仲達 (角川文庫)

著者 :
  • KADOKAWA
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本棚登録 : 116
感想 : 20
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  • Amazon.co.jp ・本 (368ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784041001301

作品紹介・あらすじ

魏の曹操の死後、後漢はついに滅び、皇帝となった曹丕は司馬仲達に絶大な信頼を寄せる。大将軍に進んだ仲達は、北伐を企てる諸葛亮の蜀軍と五丈原で対峙するが。「三国志」のダークヒーローに光をあてた力作。

感想・レビュー・書評

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  • 麻薬のところは分からないが、実は成功したのは司馬懿

  • 「三国志」の中では不人気の仲達ですが、私はわりと好きです。

  • 全1巻

  • 司馬懿を主役にした珍しい作品。曹丕、夏侯尚、劉曄、曹爽なども個性的に描かれていて面白いが孔明、馬謖、魏延、孫権の設定が奇抜過ぎて賛否が分かれる作品か。

  • 死せる諸葛、生ける仲達を走らす
    「死諸葛走生仲達」
    実は、仲達は走ってなかったって話。
    三国を統一した晋の礎を築いた仲達を深掘りしていて面白く読めた。

  • 独自解釈は好きだし三国末期という題材も良いが、その独自解釈(仮説)のゴリ押しが過ぎる。史実を咀嚼できていない、結果ありきのご都合主義的な後付っぷりが鼻につく。説明セリフを延々垂れ流す糞漫画のようだ。

  • 「その後の三国志」がとてもよく分かりました。
    今まで吉川三国志などと同じで、孔明死去以降よく知らなかったのですが...

    曹操一族、
    司馬懿一族、
    劉備一族、
    孫堅一族
    そして諸葛一族。

    人々の思惑と天下取りへかける情熱、
    その後継者たちの没落...
    いろいろ思いを馳せると熱い思いとともに悲哀を感じます。

    これを機に、あれこれ調べていきたいと思います。

  • 三国志終盤にフォーカスを当てた話として面白かったし、真実味のある仮説も非常に良かった。ただ、肝心の司馬懿仲達の話としては、人物像を作りきれていないせいで、完成度が中途半端になっているのが残念。

  • 読了。購入本。

    仲達

    そのものずばり司馬懿仲達中心の本です。
    曹丕が皇帝らあたりからスタートで、没する寸前まで。
    各国の情報は間者からの情報なので、誰々が〜だそうです。と報告形式になってます。実にあっけないがスポットが仲達である以上仕方が無いよね。でもその時の仲達の反応が良いのです。

    ネタバレになっちゃうのであれなんですけど。
    孫権...彼は完全にイッちゃってます。
    諸葛亮は闇のブローカーじゃないですかね。
    いやぁすごいですね。
    そう来るのかみたいな感じです。まぁ良いのです。小説だし歴史なんて史実がわからない以上、解釈でしかなく、演義もそうですしねぇ。
    ですので良いのです。

    まぁ面白かったですよ。
    後期魏の部分ではたいへん面白く読めました。
    全体を語らないで仲達で語るから早大なスケールは望めないかもしれないが、三国志ネタがある程度わかるのであればスケールはそこで補完できるし、良いよね。

  • 仲達視点のモノでここまでかかれてるのは初めて読んだ。良かった

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著者プロフィール

1949年倉敷生まれ。同志社大学文学部卒。印刷会社に勤務しイラストレーターとしても活躍。96年『霍去病』でデビュー、98年『白起』で注目を集める。『項羽』『呂后』『光武帝』『始皇帝』『仲達』『煬帝』など中国歴史小説を中心に作品多数。短歌結社「玲瓏」発行人も務める。

「2012年 『仲達』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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