- Amazon.co.jp ・本 (288ページ)
- / ISBN・EAN: 9784041001721
感想・レビュー・書評
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・愛ちゃんの夢物語のカラクリがよく分からなかった。ここのところのカラクリは自分には難しい。
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万能鑑定士Qのシリーズ、もれなく読破している訳ではないけど、そこそこ読んでて、好きなシリーズなんですが、この巻はちょっと。。
オークションや古書についての雑学は相変わらず面白かったけど、本を使っての抽選は理屈はともかく、作業として不自然極まりないし、何より虐待の疑いがある子供を1ヶ月もほおっておくってあり得ないでしょ!そんなの莉子ちゃんじゃない!
(最終的に虐待は大したことなかった的なことが書かれてたけど、後付けっぽいし。)
颯人は莉子がひきとるべき、、とまでは思わないけど、大人を信じて!と言ったわりには颯人くんにとって、あんまり良い結果はだせていないような気がするし、なんか釈然としない終わり方でした。 -
そこそこ
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古書のお話。莉子さんの観察力はぱないの!鋭くて感嘆してしまったw 推理劇シリーズ1作目よりよかったわぁー。
なんとなーく万能鑑定士の雰囲気はわかってきました。なんか休憩がてら読みたくなるね! -
莉子の論理的思考が、感情の起伏に邪魔されて苦労するのが、ハラハラさせられる。もどかしいのは分かるが、浅倉絢奈を登場させるのに、何か意味があったのだろうか?
本文より
「学業ってさ」漢那の声はなおも落ち着いていた。「理不尽だよな。もうまともに働けるだけの身体ができあがってのに、授業や部活で生徒を縛る。で、いきなり社会に放りだす。泳ぎ方を教えもせずに、水に飛びこませるようなもんだ。そう思わないか」「条件は誰でも同じです」「違うよ。時期や地域によって異なる。僕らの世代、南の離島じゃ相当に苦しかった。仕事はない。同世代は大勢あぶれている」「だからって良識を失っていいって話にはならないでしょう。みんな努力してるのに」「僕だって同じさ。不合理と不条理ばかりの社会で、何も持たない人間がどうやって逆転できるか、真剣に考えた。理解なんか求めない。これが僕の生き方だよ」どうにもできない哀しみがくすぶり、莉子はなにも言葉にできなかった。