もったいない! (角川ルビー文庫 146-1)

著者 :
  • 角川書店(角川グループパブリッシング)
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  • Amazon.co.jp ・本 (220ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784041001837

作品紹介・あらすじ

巨額の借金の代償として姉が初恋の相手の圭吾と婚約することになり、ショックを受ける日向。しかし突然姉が失踪し、日向はかわりに家政夫として圭吾の許に身を寄せることに。ところが圭吾は見た目は優しい王子様風のくせに浪費家な暴君で、超倹約主義の日向とは絶望的に性格が合わない。互いに譲らない攻防戦を繰り広げていたある日、日向の初恋相手が圭吾だとバレて、エッチなイタズラをされてしまい!?素直じゃない暴君×純情少年の同棲(!?)ラブバトル。

感想・レビュー・書評

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  • 凪良先生のラブコメ。

    受の日向がダメだった…。

  • 初恋の人の家に転がり込んだ日向。自分のことを好きになってもらいたい。と思っているみたいなのに、遠慮なく言いたい放題しているのが見ていて楽しい。それに負けずにやりたい放題している圭吾も。お互いにだんだん惹かれるのも分かると応援したくなるけれど、2人の自由な感じのやり取りは変わらないで欲しいかも。

  • こちらの作者様はお初です(^^)
    猫かぶり暴君×けなげ少年のカップリングです。
    タイトルは受けの行動からっぽいなぁ~
    なんて思いつつ読み終えました。
    最後はハピエンですが、
    お姉さんのお相手が暴君の知り合いっていうのは
    ちょっとありすぎパターンのような気がしました。

  • こうケチいと、金持ちでなくともしんどいよ?圭ちゃんも、せっかくの隠れ傲慢なはずが、外し気味。かぶりものバンドは印象的で、姉とからむとこは悪くなかったですが、主人公が好みでないのは読みづらい。

  • オモテ裏の激しい亭主関白な王子×ケチケチプチ王子
    幼なじみ。

    最初の受けの中の攻めの王子様イメージがガラガラと崩れるところが
    あまりにもすごすぎてこっちまで引いた(笑)
    猫被りすぎじゃない?>攻め。
    でも、それでも好きだって受けはとても可愛い。
    そこにだんだん惹かれていく攻め。
    もうちょっと、攻めの心情も知りたかったなぁ
    攻めはずーっとツンで最後に慌ててデレデレとろ~んって感じ?(笑)
    落ち着け、攻め!
    でも、攻めのオアシスが出来て本当に良かった。
    (ちょっと口うるさいけどね 笑)

    初恋が実った二人で、ずっとラブラブしててほしいです

  • コメディ。

    この方は、シリアスとコメディ、どっちも書かれる作家さんですが。
    私は、圧倒的にシリアスの方が好きですね。
    コメディの方は、他の作家さんでもいいけど、シリアスはこの方でないとという世界ってかそういうの感じる。

    この作品については、受の節約精神が貧乏くさく、性格上の美徳が感じられず、魅力に乏しかった。
    攻のついても、金持ちって以外に何もなく、コメディでなければ投げ出していたかもしれない。

    せっかくの凪良氏なのに、初ルビーがこれでは残念。編集者さん、しっかりしてよ!!

  • ★4.5。最初は受の主張や魂胆が身勝手に思えましたが、あまりの突き抜けっぷりと妙に素直で憎めない泣き虫キャラに笑わせてもらいました。俺様な攻に振り回されているようで、実際は受が攻を翻弄してるっていう(笑)天然の受に攻が心揺さぶられて行く様子がよくわかり、ニヤニヤしっぱなしでした。亭主関白だけど、絶対受の尻に敷かれるよなあ。俺様な攻が、受の涙にオロオロして機嫌を取ろうとする様子にも萌えました。しかし、寸止めは辛かったろうな(笑)5年後くらいの社会人になった二人が見たい。

  • ラブコメ。コメディでは花嫁モノが大半を占める凪良作品ですが、こちらもざっくり分けると嫁入りものというかんじです。しかも、押しかけ女房ちっくなところが面白かった。

    人がよくてちょっと浮世離れした両親と優しい姉と暮らす大学生の日向。育った環境のせいで、とても節約家になっています。
    人のいい父親が知り合いの借金の保証人になったことで、一家は巨額の借金を抱えることに。そのせいで姉が日向の初恋の相手、圭吾と婚約することになってしまうのですが、姉は結納前日に突如として姿を消してしまい、そのお詫びと称して日向が一人暮らしの圭吾のお世話をしようと乗り込んでいきます。

    圭吾が王子様だと思ったら、実は正反対のワイルド系だったのが笑えました。欠点なしに見える外面の裏で、抑圧された自我を開放してる王子様です。日向にもネコをかぶることをやめて言いたい放題。二人の売り言葉に買い言葉の応酬はポンポンとテンポがよくて、読んでいて楽しかったです。
    しかし、日向がですね、かわいいのに貧乏根性が染み付いている性格で、せっかくの甘いシーンにうっとりすることが難しかったですね~
    貧乏設定でもいいんですが、もうちょっと夢あるほうが話に入り込むことができたかも。
    きのこ事件や、よもぎ風呂は大爆笑でしたが、ロマンはなかったな…
    むしろ、「初恋姫」や「すべての恋は病から」のほうが、笑いと萌えが両立していたような気がします。この話は、節約テーマだったのでリアルすぎた。

    ドタバタラブコメなので萌えはあまりなかったけど、日向が泣いてしまうと圭吾がアタフタしてしまうところは毎回キュンとさせられてしまいました。日ごろ暴君なのに日向の涙には弱いんですよね。
    さらっと読めてクスっと笑えるコメディーでした。

  • 凪良さんのラブコメ初めて読みました。CDは聴いた事ありますが、小説ではシリアスしか読んだ事なかったのでなんだか不思議な気持ちでした。のほほんとした世間知らずのお金持ちお坊っちゃま×貧乏庶民のふんわりラブコメかと思ったら、攻は猫かぶりだったという。攻が外面かなぐり捨てて怒涛の文句を並べるシーンで目玉飛んでった(笑)でも外面王子、中身は傲岸不遜な最低野郎、と思いきや育った環境で染み付いてしまった優しさは抜けないんでしょうねー。冷徹になり切れないし、泣かれただけでおろおろするって。かわいかったです。あと千人斬り、へーとか言ってからかってたのに経験なしと知ったらからかうのやめたりとか、そういうところが良かったです。大事なとこは大事にしてる感じ。
    くっつくのがかなり後ろの方だったなぁと。残りページ少なくて、え?と思いながら読んでました。ラブコメコメくらいでコメディ寄りかな?さらっと気軽に読めました。

  • うーん・・・。
    自分には合わなかったお話でした。
    攻さまと結婚する予定の受けさまの姉妹が突然失踪して・・・というのはよくある話で、自分的には好きなシチュエーションだったのですが、この本では萌えなかったです。

    カワイチハルさんの絵は好きなんですが。

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著者プロフィール

1973年生まれ、京都市在住。2007年、BLジャンルの初著書が刊行され、デビュー。17年『神さまのビオトープ』を刊行し、高い支持を得る。19年『流浪の月』と『わたしの美しい庭』を刊行。20年『流浪の月』で「本屋大賞」を受賞する。同作は、22年に実写映画化された。20年『滅びの前のシャングリラ』で、2年連続「本屋大賞」ノミネート。22年『汝、星のごとく』で、第168回「直木賞」候補、「2022王様のブランチBOOK大賞」「キノベス!2023」第1位に選ばれ、話題を呼ぶ。翌年、同作の続編にあたる『星を編む』を刊行した。

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