- Amazon.co.jp ・本 (190ページ)
- / ISBN・EAN: 9784041002186
作品紹介・あらすじ
「お前の匂いが俺を誘っている」-そんな意味不明な理由で、香港の実業家・皇蒼鷹に体を奪われた雪斗。「運命の伴侶」だけに感じるフェロモンを雪斗が放っていると、飢えたように発情する蒼鷹に激しく抱かれ、不覚にも絶頂を感じてしまう。二度と会いたくないと思っていたのに、実家のトラブルでヤクザに襲われた雪斗を助けたのは、なんと蒼鷹。振り払いたいのに、ヤクザに盛られた媚薬で喘ぐ体は、甘い香りとともに蒼鷹を誘ってしまい…?鷹VS兎の弱肉強食ラブバトル。
感想・レビュー・書評
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前作よりこっちのキャラの方が好きかも。
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「絶体絶命の恋」のスピンオフで、今回のcpは鷹×黒兔です。前作のように王道なメロメロcpじゃなく、互いに何でこんな奴のこと好きになったんだ?って納得いかない者同士なのが面白くて、ちょっとハラハラさせられたりもしました。
甘いだけじゃなくて、ぴりっとスパイスが効いています。
皇獅子を憧憬するものの、♂でしかも弱っちい伴侶にメロメロな彼への失望を隠しきれない皇蒼鷹。自分は匂いで導かれる「運命の伴侶」など信じていないと強い信念を持っていたのに、雪斗と出逢った事によってその気持ちを覆される事になります。
あれだけ信じないと決め込んでいたのに、雪斗に逢った途端に匂いにつられて理性も吹っ飛び押し倒してしまう残念な攻様。そのくせ、雪斗を淫売呼ばわりする失礼で横柄な態度なのです。
出会いは最悪な二人です。
もちろん、雪斗はそんな蒼鷹に素直に抱かれるはずがありません。激しく抱かれて感じてしまったものの、怒りと屈辱でいっぱいになって彼の元から逃げ出します。
蒼鷹は蒼鷹で、平凡な男である雪斗を抱いてしまった事実に愕然とするのですが、彼の発する匂いに抗えない事をはっきりと認識します。
認めたくないけどやっぱり相手が忘れられない二人のやりとりが面白いのです。前作登場の白兎と893が絡む事件で、蒼鷹は雪斗と思わぬ形で再開する事になります。前作がリンクしていて、白兎や、皇獅子、そして優哉も登場するのも見どころです。
今ひとつ気持ちがかみ合っていない蒼鷹と雪斗ですが、激しいHを重ねるごとにだんだん心が近付いていきます…相手への想いがあふれてるけど、嫉妬が入り混じっていたり疑惑を抱えながらだったり、単純に甘いだけのエロじゃないところがツボです。蒼鷹も獅子に負けず劣らずの絶倫なんですよね…
今回もベッドシーンは大量。最初は雪斗に利己的で酷いHをした蒼鷹が、最後には相手を想う気持ちにあふれたHに変わってるところが、とっても上手い描き方で胸キュン。 -
なんともはっきりしない攻ですね。なんとも不思議な二人です。
そしてお兄ちゃん!この人って謎・・・・・。 -
スピンオフでした。前作は皇獅子が結構魅力的だったけれど、受の優哉の大人しい感じがあまり好みじゃなかったんですが、今回の雪斗はかなり気が強くて結構楽しめました。でもサクサク読めて楽しめるんだけれども、なんだろ?設定に惹かれて買っているのにも関わらずこんな文句をいうのは筋違いなんだけれど、やっぱり香りから恋に落ちるというのはどうも、寂しいというか本当の恋愛じゃないなって思ってしまいました。今回は前作で気になっていた白兎の身元判明でしたので、とても楽しめました♪