万能鑑定士Qの推理劇II (角川文庫)

著者 :
  • KADOKAWA
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本棚登録 : 1880
感想 : 160
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  • Amazon.co.jp ・本 (288ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784041001721

感想・レビュー・書評

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  • ・愛ちゃんの夢物語のカラクリがよく分からなかった。ここのところのカラクリは自分には難しい。

  • 万能鑑定士Qのシリーズ、もれなく読破している訳ではないけど、そこそこ読んでて、好きなシリーズなんですが、この巻はちょっと。。
    オークションや古書についての雑学は相変わらず面白かったけど、本を使っての抽選は理屈はともかく、作業として不自然極まりないし、何より虐待の疑いがある子供を1ヶ月もほおっておくってあり得ないでしょ!そんなの莉子ちゃんじゃない!
    (最終的に虐待は大したことなかった的なことが書かれてたけど、後付けっぽいし。)
    颯人は莉子がひきとるべき、、とまでは思わないけど、大人を信じて!と言ったわりには颯人くんにとって、あんまり良い結果はだせていないような気がするし、なんか釈然としない終わり方でした。

  • オークショニアに転職?!
    つか、
    本当に転職した方が良かったんじゃないかな?
    と、
    思うのね。。。
    しかし、
    小笠原君はがんばった!

    ちょっとほめてあげよう!

  • そこそこ

  • 古書のお話。莉子さんの観察力はぱないの!鋭くて感嘆してしまったw 推理劇シリーズ1作目よりよかったわぁー。
    なんとなーく万能鑑定士の雰囲気はわかってきました。なんか休憩がてら読みたくなるね!

  • 莉子の論理的思考が、感情の起伏に邪魔されて苦労するのが、ハラハラさせられる。もどかしいのは分かるが、浅倉絢奈を登場させるのに、何か意味があったのだろうか?
    本文より
    「学業ってさ」漢那の声はなおも落ち着いていた。「理不尽だよな。もうまともに働けるだけの身体ができあがってのに、授業や部活で生徒を縛る。で、いきなり社会に放りだす。泳ぎ方を教えもせずに、水に飛びこませるようなもんだ。そう思わないか」「条件は誰でも同じです」「違うよ。時期や地域によって異なる。僕らの世代、南の離島じゃ相当に苦しかった。仕事はない。同世代は大勢あぶれている」「だからって良識を失っていいって話にはならないでしょう。みんな努力してるのに」「僕だって同じさ。不合理と不条理ばかりの社会で、何も持たない人間がどうやって逆転できるか、真剣に考えた。理解なんか求めない。これが僕の生き方だよ」どうにもできない哀しみがくすぶり、莉子はなにも言葉にできなかった。

著者プロフィール

1968年、愛知県生まれ。デビュー作『催眠』がミリオンセラーに。大藪春彦賞候補作「千里眼」シリーズは累計628万部超。「万能鑑定士Q」シリーズは2014年に映画化、ブックウォーカー大賞2014文芸賞を受賞。『シャーロック・ホームズ対伊藤博文』は19年に全米翻訳出版。NYヴァーティカル社編集者ヤニ・メンザスは「世界に誇るべき才能」と評する。その他の作品に『ミッキーマウスの憂鬱』、『ジェームズ・ボンドは来ない』、『黄砂の籠城』、『ヒトラーの試写室』、「グアムの探偵」「高校事変」シリーズなど。

「2023年 『高校事変 16』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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