Another(下) (角川スニーカー文庫)

著者 :
  • 角川書店(角川グループパブリッシング)
3.87
  • (26)
  • (21)
  • (22)
  • (4)
  • (2)
本棚登録 : 318
感想 : 28
本ページはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています
  • Amazon.co.jp ・本 (372ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784041001417

感想・レビュー・書評

並び替え
表示形式
表示件数
絞り込み
  • 解決編です。
    全ての元凶の存在や、それらが何なのかを求める後半です。

    叙述トリックですし、見事にしてやられました。
    ここまで巧妙且つ美しく仕上がっていると、もはや感嘆の息です。

    終盤のあの一言は今でも忘れられません。
    凄まじい妙がありました。
    非常に面白かったです。

  • 新作に合わせて何回目かの再読。
    後半なのでテンポも速く、ぐいぐい惹きつけられる展開。凄い。ラストの迫りくる殺人鬼も怖いなあ。本家(笑)にはさすがに及びませんが。
    何度読んでもこの結末は切なくて、胸に刺さります。だけど後味は悪くないんですよね。それが素敵。

  • 面白すぎて一気読みした。
    綾辻さんの話、他にも読んでみたいと感じた。

    来年以降の3年3組も同じような惨劇があるのかもしれないと考えると、なんとも救いがあるのか、ないのか微妙なところだと思う。

  • なるほどそういうことだったのね、と思わせる伏線回収とすべての謎の解決編。 じわじわ来る上巻と驚愕のラストへと突き進む下巻……その“緩急”がすごい!
    W映像化ということで注目されているこのAnother。 アニメは良かったけど実写映画版のほうは大丈夫なんだろうか?
    「気をつけたほうが、いいよ。 もう(実写化は)失敗してるかもしれない」

  • ミステリーとホラーが見事に融合した作品だった。

    死者は誰なのかという謎に加えて様々なヒントが出てきてそして解決に向かう・・・うん、ミステリーだね。
    この緊張感にホラーの恐怖感が見事にマッチしてる。

    いとうのいぢのイラストはピンナップと目次部分のみだが、途中にあっても・・・なんでこの程度で十分。本音を言うとピンナップが描き下ろしだと文句なしなんだけど。

    ところで、下の価格がおかしい気がするんだが・・・
    上巻より結構ページ少ないのに同じ値段ておかしくね?

著者プロフィール

1960年京都市生まれ。京都大学教育学部卒業、同大学院博士後期課程修了。87年、大学院在学中に『十角館の殺人』でデビュー、新本格ミステリ・ムーヴメントの契機となる。92年、『時計館の殺人』で第45回日本推理作家協会賞を受賞。2009年発表の『Another』は本格ミステリとホラーを融合した傑作として絶賛を浴び、TVアニメーション、実写映画のW映像化も好評を博した。他に『Another エピソードS』『霧越邸殺人事件』『深泥丘奇談』など著書多数。18年度、第22回日本ミステリー文学大賞を受賞。

「2023年 『Another 2001(下)』 で使われていた紹介文から引用しています。」

綾辻行人の作品

  • 話題の本に出会えて、蔵書管理を手軽にできる!ブクログのアプリ AppStoreからダウンロード GooglePlayで手に入れよう
ツイートする
×