TROIS トロワ 恋は三では割りきれない (角川文庫 い 60-5)

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  • Amazon.co.jp ・本 (303ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784041000946

感想・レビュー・書評

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  • 初読

    元ミュージシャン現音楽プロデューサーの響樹
    歌手志望の若く美しい女の子エリカ
    エステティック事業で成功した季理子

    それぞれの視点で
    石田衣良、佐藤江梨子、唯川恵が
    リレー形式で連載執筆という企画物。

    想像通りの展開なのだけど、さすがにサトエリは無理があるんじゃ?
    と思いきや、エリカの若さや粗さといい感じに呼応して
    思ったより違和感なく読めてしまった。
    まぁあらすじ以上の事は何も起こらないんだけどw

    響樹パートでエリカに抱きつかれてついた口紅を
    「あの子のルージュね…」と季理子が指で拭う場面には
    あの子のwルージュwww石田衣良wwwwwと楽しめました

  • 面白い!リレー形式の恋愛モノ、それぞれがそれぞれの思惑の中で恋し焦がれ、行き違いそして思い想われ、、、

    そんな三角関係のそれぞれがそれぞれの立場、目線から描かれている3人三様の恋愛がとにかく読ませてくれます!!!!

    30代の男、20代の女そして40代の女の三角関係。

    なんだかどれもこれも1番人生で輝くそれぞれの時期で読んでいて、どの人間の場合もなんかわかるわぁーっていう瞬間があり、もどかしい気持ちとうまくいかない気持ちとで揺れ動かされます。笑笑

    まさに恋愛を楽しむ楽しくて焦れったい一冊。

  • 「サトエリ」はどうしたってタレントだ。並べるにはいろんな意味でかわいそう。

  • なんとなんと、僕としては初の電子書籍です。
    「本は紙!」っていう固定概念があったんだけど、読み進めてみたらコレはコレでアリだった♪
    話の内容は石田カラーが強い感じ。
    サクサク読めて良かった♪
    よくよく考えたら場所も取らないし、電子書籍悪くないかもって思わせてくれたことに感謝だね。

  • 長年付き合ってある意味安定した、でもまだまだ情熱があるカップルの前に、若い女性が現れて、という石田さんの作品では何度か見たことがあるような設定。
    3人の作家さんのリレー小説ということですが、あまりそれを感じさせられなかったのは、すごいようにも、少し物足りないようにも感じました。なんとなく、さっぱりしすぎてたな、とも。

  • 甘酸っぱい。
    春にぴったりな一冊。

    ふと、来る者は去ってゆくなんて言葉を思い出す。

    いくつになっても、色恋は良くも悪くもエネルギーになるものなのかね。

    ただ、リレー形式よりも石田氏のみで書いて欲しかった感は否めない。

  • 企画としては面白い、と思うけど本当に誰がどの部分を書いたのかよくわからんかった…響樹が石田衣良かな??著作読んだことあるの石田衣良だけだから全部石田衣良に思えてきたw

    そんなに共感ポイントは無かった。電車内でさくさく読むのには向いてる( ´θ`)ノ

  • 恋は三では割り切れない。分かってはいるけど、どうしようもないときがある。

  •  三人で一つの作品を創り上げるって、発想は面白い。

     作者の切り替わりと、人物の切り替わりがリンクしてサクサク読めるし。

     自分はそこまで苦にならなかったけど、統一感や整合性には若干の綻びがあるから、気になる人は気になるかな?

     こんな恋愛は決してしないけど、あぁこういう部分あるなぁ、とか人間観察の一貫として読むと楽しい。

     普通の読書に飽きた方、サクサク読める箸休めにいかが?

  • うん、面白かったけど、響とエリカの感情があんまりよくわからなかった。三人の作者がそれぞれで書いてるのかな。だったら唯川恵は一番読んでいて引き込まれる、きりこなんじゃ?と思いながら読んだ。なんとなく芸能界の話であんまり現実味はない。もっと身近な恋愛ものが読みたい。唯川恵の新しい本に期待

著者プロフィール

1960年東京生まれ。成蹊大学卒業。代理店勤務、フリーのコピーライターなどを経て97年「池袋ウエストゲートパーク」でオール讀物推理小説新人賞を受賞しデビュー。2003年『4TEEN フォーティーン』で直木賞、06年『眠れぬ真珠』で島清恋愛文学賞、13年 『北斗 ある殺人者の回心』で中央公論文芸賞を受賞。他著書多数。

「2022年 『心心 東京の星、上海の月』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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