STEINS;GATE3 境界面上のシュタインズ・ゲート:Rebirth (角川スニーカー文庫 ん 2-1-3)
- 角川書店(角川グループパブリッシング) (2012年1月31日発売)
- Amazon.co.jp ・本 (420ページ)
- / ISBN・EAN: 9784041001431
作品紹介・あらすじ
「誰よりも大切な女性のことを、忘れたりはしない」まゆりの命を救うため、岡部はタイムリープを繰り返す。そして、紅莉栖かまゆりか、助けられるのは一人だという事実に辿り着く。究極の選択に苦しむ岡部に、紅莉栖は彼がとるべき行動を伝える。極限状態の中、気持ちを確かめ合う二人。秋葉原での別れのあと、彼女がとった行動は-。追加シーンと台詞で明かされる、助手・紅莉栖のすべて!大ヒットアニメノベライズ第3弾。
感想・レビュー・書評
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紅莉栖視点のアニメノベライズ、これにて完結!結末は分かっていても、この流れは神。食い入るように読んだ。
だが完全オリジナルの一幕にやや興醒め。仮にも科学アドベンチャーと名乗るものなのに、完全にオカルトになってしまっている。また原作ゲームの鳥肌の立つ神展開にはとても太刀打ちできず、どちらかといえば汚された感じがする。紅莉栖が主人公であり、紅莉栖視点を維持する以上何らかの演出は必要なのかもしれないが、ひどく興醒めした。科学アドベンチャーを名乗るなら体裁は整えてくれよ。 -
4月15日読了。図書館。
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世界線を移動できない紅莉栖に
物語を進行させるのにはやはり無理があった。
序盤からだらだらと長く続く
「~だったらしい」
「~だったということだ」
という伝聞口調に読んでいても混沌を招くだけでした。
岡部がどれだけ苦悩と苦労を抱えているかを伝えたいだけならば
もっと違ったやり方を選択したほうが良かったと思う。
そして終章はオリジナルだけれど好みが完全に分かれそう。
個人的にシュタインズゲートはたったひとつの願いのために
他のあらゆる切なる思いも踏み越えていく
ある意味では非情な物語だったと思うので
最後も夢のようなふわふわした展開ではなく
もっと残酷で、もっと痛烈な切り口であっても良かった。
そういう意味でもやはり本編とは違う作品だなと思わせる。
ただし告白部分だけに限って言えば……
ニヤニヤである(//▽//)
紅莉栖ファンにだけは勧められる作品。 -
reverse からrebirthへ。
本編を違う視点から眺めるreverseが、
今回はオリジナル展開を交えてのRebirthへと昇華しました。
設定上どうしても「聞いた話」パートが長がかったりするし、
本編と比べると多少の設定変更はありましたが、
シュタゲにおいてそれは、世界線の一つとして解釈でき、
特に問題なく読めました。
つーか素晴らしかったので細けえことはいいんですw
まだ別話もでるらしいのがうれしいw
あれかな?劇場版の内容かな??
すげえ楽しみ☆ -
2012/05/27
【好き】アニメ版シュタインズゲートを紅莉栖視点で進行させる小説、最終巻の第3巻。 紅莉栖が知ることの出来なかった本編内容を、岡部が回想で語り補う方法は、仕方ないとは言えダイジェストぽくてあまり面白くなかった。 とはいえ、前巻でのいろいろな疑問は解消されたので良かった(笑) 第8章・因果律のメルトは、フェイリス大活躍のドラマCDの内容をプラスしてβ世界線に移る直前まで。 紅莉栖の心情がよく語られていていたので面白かった。 第9章・循環輪廻のカーラチャクラはオリジナル。 β世界線へと移動している間のほんのわずかな時間内に、β世界線の執念オカリンとα世界線の紅莉栖とのあったかもしれないやり取り。 妄想とか夢に近いので本編からは若干浮いてるかなーと思わないでもないが、執念オカリンと紅莉栖を会わせるという設定が気に入った。 終幕・境界面上のシュタインズゲートは、時間軸を7年後の鈴羽誕生に併せてあったので、オカリンの長い旅が、あぁ本当に終わったんだなと思えた。 だからこの巻はReverseではなくRebirthなのね…なるほど。