっていく。第二図書館の司書・千曳の協力を得つつ、〈現象〉の謎を探りはじめるが、確信に迫ることができないままに残酷な❝死❞の連鎖はつづく……。夏休みに入ったある日、発見される一本の古いカセットテープ。そこに記録されていた恐ろしき事実とは!? ――ゼロ年代の掉尾を飾った長編本格ホラー、驚愕と感動の完結巻! 解説・初野晴

  • 本という媒体の特徴を最大限利用して面白かった

  • うーん、普通。
    上下巻の割に中身が薄い。展開が遅い割にキャラクターの心理描写が書き分けきれてない。なのでラストの怒涛の展開も唐突な印象です。
    トリックはいつもの綾辻節。さすが得意分野、よく練られています。ただ、登場人物の重要度から予想はつきますけど。
    特異な設定を活かしきれてなくて、なんか惜しい、って感じでした。

  • 正直、㊤巻の3分の2までは思わせぶりな展開で
    イライラしたけど後半…
    そして㊦巻の展開には驚いた!!\(◎o◎)/ノ
    『呪われた3年3組』の謂れを知った恒一。
    イレギュラーな存在として見られてたが
    鳴と同じように《いないもの》になる……。


    教室に紛れ込んだ死者は誰なのか?
    どうやって死の連鎖を止めるのか?

    まさかの死者に驚き!!
    恒一の心中を察すると悲しいモノがある(ノ△T)

    不条理で不可解…これぞ学園ホラー!!!!Σ(ll||д゚ノ)

  • いろいろ推測をしながら読んでいましたが、最後まで騙されました。

  • サスペンスと言うのか、ホラーと言うのか・・・
    ミステリと言うのか、何なのかよくわからなかったが、
    ぐっと引き込まれ、最後まで一気読みしてしまう勢いのある小説だった。

    さすが綾辻さん。綾辻さんならではの魅力が満載。

    こんなに人が死ななくてもいいのにってほど死んでしまう。


    館シリーズがとても好きだが、これも相当読み易いと感じた。そしてしっかり楽しませてくれる。
    戦慄を覚えたり、鳥肌が立ったり、すっかり物語に感情移入している自分が居た。

    全く現実には起こり得ないことだと思うのに。
    不思議だなぁ。

    やっぱり読書って面白い♪

  • イライラしないギリギリのところまで焦らされて、少しずつ少しずつ謎を解決していく、うまいなぁと思った。
    不可思議な現象にあの手この手で挑むもどんどん増える死者。現実感はない設定なのに、なぜか納得させられる不思議な設定。
    鳴の正体は、意味ありげにしておいてわざと普通の存在だったことを証明していく上手さ、ぞくぞくしてしまった。
    最後の展開も、よくある話としてしまえばそうなんだけれど、それでも気づけなかった。

  • 最後まで読んで思ったのは、
    推理をしようとしてしまった場合、
    肩透かしをくらってしまうということ。
    (真相には驚いた。
    ありがちなトリックとはいえ)

    よく分からないルールが
    よく分からないままで終わる。

    なんだ、このやるせなさは。

  • いろいろなところに何気なく伏線が張られていて最後にあっとなる。今まであった違和感はここにつながっているのか、と分かった時が爽快。

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奇妙な「二人だけの孤独と自由」を過ごす中で、恒一と鳴、二人の距離は徐々に縮まっていく。第二図書室の司書・千曳の協力を得つつ、"現象"の謎を探りはじめるが、核心に迫ることができないままに残酷な"死"の連鎖はつづく…。夏休みに入ったある日、発見させる一本の古いカセットテープ。そこに記録されていた恐ろしき事実とは!?-ゼロ年代の掉尾を飾った長編本格ホラー、驚愕と感動の完結巻。

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